2010年6月30日水曜日

泣いて済むか!!

なんだかテレビで大相撲の親方が泣きながら釈明してました。
自分の罪をかぶってくれた大関をなんとか助けてやりたいそうです。
『クビにするなんて簡単に言わないで、人生かかってるんですから!』だそうです。
でも、大関も賭けてたんでしょ?額の多少は関係ないじゃないですか。


 涙と鼻水でぐしゃぐしゃに成りながらの訴えですが、大の大人の親方と言われる人がこんなに甘い考えだからアノ社会はダメなんじゃないですか?
自分の職業に対する信用を自分達で踏みにじったんですよ?
真面目にやってる力士達にどう言い訳するんですか?
大関を助ける事が、相撲界全体の信用をなくす事にまだ気がつかないんでしょうか。
大関に対する自分の罪悪感を薄めたいだけでしょ?


仲間内でやってる感覚で、『お金が暴力団に行ってたなんて全然思わなかった。』そうです。
それは実際そうだったかもしれないけど、一般社会でそんな言い訳が通用すると思ってるとしたら、やっぱり、この人達を残してはイケナイでしょうね。


 世の中には泣いて謝れば済む事と泣いてもわめいてもダメな事があるんだって、子供に見せなきゃいけないのが大人の役目でしょ。
もっともその役目はもっと上の人達、国を司る人達にもあるんですけど、こちらは平気で嘘をついてお咎め無しだからねえ〜!
むしろ、そっちの方が子供には見せられないね。


だって、『なんであんな人達が選挙で選ばれたの?』って聞かれたらなんて説明すればいいんですか?

あれが、サッカー!

昨夜日本が惜敗した後、スペインポルトガル戦を途中迄見ましたが・・・・、
やっぱり違うなあ〜!


パスの鋭さ、ドリブルの華麗さ、走る速さ、当たりの激しさ、いずれをとっても格段の差!
球技というより団体格闘技!

日本の様にゴール前迄来てモタモタパス回しなんかしない、どっからでも隙あらば針の穴を通す様なシュートが打てる!
すごいですね〜!


『あれが、サッカー』
だとしたら、まだまだ日本の前途は多難です。

残念!

たった今、日本対パラグアイ戦が日本の惜敗で終わりました。
延長戦になってもお互い得点出来ず、PK戦による決戦。
残念ながら今回ベスト8入りは出来ませんでしたが、双方死力を尽くした良い試合を見せてもらいました。


 私はサッカーに関しては素人で、四年に一度のワールドカップの時くらいしか観戦しませんが、その私が見ても日本の実力は以前より着実に上がって来ている、と思います。
 パラグアイ選手個々のドリブルワークは流石に見事で、個人の実力はやはり未だに日本よりかなり上だなあと思いますが、チームとしてのパスワークなどが一昔前より格段にテンポも早く、正確に成って来てると思いました。
以前より積極的に前に出てゆくシーンも増えて、相手ゴールを脅かすシーンも何度かありました。
ただ、やはりもうチョットと言う所で決定力に欠けるのは残念なところです。
まあ、その日本相手に得点出来なかった訳だから、今回パラグアイも守りは堅いが攻撃力はそれほどでも無かったと言う事なんでしょう。


しかし今回パラグアイ相手になんとか守り切っただけでなく、一歩も引かなかった日本のサッカーは評価が高まるのではないでしょうか。
これを機に海外リーグで活躍する選手がどんどん出て来て、その彼らが日本の地力を上げてくれたら、次回のワールドカップはもしや・・・と期待出来そうです。
とは言え、アジアだけでも韓国や中国もどんどんレベルアップしてゆくでしょうから事はそう簡単では無いのでしょうが。


それにしても、PKの時くらいブブゼラは止めて欲しかった。

2010年6月29日火曜日

当然の実験結果

高速無料化した路線で交通量が何パーセント増えただの、渋滞があっただの、マスコミは報道してますが、そんなことは当たり前でやる前から解ってた事。


 無料で目的地迄早く着けるなら、みんな高速道路を走るのは当然。
だって高速道路と言うのは、A地点からB地点へ早く安全に走行出来る様に出来てるんだから・・・。
道幅は広く急カーブも無い、対向車は居ないし信号も交差点もない。歩行者も自転車も無いからストレス無く安全に走れる訳です。
渋滞が無く、不必要に飛ばしさえしなければ一般道より安全で、燃費だっていい訳です。
だから、途中に用事さえ無ければ高速道路を選ぶのは理の当然。
むしろ無料になっても交通量が増えない区間は、そこに有料の高速道路が存在する必要があるか・・って事です。


もう一つ。
無料化実験で高速道路の交通量が増えるのは当然だけど、並行する国道、鉄道や市街地の交通量がどうなったのか誰も報道してないのは何故?まさか誰も調べてない?
総交通量が同じなら一般道や市街地は交通量が減ってる筈で、市街地の渋滞は減ってる筈でしょ?それを調べる為の実験じゃ無かったの?
高速道路を無料のバイパス化することによるメリットには誰も触れないのは何故なんでしょう。

例えば西湘バイパス箱根新道。
これらは無料になることで観光シーズンにはもちろん混雑するし渋滞するでしょうが、有料で渋滞してるから腹も立つけど、タダなら文句も出ないでしょ。
それも承知で来てるんだから。
でも、並行する国道1号、135号や周辺市街地の交通量が実験前より減れば、地域住民にはメリットでは?
だから本当なら首都高速東名高速・東京〜御殿場間あたりで実験しないとねえ。




どうも、
『実験してみたら渋滞が増えるので、やっぱり無料化は止めます』
と言う為のデータ作りなんじゃないか、との疑念が拭えないんですよね〜。





Cafe de Jewelry 生徒作品完成!

先日のCafe de jewelry講座で、生徒さんが作ったWAX原型が仕上がりました。
生徒さんと言っても、私の母とそのご友人達なんですが・・・。


母は78歳。その女学校時代の同級生でろうけつ染めの作家でもあるYさん、そして二人より歳下ですが、母が教えている木彫教室の生徒Mさん。
もう二人のお友達を加えて五人会を結成して、しょっちゅう集まってはオシャベリを楽しんでいる仲良しグループです。

今回は三人共ペンダント・トップを作って行かれました。
Mさんはお孫さんにプレゼントしたいそうです。


前回うるさかった母も今回はおとなしく生徒さんを演じてくれて、なかなか楽しく講座を終了しました。
三人が削ったWAX原型がこちら。
もちろん、難しい所は現場でこちらが修正したりしてます。
一番ザックリなのが母の作品。
星がMさん。
左右対称な幾何学的な星は作るのがなかなか難しいので、
あえて非対称な成り行き任せのバランスにしました。
でも、それがかえってオリジナル感を出しています。
Mさんにしか作れないバランスですよね。

これらを鋳造前に仕上げ直し、重量計減、鋳造不良のリスクを減らす為に裏から内側を削り中空にして925silverで鋳造します。

これを仕上げて完成です。

Yさんの作品表面は柔らかいヘアライン仕上げになっています。
Mさんのふっくら、コロンとした星は鏡面仕上げにして、
裏側にお孫さんの名前を刻印しておきました。
喜んで戴けると良いんですが。

Cafe de jewelry講座
七月は7/7,21,28  am10:00~開講です。
シルバーリング製作      ¥3800+¥1200(ランチ代金)   
シルバーペンダント製作    ¥4000+¥1200(ランチ代金)
 
 料金には完成品の価格が含まれます。

材料や工具はこちらで用意してありますから手ぶらでお越し下さい。
制作後はカフェ・フーケのランチをお召し上がり戴けます。
受講には前日迄の予約が必要です。
   あらかじめカフェ・フーケ(03-3708-5038) にご連絡下さい。03-3708-5038) 


連帯責任!

最近大相撲が野球賭博問題でもめてますね。


 こういうときこそ、大原則にもどって処断するのが肝心なのに、大の大人が集まってなにをグズグズやってるんでしょうか。
高校野球をご覧なさい、たった一人の飲酒喫煙、喧嘩に万引きでチーム全体が連帯責任で出場停止、監督は辞任・・・なんて当然のように処断されるんですよ。その是非は別として・・・。


 名古屋場所をどうするなんて簡単じゃないですか。賭博に関与した力士がいる部屋は場所には参加しない。親方は監督不行き届きで解雇。
力士に至っては高校生の万引きレベルどころか、そもそも賭博自体が違法行為なのに加えて暴力団絡みの犯罪に手を染めていたとなっては知らなかったでは済まされないし、
神聖な土俵を汚したと自ら職を辞するのが当然でしょう。


 多くの部屋が参加出来ず、場所の興行が成り立たないなら仕方が無いですね。
はっきり言って、大相撲が一場所無くなろうが国民は全く困りません


 名古屋場所に関係する業者も、場所が無ければ商売上がったりなんだから相撲協会を訴えても良いし、それが困るなら協会は迷惑かけた業者に倍償金を支払うというのが、当たり前の判断なんじゃないかな。
そしてこれを機会に、相撲協会も公益法人格の指定除外を自ら願い出るべきでしょう。
国技なんだから他の格闘技興行団体とは違うんだ、というならそれに見合う姿勢を見せてくれないとねえ。


さもなければ、身に覚えの無い不祥事で高校三年間の夢を棒に振った球児に一体なんと説明するんですか?

2010年6月28日月曜日

クチナシの花

今では指輪も廻る程〜


 渡哲也の名曲がありますが、最近歩いていてクチナシの花の香りが漂ってる所があったりして、梅雨も夏に向かってるんだなあと思う好きな香りの一つです。
この花の香りでいつも思い出す記憶があります。
もっとも、歌の歌詞の様な色っぽい話でも哀しい話でも無いのが残念ですが。


 香りは記憶に直結している事もあって、それに触れる度に思い出すシーンや人があるわけですが、不思議と子供の頃の事ってあんまり香りと直結してないような気がします。
特に花の香りなんかでは・・・・。


子供の頃にもどこかでクチナシは咲いていた筈なんだけどね。
それとも、今程園芸用としてあちこちに植えられていなかったんでしょうか。


クチナシにしても春先のジンチョウゲ、秋の金木犀と記憶に残るのは中学生以降になります。
それまでは、花の香りなんかあんまり何とも思わなかったと言う事なんでしょうかね。


 小学生の頃住んでいた社宅は畑の真ん中に建っていたので、周りには肥だめも幾つかあって夏は微妙な匂いがその周りに漂ってたり、冬の朝には収穫したネギを通学路沿いに流れる農業用水で根っこに着いた土を洗うんですけど、その鮮烈なネギの香りや、寒い朝肥料用に積まれた馬糞の山から湯気が立つ匂いなんかは今でも鮮烈に思い出せるのに、花の香りと言うのは記憶に無いなあ・・・・。
男の子と女の子は違うんですかねえ。
それとも住んでいた環境の方が大きいのかな。
住宅街の中で育てばそんな香りに触れる機会がもっとあったのかもしれませんね。
やっぱり『氏より育ち』ですねえ。

『孟母三遷』と言いますが、
こんなところにまで影響する訳ですから馬鹿に出来ないですね。



今更実験って!

 今更ながら高速道路無料化実験なるものを始めましたが、一体何の為の実験?
高速を無料化したらどうなるかやってみますと言う事なら、そんなことも予測しないで無料化をマニフェストに掲げたんなら、あまりにいい加減。


 そもそも、社会実験というならなぜ全国で一斉にやらないの?
無料になった所で渋滞も起きない様な所で実施してそのデータが何処で使えるって言うんですか?
高速¥1000とか深夜割引なんかは全国一斉にやってたじゃないですか。
その結果の解析と言うのはやってるんでしょうか?
そのうえに更に実験というには、どういう目標のためにどういうデータをとるのかも不明瞭。


 鉄道やフェリー等の代替交通機関があるところで実施して、それらにどういう影響が出るのか見ないで意味があるの?
それらに影響が出るなら実験すら出来ない、と言うなら将来的に高速を無料化して日本の物流にドラマティックな変化を起こす、というマニフェストなんかはじめからやる気が無かったと言う事になりますよね。




どう考えても選挙目当てで、政権を維持したらやっぱり実験の結果無料化は止めますなんて言い兼ねないですね。
無料化した路線のある選挙区でどれくらい支持率が上がるか、の実験なんじゃないですか、コレ?

情けは人の為ならず・・・

という格言があって、情けをかける事は良く無いと誤解されてる・・・なんて話を聞きますね。
ちなみに、正しくは人に情けをかける事はそれが廻り回って自分に帰ってくるのだから、結局は自分の為になるんだ、ということだそうです。


 今日もテレビがつまらないので、我が家では夕食時にDVDに録画してある『男はつらいよ』を見ました。
この映画は相手を思いやる”情”の美しさを感じさせてくれます。
もっとも、時として相手を傷つけまいとの考えが行き過ぎたりして、それが却って相手を傷つけたりしてしまうんだけど・・・・そこは喜劇映画ゆえなんでしょうね。


 サクラが兄の寅さんを思いやる様子は毎回見ていて涙が出るんですけど、それ以上に寅がマドンナを思う気持ちは子供の様に純粋で、これまた行き過ぎていて笑えてしまうんですね。
でも、寅さんは心底マドンナの為なら『にっこり笑って死ねる』訳です。
不幸な彼女の夢を叶えてやりたい、楽させて上げたいと言うのは経済力の無さで哀しいかな無理なんで、せめて傍に住んで見守りたい・・・自分の人生は捧げますという心底なんです。


 寅が場末のキャバレーで歌うリリイの姿を見て『大きな劇場でリサイタルを開いてやりたい・・・』とサクラ達に夢物語を語るシーンが私は大好きで、それをかなえてやれない己の情けなさに自嘲気味に語るシーンは見る度に涙が出ます。
寅さんも、自分は世の中大勢の人のお役に立てない事はよ〜く自覚してるから、少なくともたったひとりマドンナの為に生きたい、と思ってるのかもしれませんね。
でも、それさえも出来ない自分の情けなさ・・・。


 自分を含めて、最近では薄れて来つつ有る『人の為に生きる』という精神が、ここには脈々と息づいています。
そう言えば子供の頃は周りの大人は皆『人に迷惑をかけないようにしなさい。世の中の人のお役に立つ人になりなさい』と言ってましたね。
自分の幸せよりも、大切な家族や愛する人の為になることを第一に考える・・・だから身の程知らずな寅の純愛は『馬鹿だねえ!』と笑われこそすれ、軽蔑されてはいない。


みんなどこかでそんな気持ちが大事、と解ってるからでしょうかね。
きっとそうだと思いたい今日この頃です。

2010年6月26日土曜日

アボカド・バーガー再び!

前回お台場でアボカドバーガーを食べて、なんだかアボカドって存在感の無い味・・・・みたいなことを書きました。
今日、学校での授業後に妻と二人で学校の近所のバーガー屋さん(表参道、お台場と同じチェーン店)に行って来ました。
今回は妻がアボカドバーガー、私はスタンダードバーガーにパイナップルをトッピングしてみました。
結果は・・・・
アボカドさんゴメンナサイ!私が悪う御座いました!


輪切りのパイナップルが少しソテーしてあるものが乗ってるのですが、バンズにはさんで食べるとパイナップルの繊維感が硬く、ちょっと違和感が・・・・・。味も甘過ぎかなあ。
それに反してアボカドはネットリした触感がジューシーなビーフパテの肉汁感を増してくれて、且つ舌に油濃さが残るのを防いでくれてる様で、良いマッチングでした。
もしかすると、アボカドの新鮮さや熟し具合で印象が変わるのかもしれませんね。


まあアボカドが良く合うのはもう解ったので、次回はベーコンエッグ乗せを試してみようかなと思います。

2010年6月25日金曜日

アノ声は・・・?

以前から気になっていたのですが、シャラポワ選手の試合中のアノ声は、対戦相手からクレーム出ないんでしょうか?
集中してるから聞こえないか、気にならないんでしょうかね。


 あれだけハードなゲームをプレーしてるんだから、ボールをヒットするとき声ぐらい出るのは仕方ないのかもしれないし、現にそれで並外れたパフォーマンスを我々も楽しめてる訳ですが、いかんせんテレビで観てると、アノ声は気になる。


 サービスやボレーなんかの決めのショットだけとか、ギリギリのショットが決まってヨッシャー!と出るのは解るんだけど、彼女のは止む事無くだから・・・。
 昨夜のウィリアムズ選手も声出してましたが、もっと低音でライオンの咆哮の様だからマアそんなに気にならないんだけど、シャラポワのは音も高いし長いんですよ。


音を消して見るとボールの音も解説も聞こえないから・・・。
サテ困った!

消費税を還付?

首相が言うには低所得者層の不公平感を取り除くためには、全額還付も視野に・・・だそうです。
あきれかえりましたね、まったく。
私は税に関しては素人ですが、それでもこれが馬鹿げた事だと判る。
第一、還付の根拠はどうする?
レシート領収書のたぐいは、小額なモノも全部保管して申告しないとダメでしょ!?
加えてそれらが本物か偽物かどうやって判別するのか?
今迄申告しなかったサラリーマンまで申告に押し掛けたら、税務署なんかパンクでしょ!
それにそもそも、住所が無くて申告出来ない本当の困窮者には還付されないじゃないですか。
例の自民党時代の定額給付金の際に、さんざんその給付のコストが問題になったのにモウ忘れたの?!
徴収や査定や還付にコストがかからず、かつ不公平感がないのが良い税制なんじゃないですか?
お金がないからと増税しておいて、還付のために経費をつかってどうする!


 だったら消費税増税なんかしないで、かつての物品税と同様、生活必需品は非課税として贅沢品の税額を累進的に上げたらどうなの?


 それに所得税の累進課税を見直す、儲かってる企業(トップが9億円も貰ってる会社をはじめとして)の法人税を上げるとか。
ただ所得税にしても法人税にしてもお金持ちには節税という手があるから、補足率から考えると物品税等の間接税の方が取りやすいかもしれませんね。


もう一つ、今財界が主張している『法人税を下げないと日本企業の国際競争力がなくなる』という論調にも疑問があります。
かりに今法人税を下げて経済を建て直しても、その結果日本の信用が上がって今より円高になったら、法人税が低くても単なる製造業はやはりやっていけないでしょう?
そしてその単なる製造業のノウハウや熟練工の質の高さこそが、これまで日本の武器だったわけです。
国際競争力のあるオンリーワンの会社は、法人税が高くても世界を相手に今立派にやってるわけだから、競争力と税率は話が別なんじゃないですか?
法人税が安くなれば、日本に乗り込んだ外資(中国企業あたり)が国内企業を買収するだけじゃないですか?


 税金は沢山稼いでいて払っても困らない、払える人が払う、というのが公平なんじゃないですか?
消費税は税率が低く生活必需品が非課税ならまだしも、今の状態で増税したら格差が増すだけだと思います。
それに、私を含めた零細小売店などは消費税を国庫に納付しなくても良いというのも、おかしいですよね。
 もう一つ、例のガソリン税の時も書きましたが、二重課税は解消するつもりは有るのでしょうか?


だいたい、先の衆院選には四年は消費税上げませんと言ってたのに、首相がこんなトンチンカンな事を選挙戦開始早々言い出すんじゃ、高速道路無料化に始まって、ガソリン税撤廃、普天間問題等、民主党って本当にその場しのぎの口先だけのド素人集団なんだとみんな考えるんじゃないかな。


かといって、それを攻撃してる野党もじゃあ政権取ったらちゃんと言った通りやるのか・・・・?
疑問ですよねえ〜!



2010年6月22日火曜日

芝生の上の死闘!

例のブブゼラの音が耳障りで、観ていてイライラしてきますね、ワールドカップ。


 そんな中、今年もまたテニスのウィンブルドンのシーズンがやって来ました。
サッカーとは打って変わってマナーの良い観客に見守られて、審判の声と打球音のみがコートに響きます。
息詰まる緊張感が支配する静寂の空間・・・どちらの選手にも好プレーには拍手と声援が注がれる、スポーツマンシップとフェアプレーの精神に満ちた時間。
やっぱり紳士淑女のスポーツですね。
特にウィンブルドンは王室も関わってるから、よけいにそう思えるのかもしれませんね。


だからといって観客が全員正装では無いばかりか、普段着っぽい服装の観客が多いのもイギリス人らしいというか・・・。
全仏のローランギャロスの観客はもっとファッショナブルでセンスのいい服装で、ああフランス人ってお洒落だなあ〜と思ったもんです。


さて、男子シングルスは、フェデラーが今年も『芝の王者』の座を守るのか、新旧交代があるのか気になります。
どんなに追いつめられた局面でも冷静な表情を変えないフェデラー、大好きです。
去年の対ロディック戦、一昨年の対ナダル戦、共に決勝での試合に恥じない白熱した歴史に残る名勝負でした。
今年もセンターコートの芝は選手達の血と汗と涙を吸って、美しくイギリスの陽光に輝くのでしょうね。


・・・と思ったら、なんと王者フェデラーが一回戦でランキング60位の選手相手に苦戦!
格下の選手相手にいきなり2セットも先取されて、あわや・・というところから、流石に王者!という挽回を見せ、最後は疲れの出て来た相手を手玉にとっての勝利!
なんだか、わざと見せ場を作って会場を盛り上げてくれたのではないかとすら思える程、土壇場で強いフェデラーでした。
ものすごいプレッシャーだろうに、一体試合中何を考えてるんでしょう。


とは言え、いつもなら正確無比なショットを見せてくれるのに、今日はミスの多かったフェデラー。
決勝戦まで進めるのでしょうか・・・。
眠れない夜が巡って来そうです。



バター!!もしくは薄幸の麗人

テレビを点けたら偶然『男はつらいよ』をやっていてビックリ!
今回は、マドンナに吉永小百合を迎えた作品でした。



 東京のOLの歌子(吉永小百合)は結婚を控えた友人との女同士の旅行で、ひょんな事から旅先の寅さんと出逢い暫し旅の空を共に楽しむのですが、彼女には何となく薄幸な印象が・・・・。
 そして、久しぶりに柴又に帰って来た寅さんに歌子は会いにやって来ます。
実は小説家で頑固な父に、多治見で陶芸修行中の青年との結婚を反対されているのです。
そんな事は露知らぬ寅さんは、自分に会いに来てくれた歌子に心をひかれていきます。
 
まあ、お決まりのごとく今回もなかなかにあっぱれなフラレっぷりでした。
剣の達人に一刀のもとにバッサリ袈裟懸けに斬られた様なもんです。
まさに、流れ星の様にはかなく流れ去った恋・・・という感じですね。

それにしても、今を盛りと輝く吉永小百合のような美人に
『私、寅さんと出逢えて本当に良かったわ!』な〜んて、
あんなに屈託ない笑顔で言われたら寅さんならずとも誤解するよな〜!

育ちが良い美女って、悪気がないだけに時として残酷!

余談ながら、終わり近くに汗をかきながらかき氷をつくるオバチャン。
本当にリアルな自然な演技ですよねえ。


尚、タイトルの『バター!!』の意味する所は本編をご覧下さい。




2010年6月18日金曜日

カッコイイ!

昔から映画を観ていて、冒頭のタイトルロールがカッコイイ映画と言うのは、大体本編もおもしろいものでした。
 古くはヒッチコックの作品『北北西に進路をとれ』(click)ソウル・バスに始まって、オードリー・ヘップバーン主演『シャレード』007シリーズのモーリス・ビンダーとか・・・・。


007シリーズは主役や監督が代替わりしても、導入シーン、振り返り様拳銃を抜き打つガン・バレルシークエンス、主題曲が流れタイトルロールというのがお決まりで毎回来た来た〜ッ!とワクワクさせてくれます。安心してみていられる老舗の味ですね。
主役がダニエル・クレイグに変わった第一作『カジノ・ロワイヤル』は相当力が入っていたようで、タイトルロールも素晴らしかったですねえ!CGやアニメーションと実写の巧みな融合はこのシリーズの伝統ですが、主題曲も含めて決まってます!

主題曲『YOU KNOW MY NAME』
ええ、モチロンよ〜く知ってますよ〜!
この作品でも、映画の最後で自己紹介してますから。
スパイが自己紹介、も変な話ですが・・・。

2010年6月17日木曜日

もみじマーク等不要!

もみじマークの表示義務化に不評が多いので、新たなマークを何点か候補をあげて決めるそうです。
それにしてもどのマークもこれなら素敵!と付けたくなる様なものが一点も無いのはいったいどういう訳なんでしょうか。
やっぱり元のがヨカッタとするための出来レース?と疑いたくなります。
天下り役人のいる法人や企業に仕事を廻す為の税金の無駄使い!?


そもそも、なんでもみじマークが必要か、高齢者を区別しなくてはいけないのかワタシには理解出来ません。
今ある初心者マークで十分事足りると思うのですが。
予期せぬ動き、運転の不慣れ、様々有るでしょうが周囲を走るドライバーが配慮したり注意したりしなくてはいけないのは同様なはず。


 だいたい枯れ葉色にすること自体、高齢者のプライドを逆撫でしてるのに気がつかないのか?
せめてそれまで無事故無違反の高齢者はゴールドにでもしてあげれば、付ける事によってより一層安全運転に留意するでしょうし、それを目指す人も出て来るでしょうに。

デモンストレーション

 昨日は開講日でしたが予約の生徒さんが入ってなかったので、講座自体は開講しなかったのですが、何もしないのも宣伝にならないので店頭でデモンストレーションをさせて戴きました。
店頭と言ってもメインの通路に面している訳ではないので、さほど通行量が多い訳ではないのですが、お店に来られるお客様のなかで興味を持たれた方にどんなことをやるのか直接説明出来ました。
何組かのお客様に『おもしろそうね!』言っていただけたので、やってよかったです。
来週も講座にお客様の予約が無ければ、またやらせて戴く予定です。

 ただ、店外でエアコンがないので、昨日の蒸し暑さにはまいりました。
作業を始めるとつい集中してしまうので、10時から昼食をはさんで四時まで頑張ったのですが、軽い熱中症のようになってしまいました。
来週は手元が暗いので照明を用意して、ランチのお客様が来始めるお昼前くらいからにしようと思ってます。

2010年6月16日水曜日

ホッとする映画

最近殺伐とした映画ばかり観て来たので、現実の今の世界にちょっと疲れました。
そこで、心をリセットする意味も含めて観たのが『男はつらいよ』、ご存知寅さんのシリーズ。


 妻もワタシと結婚してから観る様になり、今では二人して大ファンです。
以前NHKで放映したものをほぼ全作品録画してDVDにしてあり、とっかえひっかえ何度も観ています。


 中でもマドンナに売れないドサ回りの歌手リリイ役で浅岡ルリ子を迎えた作品は妻も大好きで、
『やっぱり寅さんにはリリイさんよ!』と申しております。
世間もそう思ったらしく、山田洋次監督は四作に同じ役でリリイさんを使っています。
ちなみに最終作もリリイさんでした。


若いときにはなんか低級なバカバカしい映画だなあ、としか思えなかったのに40歳過ぎてから観ると全く違う感動を感じて、ああこんな名作をリアルタイムで楽しめなかったなんて残念!でした。
毎回観る度に、それぞれの台詞に込められた心情など様々な見方が出来て新しい発見があります。
今はもう無くなってしまった日本の風景もまだまだ残っているし、高度成長経済で薄れてゆく大家族の良さなんてモノもそこにはあります。
この映画に共感出来る日本人でヨカッタ!と思えるんですよね。


そして、サクラの優しさと共にいつも涙を誘うのが、それぞれのマドンナに合わせて作られた音楽。
このリリイさんのテーマも秀逸ですよねえ。
その他のマドンナのテーマも本当にピッタリ役に合っていて、
作曲の山本直純ってスゴイ!と思います。


脚本、監督、役者、音楽と三拍子も四拍子も揃ったら、良い作品が出来て不思議は無いですよね。

2010年6月15日火曜日

正気の沙汰じゃない!

先日の『プライベート・ライアン』(SPR)を観ていると、Youtubeの画面に関連動画がいろいろ出ていて、その中から
『BAND OF BROTERS』(BOB)を観てみました。


 こちらはどうやら映画ではなくTVドラマシリーズだったようです。
SPR)は米陸軍レンジャー大隊の活躍を描いていましたが、(BOB)は101空挺師団所属のある部隊のアメリカ本国での訓練時からヨーロッパ戦線での作戦行動をテーマにしています。
SPR)のスピルバーグが製作、トム・ハンクスが監督で、2001年にはゴールデングローブ賞を獲得しているのでレンタルビデオその他でご覧に成った方も多いと思います。


 一話完結のドラマでそれぞれ舞台と成る土地が違うのですが、一番印象的だったのがやはりD-DAYの場面。


ノルマンディー上陸作戦の援護のために、空挺部隊は敵の戦線の背後に降下しなくてはならないのです。
というか、それが空挺部隊のそもそもの仕事です。
とまあ、ここまでは訓練して来た彼らもわかってるでしょうが、実際の戦場となると想像を絶しますね。


 まず降下は夜間。
当然真っ暗な大地に降りるから、それだけで怪我の可能性は高くなります。
木や高い建物なんかも寸前まで見えないでしょうから、引っかかって宙吊りになるかもしれません。
そんなところを敵に見つかったら、射的の的同然です。
もちろん降下中に敵に見つかったら、下から狙い撃ちされます。だから夜間に降下、なのかもしれませんね。


 それ以前に凄い!と思ったのは、対空砲火です。
空挺部隊は当然目的地迄輸送機で運ばれ、目標地点上空で飛行機から飛び降りる訳ですが、敵も黙ってる訳は無いです。
輸送機が被弾して、目標地点に到達する前にまるごと火だるまに成って墜落してゆくシーンもありました。
そんな中、敵の打ち上げる高射砲弾が花火の様に間近で炸裂し、対空機関砲の弾がヒュンヒュン飛び交ってる中に飛び降りるんです。
まるで、弾に当たりに行く様なもんじゃ有りませんか!避けようも無いし・・・!
まさに正気じゃ出来ない!です。


降りたら降りたで、仲間と集まる迄は敵のまっただ中に一人!
しかも空挺部隊はその性格から携帯する武器弾薬は軽装備です。
火砲や戦車なんかに対応出来る重火器を持ってないんです。
目標に到達し敵を制圧して拠点を占拠しても、援軍が合流出来なければ孤立して全滅しかねないんだから。


 海兵隊にしろ空挺部隊にしろ、最前線に投入される部隊員と言うのは、命令されたらその通り身体が動く様になるまで訓練して、本能としての恐怖を感じないロボットになってないとダメなんでしょうね。
優秀な兵士になればなるほど非人間的になる、もしくは人間性のスイッチが切れる様でなければいけない・・・。
前線から休暇で帰った兵士や帰還兵が異常をきたすのもむべなるかな・・・・。
沖縄で事件が絶えないのも解ります。


レジャーとしてのスカイダイビングには興味が有りますが、空挺隊員と言うのは海兵隊員同様成りたく無い!
それ以前に、人の命がまるで虫をつぶす様に失われて行く戦争自体が
絶対にイヤ!

2010年6月11日金曜日

D-Day 斯くも虚しき浪費!

そう言えば6/6はノルマンディー上陸作戦が決行された日でした。
第二次大戦時ヨーロッパを制圧したナチスドイツに対して、米英等の連合軍が反攻を始める第一歩となった史上まれに見る大規模な侵攻上陸作戦です。
英国南部ドーバー海峡をわたりフランス北部のノルマンディー地方の海岸に連合軍は奇襲上陸作戦を敢行したのです。
『史上最大の作戦 The Longest Dayとして映画化もされましたね。
子供の頃この映画をテレビで観てその作戦の大規模かつ周到な準備と、それをなしえたアメリカの国力に驚くばかりでした。1944年当時、すでに日本には物資も無く敗戦に向かっていたのですから。
今回は、98年製作の映画
youtube で見てみました。

 公開当時かなり話題になったしTVでも放映されたのでご覧に成った方も多いと思います。
戦場シーンでの手持ちカメラの多用、わざと粒子の荒い映像などが話題になってその後の戦争映画作りにかなりの影響を与えた記念すべき作品と言えるのでしょうね。
公開された時ワタシは観に行かなかったのですが、アメリカ映画の様にお金をかけ放題にかけて作った映画に対する反感がまずありました。
戦争の悲惨さと言うのが、あんなに特殊効果や特殊メイクでリアルに再現しないとアメリカ人には作れないの?伝わらないの?というものでした。


 今回小さなパソコンのスクリーンを通してこの作品を見て、ちょっと考え方が変わったのは事実です。
戦場には音や振動だけでなく匂いもあるので完全に再現する事は不可能なのは仕方ないけど、最近の映画館の優れた音響システムならかなり実際に近づくんじゃないか・・・と思いました。
 だから、以下の映像は気の弱い人は見ない方が良いですね。


それにしても、上陸のシーンを見ていて感じるのはその圧倒的な物量、それを支えたアメリカの国力ではなく、
『なんて無駄な!なんて無慈悲な!なんて無益な!』です。
あまりにもあっけなく失われて行く命、命、命
若い兵士達それぞれの二十数年の人生が本当に無造作に絶たれて行くのを見ると、敵に対する怒りよりも虚無感が湧いて来ます。
生産でなく破壊と殺戮のためだけに人の命が粗末に失われて行く。
それこそが戦争の本質なんでしょう。
この映画はこのオマハビーチのシーンにこそ価値があると思いました。
お金と時間をかけてリアルさを追求しただけの事は在った訳です。


それにしても海岸の陣地からバリバリ機関銃撃って来る中、身を隠す遮蔽物も無い海岸に重装備で足下の悪い砂浜に放り出される。
考えただけでイヤです!
それ以上に、そんな兵士達がどうなるか解っていて作戦実行の命令を出す、と言うのはどんな気分なんだろう。
勲章なんか貰っても到底癒えない心のキズになりそうです。
その罪悪感が、たった一人の兵士を救出すると言う命令に繋がって行くのでしょうが。

 確かにヒットラーのナチスがヨーロッパを手中に納めたら、もっととんでもないことになっていたでしょうから、この作戦は必要だったとは思うのですが、実際に作戦を立案した人達はこのような兵士の死を
『人的消耗』
という数字でしか考えないのでしょうねえ。
もちろん兵士一人一人の命の重さを考えてしまっては、作戦なんて立てられたものではないのでしょう。

 かつて武士には刀を抜かない様に身を処す事が求められた様に、戦わないこと、戦わないで済む様にする事が、政治家や軍人にとって最良の作戦で最大の命題であることは今も変わらない筈です。
沖縄の海兵隊をどうするか、というのも大事な論議だけど、まずは彼らが出動しなくて済むようにしてもらいたいものです。
極東の緊張が高まってる今、この映画のオマハビーチのシーンだけでも良いから権力者に観てもらいたいですね。