2010年11月26日金曜日

誕生日に。

作品展の準備等ですっかり忘れていましたが、11/19はワタシの誕生日でした。
姪達からメールが届いたり、母からカードが届いたり、挙げ句に父からメールが来たのには驚きました。
八十歳の父からお誕生日メールって、ちょっと照れくさいですねえ。
まあ、だからメールなんでしょうが。
とりあえず健康でこの日を迎えられて、両親に感謝!


そうそう、先日サプライズバースデーを仕掛けたT女史からもメールが届きました。
しかもなんと、デコメール!
苦労して初めてデコメールを作って下さったそうです。
感謝!


周りが憶えていてくれて有り難い事なのですが、もう誕生日が嬉しい歳でもないし、作品作りで忙しくて特に何かイベントをするつもりも無かったのですが、家人は仕事が休みで家に居たので、夕食にとお赤飯を作ってくれました。
お酒が飲める夫婦だったらボジョレー・ヌーボーかなんかで乾杯するのでしょうね。
手前はレンコンと鶏肉の煮物。
先日家人の実家から戴いた柚子を上に散らしてあります。
なかなか香りが良くて、美味しくいただけました。
妻にも感謝!


 それにしても柚子にしろ春の木の芽にしろ、ちょっと加えるだけで本当に美味しく戴けますよね。
我が家には柚子は在りませんが山椒の木が植えてあるので、春から夏にかけてお吸い物は美味しく戴けます。
例に依って食べてしまってからの写真です。
本当はお赤飯も煮物も沢山あったのです。

 せっかくの誕生日、これで終わりもなんだから・・と、夕食後にいつものカフェに出かけました。
コーヒーにケーキを頼んだのですが、よせば良いのに家人が『誕生日なんです!』なんて言うもんだから、店長さんが気を利かして小さなショートケーキにロウソクを立ててくれました。
カウンターの隣のお客様が笑ってるじゃありませんか、恥ずかしい!

今回は洋梨のケーキ。
タルト生地にムースが乗って、トロリとかけたソースが美味しかったです。

 しかも会計の時に思ったより安かったので尋ねると、ワタシのケーキはサービスして下さったそうです。
いつもながらさりげないお心遣いに感謝!

と言う訳で、豪華な食事も高価なプレゼントも無かったけれど、家族や仲間、知人にお祝いされてジンワリ、ホッコリと幸せを味わった誕生日でした。



2010年11月24日水曜日

Cafe de Jewelry 生徒作品完成!6

先日11/10のサロンで、生徒さんが作った作品が完成しました。
本日のサロンでお渡し出来て喜んで戴けました。


こちらは、リピーターのM様の作品。今回はPINにしました。
今日早速、上着の襟元につけて帰られました。


こちらは初めて参加されたY様の作品。
シンプルなデザインのピンブローチです。

本日もM様が新しいお友達お二人と参加されました。
こちらが本日のサロンでの、皆さんの作品のWAX原型です。
ちょっとイビツなハートがM様の作品。
  
仕上がった作品をお渡しするのが楽しみです。

こうして少しずつ新しいお客様の輪が広がって行くのは楽しいモノです。

2010年11月17日水曜日

初めての個展やります。

三年前からTNTの三人で毎年三人展を開催して来ましたが、20年以上前に三年間勤めていたGEM ART様の御厚意で今度初めて一人での作品展をやることになりました。


期日は2010.12.17~23
場所は表参道の根津美術館前にある
GEM ART 
 TEL 03-3400-1271
時間は11:00~19:00(最終日のみ~18:00


今回のテーマは
Frozen Flowers




前回は『春』がテーマでしたが、今回はクリスマス前と言う事で、冬の花をイメージした作品を考えています。
例に依って全てチタニウムを使っての作品です。
もっと早くから準備するべきだったのですが、四月の三人展直後から六月に始めたCafe de Jewelryの下準備にかかりきりになったり、夏に体調を崩してしまったりしたせいで制作がだいぶ遅れてしまい、ようやくDMが完成しました。




ただ今新作を鋭意製作中ですので、暮れも押し詰まって皆様お忙しいとは思いますが、ご来展お待ちしております。


2010年11月16日火曜日

フィレンツェ便り

 先日も書いた様に、学校で十年も教えてるといろんな生徒さんとの出会いが在ります。
以前は一年コースを担当していたので、毎年新しい生徒さんと出会い一年経ったらお別れというちょっと切ない関係でした。
 並行して週一日クラスの担当もしていますが、こちらは随時入学可能なので長く続けてる方もいらっしゃれば、二・三ヶ月でやめて行かれる方も・・と様々です。


 そんな中、これまでにフランスやイタリアに留学を体験された方も何人かいらして、今も一人がワタシのクラスを休学してフィレンツェに留学中です。
 彼女は以前も語学留学を体験していてその時にいろいろ学校を調べて来た様です。
今、一人でフィレンツェに住み、イタリアの伝統的なジュエリー制作の勉強しています。
その学校や住んでいる街の様子をブログに書いていて、なかなか面白いので楽しみにして読んでいます。
 先日、リューターを購入するにあたってはるばるイタリアからメールで相談を受け、その際彼女のブログを紹介する許可を得ました。
これから留学を考えている方にも参考になる部分も在ると思うので、興味がある方は覗いてみて下さい。




2010年11月14日日曜日

疲れる街、渋谷

昨夜は学校での授業の後、TNTの打ち合わせがありました。
ワタシが東急ハンズで買いたい物が在ったので、いつも表参道で集まっていたのですが、今回はハンズ近くのカフェに集合。


話が盛り上がって、気がつくともう九時!
何か食べようと表に出たのですが、さて何処で食べるかとなるとさっぱり思い当たりません。
N氏以外はお酒もタバコもたしなまないので、居酒屋は選択肢に入りません。
大人が四人で静かに食事出来てリーズナブルな価格、というお店が見つかりませんねえ。
しかも土曜の夜のセンター街近辺は若者で溢れていて、それぞれの店舗が音楽を流すからうるさくてたまりません。
お店を探すどころか一刻も早くここから離れたい、という感じ。
しかも皆ダラダラと歩くのが遅い!
地方から上京した人があの混雑をみて『お祭り?』と思ったというのも頷けます。


いやあ〜、残念ながら歳を感じました。


 学生時代からハンズには良く行ってますが、若い時はなにか面白い物は無いかと探すのに夢中で、きっと周りの雑踏も騒音も気にならなかったんでしょうね。
結局宮益坂まで移動してようやく入れる店を見つけたのですが、ここもBGMがうるさい上に薄暗い。

それにしても、日本は看板等街の景観だけでなく、音の環境にも意識が低いんですねえ。
通りに張り出した看板、路上に置かれた立て看板や電飾看板。おまけにあの騒音では視覚障害者ならずとも歩きにくい事甚だしい。

帰宅してズッシリ疲れました。

採れました!

秋も深まって、朝晩寒く成って来ました。
近所の並木のハナミズキもすっかり紅葉して紅い実を付け、イチョウの木の下に転がる銀杏が懐かしい香りを放ちます。
妻の実家でも柚子が沢山実を付けたそうで、今日お裾分けを戴きました。
八百屋で売っているものよりは一回り小さくてゴツゴツしてるけど、完全無農薬。

愛用の備前の皿に載せてパチリ!
明日からは、お吸い物に冬の香りが加わります。



2010年11月12日金曜日

衝動買い!

昨日はCafe de Jewelryの生徒さん作品のWAX原型をキャスト出しに御徒町迄行って来ました。その後TNTT女史と御徒町のカフェで打ち合わせしたのですが、お天気も良いので二人で散歩でもしようと言う事になり、結局日本橋まで歩きました。
 散歩というとノンビリ横丁に入ったり気になる物を写真に撮ったり、と言うのを想像するでしょうが、見かけに依らずワタシ同様せっかちなT女史と二人して話しながら歩いていると、ついつい歩調も早く成ります。
 それでも、途中何軒か新発見のお店を見つけたりしながら三越前までやってくると島根、奈良、新潟と、各県が特産品を並べるアンテナショップが何軒か並んでいます。
順番に入ってみると、新潟県のショップには天然銘木一枚板のテーブル等、高価な木工家具が沢山並んでいました。
 もちろんそんな物買っても置く家が無いので興味は無かったのですが、帰り際に入り口にいろんな素材の切れ端が箱に入って売られているのを発見。

・・・・で、買っちゃいました。
の木だそうです。
明るい色の木目がやわらかく波打ってキレイです。
寸法は250×250×38mmだけどしっかりした重みがあります。
いったいどれくらいの樹齢なんでしょうねえ。

製材した時に大型のノコギリで挽いた跡が残っていますが、どうやら表面にそのままなにかコーティングしてあるようです。
鉋で平面を出してロウを塗れば綺麗な光沢が出そうです。
とは言うものの鉋は持ち合わせていないし、そんな技術も無いので、暫くはこのまま使おうと思います。
備前の花活けなんか上に載せてディスプレーしても良さそうだし、作品写真のバックにも使えそうです。
思わぬ収穫に嬉しく成って、ついでに奈良県のショップでお抹茶と和菓子のセットでホッコリして帰宅しました。



2010年11月7日日曜日

京都から和菓子が・・

昨夜は久しぶりの学校での授業。
その後七時半からいつものカフェで懐かしい顔と再会。
数年前に一年間生徒だったノリちゃんです。
卒業後結婚されて、現在は京都にお住まいです。
ご主人が中国に出張されたので、都内に住むお姉様に会う為に上京されたそうです。
久しぶりにお会いしたいと連絡をいただき、お姉様も一緒に三人で食事しました。


結婚後仕事と家事に追われて体調を崩されたと聞いていたので、お仕事を退職されて時間に余裕ができたのが良かったのか、お元気そうな様子を拝見して安心しました。
今はほぼ毎日、運転免許を取る為に頑張ってるそうです。
途中から妻も加わり、楽しい会話が弾んだひと時でした。


そんな彼女が持って来てくれたお土産が、これ。
『七条甘春堂』のわらび餅と、『亀末廣』の干菓子。

カレーとケーキでお腹一杯だったのですが、帰宅してお茶を淹れ、わらび餅を戴きました。
やっぱり和菓子は気持ちが和みますね〜。
ノリちゃん有難う!

2010年11月4日木曜日

カツ丼って・・・

『スイマセン、旦那!ヤッパリ旦那には嘘はつけませんや!アッシがやりました!』
カツ丼を頬張りながらヤツは鼻水と涙を流しながら話しだした。そう言いながらも丼を口元に抱え込み、少し冷めたカツの切れ端で器の縁についた飯粒をすくい取る様にして口に運んでいる。
『ここ二三日食ってなかったんだろ。話は食い終わってからだ、ゆっくり味わえ!』俺はそう言って足を組み直した。
ヤツとここで向き合うのは、これで三度目だ。


なーんてシーンがTVドラマの刑事物、取り調べ室のシーンではパターンでしたね。
もちろん、現実には被疑者に供応して調書をとるなんてありえないそうですが。


それにしても、なぜカツ丼なんでしょう。
蕎麦でもラーメンでもなく、カレーでも天丼でもない。
思うにあのタマゴでとじて、和風ダシで煮含めた味が決め手なんでしょうね。
カツの油こさが消えて、タマネギの甘み、添えられた三つ葉の青さが寒々しい取調室に家庭料理の雰囲気を醸し出すんじゃないかな。
親子丼は簡単に家で作れるから、それよりチョットだけ高級感がありよそ行き感を感じるっていうのもあるかな。
これが天丼だとふやけた衣が脂っぽくて、出前で取調室に来たころには冷めて美味しくない。
その点カツ丼は、冷めても衣にダシがしみ込んで脂とハーモニーを奏でるんです。
ソースカツ丼ではこうは行きませんよ〜!


 カレーの様な刺激物はファイトが湧いて、黙秘を続けそう。
冷めて伸びたラーメンは間違いなく論外。
蕎麦は香りが部屋にこもらないし。
冷めても美味しく、ある意味違う次元の美味しさが出て来るカツ丼は、うっすら甘いダシにカツの脂とタマゴの香りが部屋に充満して来て、我が家、家族、母の思い出を呼び覚ましそうです。
そう考えると、最初に取調室のシーンにカツ丼を登場させた脚本家って凄いなあ〜と感心します。


とまあ、そんな話はどうでも良いんですが、実は昨夜久々にカツ丼を食べました。
知り合いの作品展を銀座に観に行って、帰りに夫婦で『梅林』というお店で戴きました。
普段、丼ものってあまり食べないんですけど、通りかかってたまには食べてみようと思って。


 こちらのカツ丼はワタシがイメージしていたとおりの、まったく奇をてらわない真面目なカツ丼でした。
薄く切ったタクアン、チョット煮くずれた豆腐が入った赤出汁みそ汁等、高級感こそ無いものの真っ当な味。
銀座と言う土地柄ちょっと高いけど、千円以下。
B級グルメの王道、庶民の贅沢、と言う感じがしますね。
お店も気負わずに入れて、カウンターの中では無口な初老の職人さん達が黙々とカツを揚げ、お姐さん達が注文を伝える声が賑やかに響きます。

ハイ、美味しかったです。


 こんな店ではやはり黙々と食べてさっさと次の客に席を譲るってのが、暗黙のマナーの様な気がします。


エッ・・?  
イヤイヤ、別に妻に取り調べを受けてた訳じゃないですよ!



2010年11月3日水曜日

政治は素人だけど・・・。

中間選挙で苦戦しているオバマ率いる民主党。


 劇的なCHANGEからまだ二年程ですが、早くも偶像は色あせて見える様です。
アメリカ国民からしてみれば、メッキが剥げて来た、という印象なんでしょうか。
就任以来様々な改革もしてきた様ですが、経済状況がなかなか回復しないのがなによりの原因だそうですが、ちょっとオバマ氏には気の毒です。


 日本もオバマ当選の興奮にあおられたかの様に政権交代が実現した訳ですが、こちらも一向に変化が進んでいる様に見えません。
マニフェストは何一つ実現しなさそうだし、此処へ来て政治も外交も素人、という風に見えてしまう状況。
モチロン、過去から引き継いで来た構造的な問題もあるから、何から何迄現政権が悪いのではないのですが、国民が『コリャダメだ!』と判断を下す早さが昔より早く成ってるのは、最初の期待が大きかった事に加えて、やはりなかなか経済が上向かない事による閉塞感から余裕が無くなってるんでしょうね。
でも経済はグローバル化していて、円高問題にしても日本一国の努力で良くはならないからねえ。
そこでまさに外交能力が問われるんでしょうが・・・ヤレヤレ。

 
 デモ、こんな時にアメリカの様に二大政党制はどんなもんなんでしょう?
選択肢が二つしか無いと言うのは単純で決めやすいけど、ABもどっち付かずだけど、AよりはBがマシ、でしか選べないのはイヤだなあ。
それ以前に政党政治ってものにどうも不信感があります。
国民の代表というからには様々な政党が在ってしかるべきだし、また政党というものは常に党勢拡大しか考えないから。
大きく成れば政党助成金も多額に入り、それを仕分ける権力者が産まれるし、様々な議案に党議拘束が付けば、もはや党利党略の為の『数』であり国民の代表として行動出来ないでしょう。
政党が企業や団体から献金を受けていれば、議員本人の意思よりそちらが優先される結果になります。
本来なら『良識の府』参議院がそうであった様に、選挙民の付託を負った議員が個人の責任で様々な議案に判断対処すべきではないでしょうか。

 モチロン政党助成金給与キャリアに関係なく、各人に平等に配分します。
議員は対等に意見を言い合ってもらいたいですし、お金の上で親分子分の関係になって欲しくは無いですからね。
 ついでに、利益誘導の温床になりますから立候補する選挙区は抽選で決めて、自分の地元からは立候補出来ない様にしてほしいですね。二期目も違う選挙区から立候補しないといけないとかね。
いや、選挙費用も無駄だし全員と言うのは極論ですが、裁判員の様にいっそ半分は抽選でもいいですね。




それよりも、世界的に景気が悪く成っていてどの国も保守化が進んでいるのがチョット心配です。
過去を振り返ってもそんな時に右傾化、民族主義、国粋主義、排外的な国家主義なんてのが勢いを増してますからね。
先の尖閣諸島問題でもネットでの論調を見ていると、そう言う人が書き込んでる、と言うのも在るのでしょうが極端な右傾化や軍国主義的発言が伺えます。
斯く言うワタシでさえ、昨今の中国の言動を見ていて日本も日米安保のみに頼らずに中国の脅威に対抗して軍備を拡張したほうが良いのでは、と思い始めてますから。


 そんな矢先に、ロシアまで日本の足元を見透かした様な行動。


 まあ両国とも自国民を抑圧して政権を支えてるような国ですから、国民の不満を爆発させないために対外的に強いというパフォーマンスも必要なんだそうですが。


それにしてもますます、国内の軍拡派が勢いづきそうです。
こんなことは、お互いの為にならないのですがねえ。
喜ぶのは極東での影響力を増せるアメリカ、軍事産業という筋書きなんでしょうか。


将来過去を振り返って、アノ時が日本の転換点だったと後悔しない様な賢明な対応を政府に求めたい所です。
野党も、この国難とも言える時期に政権の足引っ張ってばかりいないで、協力して事に当たって欲しい物です。