2011年4月25日月曜日

新潟『ウン ベル ジョルノ』へ

昨日の日曜日、急に思い立って新潟まで行って来ました。
先にご紹介した、新潟古町にあるショップ『ウン ベル ジョルノ』さんに新作を届けがてら、お店の様子を見学しようと思ったのです。


早朝車で出発、
『国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった。』
というのは本当でした。
湯沢や六日町あたりはまだ田畑は雪で覆われてまだまだ冬景色。
休憩した越後川口SAのある小千谷あたりでもまだこんな雪景色です。
その後田園風景の中を走り続けてお昼過ぎにようやく新潟市内に到着。
お昼ご飯にはせっかくだからなにか海の幸を食べたい、とマリンピアなる施設を目当てに海岸迄いってみました。
海に面した駐車場に車を停めると目の前の日本海は不思議な色でした。
なんだか入浴剤を入れた様な綺麗な緑色!
不思議だなあと眺めていると、突然雨ならぬ直径3mm大のヒョウがパチパチ音を立てて降って来ました。
幸いそれ以上大きく成らず、すぐに止んだのですが驚きました!
どうやらマリンピアは水族館らしく、残念ながら食事するには適したお店が無い様なので、佐渡へ渡るフェリーターミナル近辺で探そうと市内に引き返しました。

どうやらその周辺のピア万代という施設が出来、魚市場風ににぎわってるそうなのです。
その中で漁協がやってる食堂に入って食事をしました。
定食類が三種ありましたが、今回は海鮮チラシ寿司¥1000.に決定。
刺身の大きさがチョット小さかったけど、まあこの価格なら妥当かなあ。

食後に古町通のお店にうかがいました。
写真中央の白い壁面に大きなウィンドウのお店です。
店内はこんな感じです。
持って行った新作の他にも何点か預かっていただく事になりました。
仕事の話も一段落したので商店街を一回りして来ました。


 古い昔ながらの商店街の空き店舗に、少しずつ新しく個性的なお店が入って来て老舗と共存している古町通りは、今正に成長していく産声を上げたばかり・・・という感じです。
昔の代官山や裏原宿、麻布十番もこんな感じだったのではないでしょうか。
 そんななかで『ウン ベル ジョルノ』は小粒でもキラリと輝くメレーダイヤのようなお店です。
お邪魔している最中にも若者が何組かと、意外にも熟年の女性が入って来られました。
オーナーのヒロ子さんのキャラクターも、気楽に入って行きやすい雰囲気を作ってるのでしょうね。
 
 最近の新潟市は、信濃川にかかる万代橋の新潟駅側に広がる万代エリアが大型商業施設も出来て賑わっているそうで、橋を渡った日本海側のエリアは、三越ロフトなどもあるのですが客足はにぶって居るそうです。加えて震災、原発事故と加わって消費も冷え込んでいる様です。
実際日曜日にもかかわらず、シャッターが降りたままの店を多く、商店街の人通りは少なかったですね。
しかし、地震後の自粛モードが復興モードに切り替わるのももうじきでしょうし、五月の連休には様々なアーティストが集まる、商店街での大きなイベントも控えているそうです。
『ここにしか無いもの』を扱っている事が、口コミででもだんだん広がって行けば、きっとお客様は来てくれるのでは無いでしょうか。

 実際にお店を拝見して、今後が楽しみになりました。
近所においしそうなフレンチのレストランやイタリアンなバールも見つけました。

これはとっても美味しかったジンジャーエール

また季節の変わり目に新作をもって伺いたいと思っています。



2011年4月16日土曜日

『おかち君』発動!

ワタシを含めた三人で結成したTNT.
これまで三人展等の活動をしてきましたが、この度そのメンバーのN氏が『おかち君』の名前でブログを立ち上げましたので皆さんにもお報せします。
http://wwwmyblogmash.blogspot.com/


今後はツイッター等にも活躍の場を拡げて行く予定だそうです。


 氏は大手宝飾ブランドのデザイナーとしてそのキャリアをスタート。
独立後は様々なメーカーに独自の企画を持ち込んだり、その広い業界経験を生かしてジュエリー業界にかれこれ三十年近く関わって来ました。
もともと器用なので、最近は職人さん任せに出来ない急ぎの仕事等は制作も仕上げも自分でこなし、まさにワンマン・アーミーといった感じです。
長い経験から御徒町を始めジュエリー業界の様々なショップや工房、工場と知己があり、何か知りたい事があればたいがいの事は答えてくれます。
 例えば

  • 工具は何処で買えば良い?・・・から始まって、
  • こんな宝石が欲しいんだけど、どこに行けば沢山見られて且つ一個からでも買いやすいか?
  • こんな金具はどこで購入出来る?
  • イメージに合うチェーンは何処で買える?
  • メッキやキャストは何処に出せば良いの?
  • 一個でも石留めやってくれる工房知りませんか?
  • 自分のオリジナルデザインで量産品を作りたいんだけど、受けてくれる工場はある?
  • etc,etc・・・・。

 ことジュエリーに関して、素人から業界関係者まで聴かれて答えられない質問は無いんじゃないでしょうか。


(余談ですが、氏と一緒に御徒町を歩くと、殆どのお店に顔を覚えられている様で、歌舞伎の助六じゃないけどあちこちの女店員から声がかかって、正に『キセルの雨が降る様』です。)


 冗談はさておき、そんな氏を当てにして日本有数のハイジュエリーブランドも、これまで何度も無理な仕事を依頼してきました。
 他に頼んで思う様に行かなかった仕事を、氏がそのコネクションをフルに使ってやり遂げた事もこれまで何度もありました。


 傍目で見てると人がいやがる損な仕事を押し付けられて、正当に評価されてないんじゃないかと思うんですけど、もとより『意気に感ずる』をモットーにしている氏ですから、頼まれるとなんとかして応える、信頼してくれた相手に喜んで貰えばそれで十分、という男気あふれる人なんですねえ。


 斯く言うワタシも氏に助けてもらったことが何度もありますし、生徒さんに聞かれて加工先を紹介してもらった事も何度かあります。
そんな時も、一文の得にもならないのに生徒さんと一緒になって加工工程迄相談に乗ってくれるのです。
いつか御恩返しがしたいと思っています。


 今回のブログやこれから始めるツイッターは、広くジュエリー制作で困ってる人からの質問に答えるサイトになるのではないかと思っています。
ジュエリーを勉強されている学生さんをはじめ、業界にいるけれど新しい事にチャレンジしたい事業者の方まで、氏なら一緒に親身に成ってベストの方法を探してくれると思います。


 これまで御徒町には優秀な職人が居ながら仕事の流れは決まっていて、それらを横断的に結ぶネットワークがありませんでした。氏ならそのネットワークを構築して、依頼主と作り手の新たな最良のマッチングを取り持てるのではないかと思うのです。


 まだ始まったばかりの『おかち君』ですが、なにか質問したい事がある方は、まずはコメント欄にでも記入してみて下さい。





2011年4月6日水曜日

大原麗子・石立鉄男

最近ひょんなことから、昔のTVドラマにはまっています。
そんな中youtubeで偶然出逢ったのが今は亡き大原麗子さんと、石立鉄男さんが共演していたTVドラマ
『雑居時代』
http://www.youtube.com/watch?v=LDdEGogukyY



72年か73年頃に放映されていた作品で、当時中学生だったワタシは殆ど民放のドラマは見ていなかったので、数年後夕方の再放送で細切れに見たか見ないか・・・。



でもなんとなくテーマ曲に聞き覚えがある程度でした。
当時石立鉄男さんはこの手のコメディタッチのファミリードラマの常連で、『奥様は18歳』『気になる嫁さん』『パパと呼ばないで』『気まぐれ天使』なんかに立て続けに出てましたね。



 『雑居時代』での大原麗子さんとのコンビは、テンポもピッタリで最高です。
お互いポンポン憎まれ口を言い合うのですが、石立鉄男さんは何をやってもコミカルな味があり、大原さんはあの声がギリギリのところで可愛いさを保ってるから、かなりひどいことを言っても許せてしまいます。
もちろんTVで見てるからで、実際面と向かってあんな事言われたらいくら相手が美人でも許せないでしょうが・・・。
大原さんも一番美しかった頃なのではないでしょうか?
どうやら最初の結婚をしたばかりの頃だった様だから、私生活の充実があの輝く美貌の源泉かもしれませんね。
サントリーウィスキーのCMでの着物姿が目に焼き付いてますが、それとは又ひと味違ったおきゃんで可愛い女性を演じています。


まあ、物語としては最初の出会いで反目しあっていた二人がやむを得ず一つ屋根の下に暮らす事で、反目しながらも惹かれ合って行く・・・という割とパターン化されたモノなんですが、ドタバタの中にも家族の情愛を描いた秀逸な脚本のせいか、なんとなくアメリカのホームドラマのテイストを感じるのはワタシだけでしょうか。
家族全員で楽しく見られるドラマと言う意味では『古き良き昭和』を感じます。


キチンと最初から最後迄ノーカットで見てみたいのですが、あいにくDVD化されてはいるものの、レンタルDVDがまだ無い様です。先日ツタヤに行ったらVHS版がありましたが、哀しい事に我が家のデッキは壊れていて再生出来ません。
なんとかして見る方法が無いものか・・・残念です。

2011年4月4日月曜日

自分を護るために

事故を起こした福島原発からの汚染水が海に流れ出ていて、なかなか止まらない様です。
あの沖合は豊かな漁場で、これからカツオが三陸沖まで北上して戻りガツオとなって関東沖迄おりて来るし、三陸や銚子はサンマの水揚げで有名です。
今後の食生活にも大きな影響が出て来そうで心配です。
東京の空間放射線値も21日の降雨で上昇して以来最近では少しずつ下がって来ましたが、これも風向き次第で何時上昇してもおかしくない状況。
風向きやそれによって福島からの放射性物質がどのように飛散するかの予測データがあれば、我々もその日の行動を考える基準になり、不必要な放射線被曝を避けられます。
それなのに、日本政府は国民が自分を守る為の情報を全く発信しないどころか、『安全です』の一点張り。気象庁も花粉予報が出来るなら、放射性物質の飛散予報も出来る筈なのに。


国が守るべき国民にすら正しい情報を出さない事が、今後国際的に日本の信頼を失って行く原因になると思います。


そんな中、ドイツやノルウェーの気象庁はそのサイトで飛散予測天気図を公開しています。
もちろん予測の精度に関しては、放出された放射性物質のデータが不完全なので、どこまで高いか解らないものの、考える基準にはなります。


ドイツの気象データについては原子力資料情報室のページが見やすいと思います。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1056
ページの下の方に気象図が出ています。


ノルウェーの予測はこちら
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conc_I-131_0_;region=Japan


他にも世田谷区で一般市民の方が計測している計測器のメーターをUstreamで公開されていて、そのままライブで見られます。
コチラは世田谷
http://www.ustream.tv/channel/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%B8%96%E7%94%B0%E8%B0%B7%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB
こちらは狛江
http://www.ustream.tv/channel/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%B8%AC%E5%AE%9A-%E6%9D%B1%E4%BA%AC-%E7%8B%9B%E6%B1%9F


他にも茨城県の放射線モニタリングポストの計測値データ
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
文部科学省のデータ
http://www.mext.go.jp/


これらのデータの解釈に関しては、ワタシは
武田邦彦氏のサイト
http://takedanet.com/
を読んで参考にしています。
一体我々は今どういう状況にいて、どう行動すれば良いのかを事実は事実として誤摩化さず、わかりやすく解説してくれています。政府の御用学者では無い所も信頼できる所です。
氏の原子力に対する考え方やスタンスについては他にもYoutubeで名前を入れて検索すると出てくるので、ご覧になると良いと思います。

2011年4月2日土曜日

春を愛でる心

なかなか原発問題の進展がないまま、不安な朝を迎える日が続いています。
なぜか悪いニュースは深夜に発表されるので、明け方事態が急変したという悪い夢で目覚める事も何回かありました。
しかし、空間放射線量は東京でも少しずつではあるけれど下がって来ているようなので、最近は少し安心しています。
そんな中でも春はやって来ている様で、庭の花も一斉に咲き出しました。
先日のクロッカスも満開です。
薔薇も一気に芽吹いて来て、これからどんどん葉が出て来そうです。
近所の気の早い桜も蕾を膨らませているようです。

地震、津波、原発事故とトリプルパンチで
『国破れて山河在り』
今の日本はそんな感じでしょうか。
でも、春は今年もやってきてくれました。
だから『試練』だけど、
決して『天罰』なんかじゃないと思います。

 これからやってくる春は文字通り冬を乗り越えた再生の春』
美しく輝く花や新緑は、悲しみや苦しみを乗り越えるエネルギーを私達だけでなく被災者の方々の心にも充電させてくれるのではないでしょうか。
悲しみに打ちひしがれたこんなときこそ心にゆとりをとりもどし、これから踏み出す一歩を良く見極めなくてはいけないと思います
これからいろいろ大変だけど、美しい自然と四季のある日本に住む幸せを再確認して、郷土再生の意気を高めようではありませんか。
日本はそれだけの苦労をする価値がある国だと

そのためにもお花見を自粛するなんてとんでもないと思います。
まして、一自治体の首長が自分の私心を権力をもって市民に押し付けるというのはいかがなものかと思います。
今後の復興の為に地域や職場のコミュニティーの団結をより強める為にも、出来る人達はどんどんお花見しても良いと思います。


 世界中が日本人の危機においても冷静な行動に感心しています。
こんな時でも日本人は自然と一体なんだ、春を楽しむ心のゆとりがあるんだ、と思わせようじゃありませんか。