2012年2月15日水曜日

照れくさい写真

譲り受けた雑誌からまたしても発見しました。
1980年発売の『宝石の四季』に掲載されたプラチナデザインコンテストの受賞作品。
私は残念ながら佳作でしたが、同級生の高橋君、小口君、クラスは違うけれど同期生の辻谷サンが学生部門のギルド賞をいただきました。
表記で解る様に、制作は学校がスポンサー企業を募ってくれてプロが制作しました。

 それにしても、ご覧になっても解る様に山岸さんが同時に幾つも受賞されていて、才能の違いを痛感したものです。

 そういえば、このコンテストのデザイン画を徹夜して描いて提出したのですが、産まれて初めてデザインの先生に誉められたなあ。
しかも当時日本で三人しかいないダイヤモンドデザインアカデミー会員だった尊敬する高橋裕司先生だったから、本当に嬉しかったものです。


ハズカシイ写真!


友人からもらった『宝石の四季』1979年発売のバックナンバー。
学生時代の作品写真が出て来ました。
今で言うキャリアカレッジ・フリーコース(昔は専科と言ってました)に入学して約一年。
週に何日通っていたか忘れてしまいました。
確かバイトしながら週一日か二日だったような。
この作品展の後、校長先生の薦めもあって本科(現在の専門課程)に入学しなおしました。

実際はこのパイプを使ったモチーフでもっと大きなブレスレットとイヤリングも出展して居たと思いますが、掲載されたのは一番最初に作ったこの小さなブローチでした。とにもかくにも、お粗末ながら私が最初に発表した作品、と言う事になります。
 ここに作品が写ってる学生のうち、右上、右下、そして私を含めて三人が後年学校に戻って講師になっています。
私の右上の写真、曲線的なブレスは同級生の作品で、いつも彼のデザインセンスには敵わないなあ〜、と思ってました。
彼には卒業後永らく会っていませんが、今でも作家として活躍していらっしゃいます。

 私と同級生の作品以外は皆さん本科の二年生の卒業制作作品なので、どうして私の作品が雑誌に掲載されることになったのか、解りませんが、こうして並んでるのを観ると、今でも本当に恥ずかしい。


2012年2月13日月曜日

『エルマーの冒険』『いやいやえん』

 昨日は新宿・文化学園まで卒業制作展を観に出かけました。
ジュエリー以外にも様々な学生さん達の発表が展示されていたのですが、その中の一人の学生さんの展示に懐かしい絵本をテーマにしたものがあって、その本もディスプレーされていたのです。

それは『エルマーのぼうけん』という児童文学
この本、私が小学校低学年の時に買ってもらった記憶があります。
この続編が『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』と続くのです。
 当時、西洋風の竜なんてこの絵で初めて見て、とってもインパクトがあったので記憶しているのですね。
ストーリーは子供向けで、少年が不思議な島に冒険に出かける、といったものだったと思うのですが、実はまったく記憶にありません。
竜の絵だけが記憶に残っているのです。

懐かしい思いで帰宅すると、いつも楽しいブログを読ませていただいてるアヤ子さんのブログ(click here)でも子供の頃読んだ絵本の話。
モチロン世代がまったくかけ離れているので、私は全く知らない本を紹介されていたのですが、それで思い出したのが
『いやいやえん』
これまたストーリーはマッタク憶えていないのですが、不思議なストーリーに添えられている、これまた一風変わったテイストの挿絵が、奇麗、カワイイ他の絵本と全く違っていて、むしろ不気味な感じで印象に残っているのです。

読まなくなっても、かなり大きくなるまでなぜか捨てられずに本棚に残っていた本です。
いまでも販売されている所をみると、私の様に作品に魅せられた親が子供に買い与えているのでしょうね。

なんだか、もう一度読んでみたくなったなあ〜。




2012年2月1日水曜日

映画『三丁目の夕日』3D版

今日は妻も仕事が休みだったので、急に思い立って夕食後に近所のシネマコンプレックスまで、映画を観に行って来ました。
『三丁目の夕日』シリーズの最新作。
時代設定は1964年、東京オリンピックで日本中大騒ぎしていた時代。
私はちょうど小学校一年生。
我が家のTVで開会式の映像を見ていた記憶があります。
もちろん、まだ我が家は白黒テレビでした。


 映画自体は懐かしさも手伝い、良く出来たストーリーにコミカルな演技も混じって笑い在り涙在りの、家族皆で安心して楽しめる良質の娯楽作品でした。
途中何度も泣けるシーンがありましたし、最後は心がジンワリ暖かくなって、二時間近く退屈しませんでした。
もしまだ観てないなら、まずは第一作から予習して観る事をお薦めします。


それにしても、残念なのが、専用メガネで観る3D版の画質が悪い事。
予告編のデジタル3D画像はかなりスッキリ見えるので『技術は進歩したんだなあ〜、これなら良いかなあ』と期待していたのに、本編が始まった途端、まるでアナログ放送時代のブラウン管TVに戻ったかのように画質が低下。
おまけに画面が左右にパンするとデジタルでの画像処理が追いついてないせいなのか見苦しい事おびただしい。
しかも腹立たしいのが、PM20:30からの最終回はこの3D版しか上映していない事。
そのため、3D・サラウンドシステム用のプレミアスクリーン料金、3Dメガネ代金、3D料金が加算されるというではありませんか。
高額の料金を徴収して画質の悪い映像を見せる。
まさにボッタクリです。


第一、あの作品をワザワザ3Dにする意味がワカラン!
3Dどころか白黒、パートカラーでも十分楽しめる作品だと思うんだけど。
それにしても、このシリーズ、まだまだ続いてくれると良いな。
次の舞台は1970年の万博開催あたりかなあ〜。