2013年8月25日日曜日

真夏のふらり旅 番外編

 今回、旅の二日目は長野、山梨の一般道を走り回ってた訳ですが、いつしか気になったのが、『ハッピードリンクショップ』。

 初めて見つけた時は、そのネーミングセンスに笑ってしまったのです。
だって、自動販売機が五台並んでるだけで『ショップ』って・・・無理が在る。
 でも、本当にあちこちにある。
農家がぽつりぽつりと点在するだけの田舎道にも、山道の途中にも在るのです。
前に車が停められるスペースがあれば十分なのですから、何処でも開店出来る訳です。
あまりに頻繁に見かけるので、そのうち次は何処に在るか楽しみになりました。
で、観察してると、どこも綺麗。
ゴミが散らかってたり、雑草が伸び放題でもない。
販売機も白とブルーに統一されてる。
かなりキチンと管理されています。

近寄って商品を見ると価格も安いのです。
毎日商品を配送、補充しているルートセールスマンが、周辺の清掃もしているのかもしれません。

こういうことをきちんとしてくれると、土地を貸す方も安心ですよね。

我が家の近所にも出来ないかなあ。



真夏のふらり旅 3

 旅の宿での一夜は明け、ホテルで朝食です。
レストランは最上階。周りに高い建物が無いので諏訪湖まで一望出来ます。
諏訪湖の花火大会の時等絶好の鑑賞ポイントになりそうですね。
 このホテルはネットで最安値で当日予約したのですが、どうやらシングルの部屋に無理矢理ダブルのベッドを押し込んだらしく、家具や設備のレイアウトがなんだか変でした。
テレビの下にエアコンの機械が在るのだけれど、スイッチパネルの表示が全く見えない。
スイッチ入れると冷気が枕元に直接吹き出して来る。
ちょっとカビ臭いその冷気を吸ったせいか少々気持ち悪かった。
結局エアコンは消して寝ました。

 朝食は無料サービス、ということだったのでどんな事になるのかと思ったのですが、トーストにバターとジャム、サラダ、ハムエッグ、フルーツジュース、コーヒーか紅茶。
トーストもハムエッグも、私達が着席したのを確認して焼いてくれてました。
喫茶店のモーニングサービスみたいですね。

 食事してると少し晴れて来ました。
湖面や屋根がキラリと光り出します。
チェックアウトして向かったのは諏訪大社下社秋宮。
以前友人達と来た事があります。
今回は小雨がぱらついてます。
立派な狛犬がお出迎え。
参拝すると巨大なしめ縄が頭上に。
 境内の隅には御柱が立っています。
七年ごとの御柱祭りで山から曵いて来られた時の傷跡があちこちに残ります。
こんな柱が四本、社を護る様に建てられてるのです。
 参拝後にお土産を買いに『新鶴本店』に向かいました。
このお店の塩羊羹がなかなか美味しいのですが、残念ながら定休日!
妻のガッカリする事!

 気を取り直して、今日の予定を考えます。
妻は温泉巡りにも興味は無いし、高原ドライブも車に酔ってしまうので、諏訪周辺を離れて小淵沢のアウトレットに向かう事にしました。
そこで買い物して昼食、というプランです。

 急ぐ旅ではないので一般道をカーナビを頼りに走って行く事にしましたが、カーナビの地図が古いせいか新しい道路に入ると混乱する様で、なんだか随分遠回りしたような気がします。
なんとかたどり着いたアウトレットは規模も小さく、見るべきお店も無いし、レストランも中途半端なものしか在りませんでした。
ガッカリして車に戻り、パソコンを開いて近所を検索して見つけたのが富士見高原にあるカントリーキッチン。
昨日車で前を走ったばかりですが、行ってみる事にしました。

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 ここのレストランの裏にあるカフェがなかなか素敵でした。
屋外にこんな風に席が並び、鳥の声と涼しい自然の風を味わえます。

 メニューはピザとケーキがメインです。
観光地にあるオシャレなお店の食事には結構当たり外れがあるので、ピザも期待してなかったのですが、これが美味しかった。
 薄皮で、膨らんだ縁もパリパリしていてトマトや野菜の瑞々しさを引き立てて居ます。
美味しくてアッと言う間に食べ終わってしまいました。
これはもう一度食べに行ってもいいなあ、という味でした。
近所に別荘があって散歩して来られるなら幸せだろうなあ。
お薦めスポットです。

 スイーツ好きな妻はココでも追加オーダー。
ルバーブのロールケーキが食べたいけど少し大きいので、二人で半分ずつ戴く事にしました。
味はまあ普通、かなあ。
ルバーブの味があまりよく解らなかった。

 このお店はとても居心地が良くて、こんな席もあるので今度は双眼鏡を持って来たいですね。
 もっとここでノンビリしていたかったのですが、子供連れのママさん達が隣に来てしまったので、一気に賑やかになってしまい退散する事にしました。

 この後は一般道で『道の駅』を廻りながら家を目指して帰る事にしました。
小淵沢、韮崎と廻って、韮崎では朝穫れの野菜を安いので沢山買い込みました。
笹子トンネルの手前の甲斐大和では美味しいサイダーを購入。
水質が良いせいか、スッキリした甘みが美味しい!

 この後国道20笹子トンネルを越えた辺りから土砂降りの雨!
夕暮れでヘッドライトを点灯してるんですが、雨の勢いが強くてワイパーをフル回転させても水しぶきで路面の車線ペイントが見えない。
おまけに対向車のライトで濡れた路面が光って、視界が悪くてノロノロ運転。
 大月辺りで少し落ち着いたのですが、雨の夜に知らない道を走るのは本当に疲れます。
相模湖あたりで夕食休憩と考えていたのですが、なかなか入りたいお店に出逢わず八王子を過ぎた辺りで結局ファミレスで夕食になってしまいました。

 そんなこんなで結局十時過ぎに帰宅。
長距離を走った割りにそんなに疲れていないのが不思議です。
何時までに何処に行かねば成らない、という縛りがなかったからストレスが無かったのでしょうかね。
高速道路の長時間走行と一般道だと、疲れ方が違うのかもしれません。

 気の向くままに車を走らせて、疲れたらホテルを予約して一泊。
こういう旅を初めてしましたが、キャンピングカーで旅をされる方の気分が解りました。
気持ちのいいポイントで車を停めてノンビリ過ごす。
以前ニュージーランドに行った時も空港の近くにレンタルキャンピングカーの事務所が並んでいたし、湖のそばにはキャンピングカーを停められるサイトが幾つも在りました。
 日本は土地が限られてるから真似は出来ないかもしれないけど、こういう休日休暇の過ごし方がこれから日本でも普及しないかな。

 今はスマートフォンが普及してホテルの空室状況もすぐに解るし。
予定に縛られない旅、これから癖になりそうです。


2013年8月24日土曜日

真夏のふらり旅 2

 清泉寮で朝食を食べて、その後は何も決まっていないので、とりあえず車を走らせてどこかでお昼寝するか、というわけで八ヶ岳高原道路をベンちゃん号でドライブ。

昔行った事があるレストランを探してる最中に見つけたのがこの場所。
実践大学の農産物直売所らしいのですが、日陰の休憩所もあるし目の前には広い牧草地が広がってます。
直売所の前にも井戸水で冷やした野菜を売ってました。
ここは無人で料金箱が置いてあるのです。
飲み物を飲んで休憩した後、車に積んで来たシートやラグを出して目の前の広場へ。
日陰は無いけど巧い具合に薄曇りなので、ここで昼寝する事にしました。
出発が早かったので、お腹が一杯になったら眠くなって来たのです。
薄曇りとは言え眩しいので、バンダナを目隠しにして横になります。
時折吹いて行く風は涼しいし、地面は適度な硬さの上に柔らかい草が生えて、とても寝心地がいい!
ちょっと、アルプスの少女ハイジかペーターか、という気分でした。
残念ながら、画像は妻が撮ったお見苦しい物ですが。
ここはそんなに有名な観光スポットでは無いせいか、静かで落ち着けました。
妻もすっかり寝てしまった様です。

 雲が晴れて陽が差してきたせいで暑くなって目が覚め、気がつくともうお昼過ぎ。

 何を食べようか、持参したノートブックPCで近所を検索して美味しそうな蕎麦屋をすぐ近くに見つけたのですが、到着した時には『本日は売り切れ』でした。
そうなると、お腹はもう蕎麦のつもりになってるから再度検索して茅野市に一軒見つけ、そこにベンちゃん号で向かいました。

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 一見して国道沿いの蕎麦屋さんなので、ちょっと疑わしい気分で入ったのですが、なかなか本格的な蕎麦を出すお店でした。
メニューも品数は多くなく、シンプルな物しか無い様子です。

今回はこの『粗切り蕎麦』を戴きました。
下の二つは作ってなかったみたいです。
 出て来たのがこちら。
グラスに入ってるのは水蕎麦。
小皿の塩で戴きます。
やはり水が良いからか、蕎麦の薫りと甘みがよく解ります。
モチモチした歯応えとしゃっきりした舌触り、喉越し。
蕎麦の薫りも残ってなかなか美味しいお蕎麦でした。
妻が頼んだ普通のザル蕎麦も美味しかったです。

 お腹も丁度いい具合になったし、この先行くあても無いのですが、まだ帰るのは早い。
ここまで来たら諏訪湖も近いし、以前友人と行った諏訪大社も妻に見せたいしという事で、検索してホテルが予約出来たら一泊する事にしました。
その結果諏訪湖畔の岡谷市に宿泊先を確保。

 そこで夕飯まで諏訪湖の周りで時間を潰してどこかで食事してホテルに行く事に決定。
ベンちゃん号を諏訪に向かって走らせました。
酒蔵が多い上諏訪の街を抜け、諏訪湖畔で落ち着ける所をさがしたのですが、花火大会の準備なのか湖岸の公園はどうも落ち着きません。

 車で走りながら落ち着ける所を探していると、住宅街を抜けた所にある湖畔の緑地を発見。
駐車場も直ぐ傍に在ります。
後で気がついたのですが、先年友人達と諏訪湖に来て鰻屋が開くまで時間を潰した所でした。

 車に積んで来たキャンピングチェアとテーブルを並べてノンビリと陽が暮れるのを待つ事にしました。
吹く風は気持ちよいし、時折背後の道路を車が通り過ぎるくらいで静かだし、トイレは近くに在るし、絶好の休憩場所です。

 自宅から魔法瓶に詰めて来た一保堂の熱いほうじ茶をのんびり飲みながら、これまた自宅から持って来たカステラを戴きます。
・・と、妻に言われてフト気がつくと、腕が真っ赤!
 先程の昼寝、薄曇りでしたが高原の紫外線が強いせいか、かなりの日焼け。
そう言えばちょっと触るとヒリヒリします。
この時期日焼け止めは必要ですね。

 日もだいぶ傾いて来たので、夕食を食べに以前友人達と来た鰻屋に行こうと思ったら、あいにくそこは昼まででした。
そこでまたネットで検索。
営業している店を見つけて、行ってみる事にしました。


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 ここの鰻は関東風ではなく、蒸さずに炭火で焼いたもの。
外側はぱりっと歯応えがあり、実もしっかりした感触。
関東風と違って箸では簡単に切れません。
だからなのか一切れの大きさも小さめ。
コレは二切れの鰻丼。
関東風なら一切れの大きさです。
メニューには鰻が何切れ載ってるか表示されてるので、注文する時はそれを参考にすると良いですね。

 ちょっと普段食べてる鰻丼より鰻が少ないので足りないかな、と思いましたが、私にはちょうど良かったです。
 タレの甘みもちょうど良く、シンプルな川魚料理という感じでした。
今の様な鰻の調理法に成る前は、こういうタレを漬けて炭火で焼いただけの物だったんだろうなあと思います。
 それに、諏訪近辺で食べるウナギはやはり東京で食べるより安い様です。店内にも近所の家族連れが多かった様です。
鰻が『贅沢な日本料理』に成る前の懐かしい味を味わえました。

 お腹も満たした所で、岡谷駅から程近いホテルへ。
付近で最安値の宿なので心配してましたが、値段相応とは言え浴室もベッドも清潔な部屋でした。
窓からは諏訪湖の夜景が見えます。
朝食は最上階のレストランだそうです。

明日は朝から諏訪大社に参詣する事にして就寝。

真夏のふらり旅 1

 猛暑が続く2013年の夏。
妻の仕事の切れ目でまとまった休みが取れたので、気分転換の為に短い旅に出る事にしました。

 特に目的は決めず、とにかく行くなら涼しい所、という訳でとりあえず八ヶ岳高原清里辺りに行く事に決定。
まずは清泉寮で、評判のジャージー牛のミルクで作ったソフトクリームを味わうことにしました。
つまり、それ以外はまったく未定。

高速道路のETC割引を利用するため、午前三時に家を出発!
と思ったら何時もの通り忘れものを取りに帰りスタートから10分のロス。
まだまだ夜の暗さが残る市街地を走って中央高速調布ICから高速道路に乗り、途中SAで二回の休憩をはさんで須玉ICから清里を目指します。

 清里までは立ち寄る所も無いので早く着き過ぎてしまうと思い、旧道や集落の中を通る道を行く事にしたのですが、進むに連れて山道になり、清里駅に着いた頃には妻はすっかり車酔い。

清里駅前は早朝だったこともあって閑散としていました。一時のペンションブームの火付け役となった、あの喧噪を知っている世代には感慨深い物が在ります。
でも昔より洗練された印象があります。
安っぽいものは淘汰されていったのかもしれません。

清泉寮が開く九時前に到着したので、敷地内のヒマワリ畑で写真を撮ってオープンを待ちました。
 夏の事なので九時前でももう日差しがシッカリ強い!

九時に成ってお店も開いたので、早速朝食を戴きます。
ホットドッグは写真では美味しそうに見えたけれど、パンと具のマッチングがあまり良くなかったなあ。
もう少し野菜を多くして、水分が多い方が美味しかったと思うんだけど。

スムージーなんて『女子供が食う様なもんを大の大人が食えるか!』と普段は口にしないんだけど、他に飲みたい物も無かったので頼みましたが、甘さも酸っぱさも程々でこれはなかなか美味しかった!
 この後、妻に件のソフトクリームを少し食べさせてもらいました。
大昔デルタに乗ってる頃、一人で来て食べた時となんだか印象が違ってました。
 記憶では何となく普通のソフトクリームだった様な気がして、なんでこれが大評判だったのか解らなかったのですが、もしかすると当時はジャージーミルクと普通の牛乳と二種類在ったのかなあ。

もう普通のソフトクリームとは色からして違う。
まさにクリーム色です。
その舌触りも頗る滑らか!
言わば練乳のクリームのような感覚ですね。
これはやはり名物で行列に成る訳です。
他では食べられない味です。
お近くに行かれる際は、立ち寄って試してみて下さい。

 そのかわり溶けるのも早いので、注文した皆さんは大人も子供もこぼさない様に無言で一生懸命舐めてました。
写真が無いのもそのせいです。

清々しい朝の空気の中で牧場の向こうに山々を眺めながら、老若男女が集って笑顔で大人しくソフトクリームを舐めている、なかなか平和な光景でした。




2013年8月11日日曜日

オーダーメイドのチタニウム・ブローチが完成しました。

 お客様から頼まれていたブローチが完成しました。
例に依って、ブローチの針がステンレスなのを除いて、すべてチタニウムで製作。
正方形のデザインです。
今回もご依頼のお客様の個性に合わせて、デザインとしてはシンプルだけど、ヘアライン仕上げした緩やかな曲面で優しさを表現するだけでなく、鏡面仕上げの部分でチタニウムの硬質で重厚な質感を残し、仕上げのコントラストでキリッとした表情を残しました。

大きさは 65x65mmで厚みが約5mm

チタンは軽いのが特徴なのですが、今回重さを量るの忘れてしまいました!
今回は結構谷間に成る部分が深いので大変でした。大きなタガネで硬いチタンの板をガンガン叩いて整形。
おかげで裏側はこんなに凸凹です。
 凸凹になった裏側をリューターで整形して綺麗にして行きます。
 ガリガリ削った後は鏡面に成るまで磨きます。
 だいぶ綺麗になって来ましたが、もう一息。
磨き上げると黒光りしている様に見えます。
裏が磨けたら表も整形します。
表面の緩やかなふくらみと谷間をヤスリで整えていきます。
 表面に成る部分が出来たら、腰に成る部分を作って行きます。
要所要所にスペーサーをはさんで、高さ(厚みに成る部分)を作ります。
裏側に取り付けたブローチ金具が出っ張らないだけの高さを確保しないといけないのです。
 本体が出来たら、ブローチ金具を制作します。
今回のブローチは天地を自在に装着出来る様に金具はダブルピンにします。
 先に書いた様に針の部分のみステンレス・バネ材を使用します。
ヒンジの部分は、本体に装着したら外側からは軸を差し込めないので、二分割して中央から外側に向けて差し込む様になっています。
ヒンジ、キャッチともに本体裏側のカーブに合わせて隙間無く密着させなければならないので、作るのと同じくらい調整に時間がかかります。

 本体部分の裏側を全て仕上げ直してからブローチ金具を取り付けます。
ブローチピンは装着する時操作しやすい様に、針を持ち上げた時には90度以上は上がらない様にしてあります。
 逆に針を降ろしたときはこの程度で止まる様になっています。
この先は針のバネ性でキャッチに入れるのです。
このように調整しておくと、ピンを外すときも二本の針を指先で中央に寄せる動作だけで自然に針が飛び上がってキャッチから外れてくれます。
ダブルピンにするときは、こういう風にセッティングしておかないとブローチのつけ外しに手間取ってしまいます。

 針をキャッチに納めてしまうと、裏はフラットな状態になります。
この段階で浮き上がってると、装着した時に洋服との間に隙間が出来、場合に依ってはブローチがその重みで下を向いてしまい、なんだか格好悪いと思うのです。
やはり洋服にピッタリとフィットしていないと、という思いがあります。
最後に全体の仕上げをチェックして作業は終了です。

 ここまで結構時間はかかりましたが、ようやく完成。
まだまだ克服しなければ成らない技術的課題は沢山残っていますが、お客様にも気に入っていただけた様なので、一歩前進です。




2013年8月2日金曜日

オーダーメイドのチタニウム・ネックレス・ペンダントが完成・納品しました

お客様からご注文戴いていたネックレス・ペンダントがようやく完成し、御本人にもお気に召して戴けました。

ワイヤーネックレス部分のみステンレスワイヤーで、全体は石枠部分も全てチタニウムで出来ています。
サイズは本体部分が35mmx78mmと、ペンダントにしては少し大きめです。

中央の石は、お客様がお持ちだったもので、親しい方から随分昔に戴いたものだそうです。
ごく普通のペンダントとして使ってらしたものを利用して欲しい、というご注文でした。
元の石枠から外して新たにチタニウムで石枠を作って留め直したら、なんだか前より輝きが増した様に感じられました。

 他にはデザインはお任せするけど、大振りで、長いペンダントタイプで、胸より下に下がるくらいのもの、というご要望でした。
そこで客様のイメージに合わせて、私なりに石を生かすこういうデザインを提案してみました。

下の写真は裏側です。内側と側面は鏡面仕上げになっています。
ワイヤーネックレスの端はわざとフックにしてあります。強い力で引っぱられた時等、完全に閉じてしまうとワイヤーで怪我をしかねないので安全のためです。
お客様は大阪在住なので長さの調節が難しかったのですが、ご注文戴いた時に撮影した全身写真を見ながら全体の寸法を決めて行きました。
今度お客様にお目にかかって、長さがピッタリだったのを確認するのが楽しみです。


ベンちゃん号受難の日


昨日、両親を乗せて大船の病院まで行った帰り道。
三人共朝食しか食べていなかったので、空腹を抱えてファミレスに入る事にしました。
脚の弱ってる両親を入り口で降ろして、駐車場で車を停めようとしたら、何かを押しつぶす様な抵抗を感じ、一旦車を前進させて確認すると、場内の照明灯の柱に車の後部バンパー右側を擦り付けていた事が発覚!
ベンちゃん号の右サイドミラーは運転席側と形状が異なり、上下に幅が広く、足元の地面が見やすくなってるんですが距離感がイマイチ掴みにくいのです。
もうすこし柱が後ろにあると錯覚していたため、降りやすい様に右側一杯に車を停めようとして擦ってしまった様です。
やはり空腹で判断力が低下してたんでしょうかね〜。

これが問題の照明灯。

もう15cm程後ろの砂利敷きのスペースに建ってたら
問題は起きなかったのですが。
ボディと同系色の樹脂バンパーの塗装皮膜が一皮むけた、
という感じです。
ボディの金属部分ではなかったのがせめてもの幸運。
というか、バンパーはその為に在るんでしょうが。

 母は『まあ、人を怪我させた訳ではなかったから、良しとしなくちゃ』と慰めてくれ、おっしゃる通りなんですが・・・・情けなや〜!

肝心の食事はステーキを売り物にしていながらヒドイ物でした。
まあ値段を考えたら期待する方が間違ってるんでしょうが。
いずれにしろ、車を擦った後で何を食べても砂を噛む様な味だったでしょうね。