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2015年3月26日木曜日

打ちのめされて来ました! 中村ミナト作品展


今日は近代美術館・工芸館で中村ミナトさんのジュエリー作品に打ちのめされて来ました。

 いや〜、スゴイ!スゴイ人だ!
私がジュエリーの勉強を始めた頃には既に有名になってらしたので、『宝石の四季』などの雑誌でも度々作品を拝見していました。
 また、女史のアトリエであるメイフラワー・アトリエのみなさんとお知り合いになるにつれ、お目にかかってお話しする機会も度々あったのですが、気さくで気取らない方なので、当時はそんなに緊張感もなくお話していたのです。

 しかし、こうやって今回の様にその作品をまとめて年代順に拝見すると、女史のジュエリーを通しての自己表現の可能性へのチャレンジと言ったものが見えて来ます。
 その表現のスペースを拡げて来られた軌跡が、今の日本のジュエリーの世界に大きな影響を与えているのがよく解りました。

 言わば南極海や流氷の海を氷を割って進む、『砕氷船』の様な方だったのですね。
彼女の通った跡は氷が割れて、水面が大きく広がって行くのです。
 様々な分野に彼女の様なICE BREAKERと呼ばれる方は居るのでしょうが、その苦労はいかほどか・・・。

 イヤ、きっと別に苦労じゃないんだろうな。
「ジュエリーはこうあらねば」という既成概念等、彫刻を志していた女史には縁の無いモノだったろうと思います。
 『身にまとう彫刻』とはどんなものだろう?
どうしたら自分の思い描いた立体的な空間を、身体の上と言うミニマムなスペースに転移出来るか・・・・、楽しんでやられていたとしか思えない。

 二枚目の写真の作品。
まさに、屋外に設置する女史の彫刻作品を思わせるブローチ。
三枚目の写真右ページ、ドーナツ状の円盤をひねった時に偶然現れる造形を、そのまま凍結した様なブローチ。
ワタシはこの両シリーズに、感銘を受けました。

 デザインを考えてる時に、偶然ひねった紙から思いついたのかもしれないけれど、そういう過程も含めてこういう形を見つけた時って、本当に楽しくてワクワクするだろうなあ〜と思うのです。

 もちろん、装身具としての完成度の高さがその発想をオモチャで終わらせていない、と言う事がベースに在るのですが。
 かといって、技術的にもの凄くハイレベルな事をされてる訳ではないのです。
出来たものを見れば、『な〜んだ、そう言う事か』なんだけれど、その面白さを見逃さない感性。
それだけでなく、それを完璧な作品になるまで細部をリファインして行く作業こそが、素人や凡人には真似の出来ない技と言えます。
そういう感性を錆び付かない様に日々研ぎすましつつ養い続け、常に自分にとって最新の面白いものを追い求めていく姿勢を永年続けて来られた訳です。

 こういう作品の数々を見ると、しかも20年も30年も前にあんな素晴らしい作品を創られたら、しかもそれがマッタク古さを感じさせないとしたら、じゃあコレから私はナニを創れば良いの・・・・?
 なんだかナニを創っても、彼女の影響から抜けられない様な気までして来るじゃ在りませんか。

まあ、天才を相手にひがんでも仕方ない。

凡人の私には、それでも私にしか出来ない、やらずにはいられない、私しかやらないだろう事をやるだけだ。







2013年8月25日日曜日

真夏のふらり旅 3

 旅の宿での一夜は明け、ホテルで朝食です。
レストランは最上階。周りに高い建物が無いので諏訪湖まで一望出来ます。
諏訪湖の花火大会の時等絶好の鑑賞ポイントになりそうですね。
 このホテルはネットで最安値で当日予約したのですが、どうやらシングルの部屋に無理矢理ダブルのベッドを押し込んだらしく、家具や設備のレイアウトがなんだか変でした。
テレビの下にエアコンの機械が在るのだけれど、スイッチパネルの表示が全く見えない。
スイッチ入れると冷気が枕元に直接吹き出して来る。
ちょっとカビ臭いその冷気を吸ったせいか少々気持ち悪かった。
結局エアコンは消して寝ました。

 朝食は無料サービス、ということだったのでどんな事になるのかと思ったのですが、トーストにバターとジャム、サラダ、ハムエッグ、フルーツジュース、コーヒーか紅茶。
トーストもハムエッグも、私達が着席したのを確認して焼いてくれてました。
喫茶店のモーニングサービスみたいですね。

 食事してると少し晴れて来ました。
湖面や屋根がキラリと光り出します。
チェックアウトして向かったのは諏訪大社下社秋宮。
以前友人達と来た事があります。
今回は小雨がぱらついてます。
立派な狛犬がお出迎え。
参拝すると巨大なしめ縄が頭上に。
 境内の隅には御柱が立っています。
七年ごとの御柱祭りで山から曵いて来られた時の傷跡があちこちに残ります。
こんな柱が四本、社を護る様に建てられてるのです。
 参拝後にお土産を買いに『新鶴本店』に向かいました。
このお店の塩羊羹がなかなか美味しいのですが、残念ながら定休日!
妻のガッカリする事!

 気を取り直して、今日の予定を考えます。
妻は温泉巡りにも興味は無いし、高原ドライブも車に酔ってしまうので、諏訪周辺を離れて小淵沢のアウトレットに向かう事にしました。
そこで買い物して昼食、というプランです。

 急ぐ旅ではないので一般道をカーナビを頼りに走って行く事にしましたが、カーナビの地図が古いせいか新しい道路に入ると混乱する様で、なんだか随分遠回りしたような気がします。
なんとかたどり着いたアウトレットは規模も小さく、見るべきお店も無いし、レストランも中途半端なものしか在りませんでした。
ガッカリして車に戻り、パソコンを開いて近所を検索して見つけたのが富士見高原にあるカントリーキッチン。
昨日車で前を走ったばかりですが、行ってみる事にしました。

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 ここのレストランの裏にあるカフェがなかなか素敵でした。
屋外にこんな風に席が並び、鳥の声と涼しい自然の風を味わえます。

 メニューはピザとケーキがメインです。
観光地にあるオシャレなお店の食事には結構当たり外れがあるので、ピザも期待してなかったのですが、これが美味しかった。
 薄皮で、膨らんだ縁もパリパリしていてトマトや野菜の瑞々しさを引き立てて居ます。
美味しくてアッと言う間に食べ終わってしまいました。
これはもう一度食べに行ってもいいなあ、という味でした。
近所に別荘があって散歩して来られるなら幸せだろうなあ。
お薦めスポットです。

 スイーツ好きな妻はココでも追加オーダー。
ルバーブのロールケーキが食べたいけど少し大きいので、二人で半分ずつ戴く事にしました。
味はまあ普通、かなあ。
ルバーブの味があまりよく解らなかった。

 このお店はとても居心地が良くて、こんな席もあるので今度は双眼鏡を持って来たいですね。
 もっとここでノンビリしていたかったのですが、子供連れのママさん達が隣に来てしまったので、一気に賑やかになってしまい退散する事にしました。

 この後は一般道で『道の駅』を廻りながら家を目指して帰る事にしました。
小淵沢、韮崎と廻って、韮崎では朝穫れの野菜を安いので沢山買い込みました。
笹子トンネルの手前の甲斐大和では美味しいサイダーを購入。
水質が良いせいか、スッキリした甘みが美味しい!

 この後国道20笹子トンネルを越えた辺りから土砂降りの雨!
夕暮れでヘッドライトを点灯してるんですが、雨の勢いが強くてワイパーをフル回転させても水しぶきで路面の車線ペイントが見えない。
おまけに対向車のライトで濡れた路面が光って、視界が悪くてノロノロ運転。
 大月辺りで少し落ち着いたのですが、雨の夜に知らない道を走るのは本当に疲れます。
相模湖あたりで夕食休憩と考えていたのですが、なかなか入りたいお店に出逢わず八王子を過ぎた辺りで結局ファミレスで夕食になってしまいました。

 そんなこんなで結局十時過ぎに帰宅。
長距離を走った割りにそんなに疲れていないのが不思議です。
何時までに何処に行かねば成らない、という縛りがなかったからストレスが無かったのでしょうかね。
高速道路の長時間走行と一般道だと、疲れ方が違うのかもしれません。

 気の向くままに車を走らせて、疲れたらホテルを予約して一泊。
こういう旅を初めてしましたが、キャンピングカーで旅をされる方の気分が解りました。
気持ちのいいポイントで車を停めてノンビリ過ごす。
以前ニュージーランドに行った時も空港の近くにレンタルキャンピングカーの事務所が並んでいたし、湖のそばにはキャンピングカーを停められるサイトが幾つも在りました。
 日本は土地が限られてるから真似は出来ないかもしれないけど、こういう休日休暇の過ごし方がこれから日本でも普及しないかな。

 今はスマートフォンが普及してホテルの空室状況もすぐに解るし。
予定に縛られない旅、これから癖になりそうです。


2013年7月8日月曜日

映画『最強の二人』

久しぶりにDVDを借りて観ました。
 パリのど真ん中の豪邸に住む、首から下が麻痺の障害を持つ大富豪が世話係を募集、やって来た黒人青年に興味をいだき雇う所から話は始まります。

 ハリウッドとは全く違ったテイストでストーリーは淡々と、しかしフランス人らしい自虐的なユーモア満載で進みます。
富豪と青年が時折交わすきわどいジョークには「おいおい、そこまで言って良いんかい?」とハラハラするのですが、富豪には自分の障碍を笑い飛ばしてやろうという諦めまじりの開き直りともとれる強さを感じます。
またそれを切り返す青年の言葉も、相手を特別扱いしない公平さや障碍と共存して生きて行こうとする富豪への好奇心と同情だけでないある種のエール(応援)を感じるのです。

 ハリウッド映画なら、どこかで泣き所を作ろうとかラストを盛り上げようとあざとい演出するんでしょうが、そういうこともなく淡々とエンディングを迎えます。
こういう終わり方って好きだなあ。

気がつくと音楽もなかなか素敵です。
お薦めしたい映画なので、まだご覧になっていない方は是非どうぞ。

2013年6月14日金曜日

『舟唄』八代亜紀さんの歌唱力に脱帽!

 最近実家に車で行く事が多く、ちょっと疲れている時等一人だと眠くなるので、iPodに入った曲をシャッフルで流している事が多くなりました。
そんな時は、歌謡曲や演歌をかけて眠気防止に大きな声で唄ったりするんですが、最近ツボにはまったのが八代亜紀さんの歌。

 雨上がりの夕暮れ時に住宅街のはずれを走っていたとき、聴こえて来たその曲にあわせてうろ覚えの歌を唄っていたのですが、なんだか急に涙がブワ〜ッと湧き出して来て視界を遮ってしまったので慌てました。
それが八代亜紀さんの『舟唄』

 1979年の歌なんですが、ここに添付するにあたって、いろいろな動画を見比べて、この動画の歌唱がもっとも素晴らしかった。
今でもチャーミングな八代亜紀さんですが、若く美しい時の歌唱よりこの動画の歌唱の方が歌詞の一字一句に込められた思いがこちらの心にズシリと響きます。

 私自身はお酒が飲めないので、こんな風に一人酒場でしみじみ酒を飲んだ事が無いのですが、それでも50年生きてると後悔や未練が頭に甦って来て、夜布団の中で心が苦しくなる時も在ります。

 誰に話しても今更取り返しのつかない、どうにも成らない後悔や心のわだかまりを、お酒が解きほぐしてくれるものなら、こんな酒場を見つけて独り酒を重ねてみたいものです。

 おそらく八代さんも長い年月の中には、そんな心がすすり泣く様な思いを沢山して来られたんでしょうね。この歌に描かれてる様な想いで一人涙ぐんだ事もあったんじゃないでしょうかね。
だから若い時の歌唱より、そういう心模様が自然に表現出来てしまう、というより自分の事として唄えてしまうんでしょうね。

 デビューした時から魅力的な低音のハスキーボイスも、この歌にはピッタリ。それがキャリアで磨かれて凄みすら感じます。
最近の若い歌手には絶対真似出来ない、本物の『歌い手』ですね。

 こういう歌を聞くと、お酒が飲めたらなあ〜なんて思うんだけど、万が一理想の酒場を見つけてしみじみ飲んだとして、自分はどんな舟唄を唄い出せば良いんだろう。

そんな時に口ずさむ唄の一つもない事がちょっと情けない。
まだまだ人生修行が足りないって事ですね。






2013年4月14日日曜日

個展を二つ

 昨日は絶好の行楽日和のなか、鎌倉、茅ヶ崎まで出かけました。
専門学校で教えていた時の生徒さんが二人、それぞれ作品を展示してらっしゃるというお知らせを戴いたのです。
お昼頃車で家を出て、まずは鎌倉材木座にある『材木座カフェ』へ。住宅街の中、病院の建物の一角にある小さなギャラリーカフェでした。
ここで作品を展示してらしたのは塩原香苗さん。

 彼女は夜だけ週五日というハードなクラスの生徒さんでした。
このクラスの生徒さん達は以前も話しましたがクラスの結束が強くて今でも年に一回グループ展を開催しています。
その中でも塩原さんは印象的な生徒さんでした。
ジュエリーの製作技術を教えるクラスなので、一応課題作品を技術的に評価採点しなくてはならないのですが、彼女の作品は技術的には未熟でも作者の熱意や彼女にしか表現出来ない独特の世界観が伝わって来る物でした。
これは技術云々では評価出来ない、と心底感心してしまったものです。
 以来彼女には会う度に『普通の会社員として業界に就職するのではなく、アーティストになって欲しい』と無責任なことを言い続けて来ました。
そのせいかどうか、彼女はこれまで驚く程精力的に様々なイベントに加わって作品を発表してきました。

 そんな彼女のアクセサリー作品は、ジュエリーの世界の人間である私から見ると、まずはイベントでの販売を念頭に置いているということも在るのだと思いますが、共感出来る物もそうでないモノもあります。
でも、その中にも言葉や外見で自分を表現する事が不得手な彼女の、繊細な感性の片鱗を感じるのです。
 いつか学生時代に私を驚かせてくれた課題作品の様に、インパクトのある作品を発表してくれるのではないかと期待している次第です。

さて次に伺ったのが茅ヶ崎にある『artseaショップ&ギャラリー』
冒頭の写真は、ここで開催されている鈴木日那さんの個展のDM。
鈴木さんは昼間のクラスでしたが、周囲の学生さんより年上で皆にヒナさんと慕われていました。
当時から落ち着いた雰囲気の方でしたが、和装に目覚められたそうでFacebook等でも素敵な着物美人姿を公開されています。
昨日も初日とあって素敵なお着物で在廊されてました。

 今回、是非作品を拝見したいと思ったのはDMでは作品の大きさ素材が解らなかったからですが、御本人に伺ってビックリ。
レタスサイズからキャベツサイズまで、様々な色彩とサイズで作品を展開されてました。
照明器具を仕込んだ作品も在って、壁にかけたり、部屋の隅やテーブルに飾ったりと、インテリア・オブジェと言う言葉がピッタリでした。
彩色方法や組み立てる構造等今後発展させたらどんどん発展して行きそうで楽しみです。

 ヒナさんには久しぶりにお目にかかってお話を伺ったのですが、最近和裁の勉強を始められたそうで、衰えない向学心、生活を楽しむ姿勢がそうさせるのか、学生時代より若々しさに溢れ、それが作品に現れている様でした。

ご興味がある方は、今週いっぱい開催しているそうなので是非ご覧下さい。
artsea SHOP&GLLERY    www.artsea.jp
253-0053 茅ヶ崎市東海岸北5-1-30  0467-57-2146
10:00~18:00  火・水曜日休み

生き生きとしたお二人に会っての帰り道は予想はしていたけど大渋滞。
横浜新道にたどり着くまでのろのろ運転で一時間半・・・。
眠気覚ましにipodで懐かしの歌謡曲を流し、車内で独りカラオケ状態だったのですが、村田英雄『王将』を唄っていて二番あたりで何故か突然涙があふれてきました。
http://youtu.be/vjBX3-gfgCQ

 私のipodには植木等のスーダラ節なんかも入っていて、眠いときには植木さんになり切って唄うと眠気も飛ぶんですが、シャッフルでかかった曲で村田さんになりきろうとしたせいでしょうか。
それとも、丁度沈む夕陽が西の地平線にかかって美しかったせいでしょうか。





2012年12月7日金曜日

AECAのネックレスをご紹介します

展示した作品を携帯のカメラで撮影したのであまり良く写ってませんが、雰囲気だけでも伝わるかな〜。



部分を拡大するとこんな感じ。

『百聞は一見にしかず』
実際に実物を見ていただければ、使われているパールの照り、色石の色の透明感と美しい発色が解ります。
まさに見る人が見れば、普通に売られているビーズアクセサリとはマッタク別物、と言うのが解っていただけると思います。

2012年12月6日木曜日

美の女神は細部に宿る

先日ご紹介したT女史の個展に、今日行って来ました。
いつもはTNTの三人でディスプレーするのですが、今回は私もお手伝い出来なかったので、殆ど飾り付けのないシンプルな会場になりました。
 しかし展示してある商品は、目のきく人ならこれは!と唸るようなものばかり。
前回も話した様に決して派手ではないのですが、長いキャリアの中で昔から買い付けて来た高品質の美しい色石。
それを生かすシンプルなデザイン。
しかも、石の価値や加工にかかるコストを考えると驚く様な値段です。
本当にこんな値段で良いんでしょうか?と思わず確認してしまいました。

もっと驚くのが壁にさりげなくかけられたネックレス。
全部天然石、パール等を使っているのですが、全てT女史自らが石をチョイスし配列を考えて自分で組んでいるそうです。
かなり昔に買い集めた石ばかりのせいか、今では探してもなかなか見つけられない程とても高品質。
天然石なので当然同種の石でも大きさやカット、色味等にバラ付きが在るのですが、それらが絶妙に配列され、石や珠同士の間隔、グラデーションが何とも言えず上品な雰囲気を醸し出しています。

女史は一時期、毎年夏の数ヶ月はイギリスで暮らしていた時期があったせいなのか、私はシルクのシャツやカシミアのカーディガンといった、英国のトラディショナルな上流階級の装いにピッタリな色遣いを感じました。

 いずれにしろ極小のビーズ石を一つずつ糸を通しながら組んで行き、石同士の間隔や微妙な色の配列に細やかな神経を配らないと出来ない作業で、一旦組んだものを気に入らないとまたバラして組み直す事も何度か在った様です。
普段ジュエリーのデザインするのと同じくらい、細部にまで拘りがあるのが、見れば見る程解ります。
(同じ様な天然石のビーズアクセサリーを造ってる妻は、その細部までの拘りに自分の作品との大きな差があることに愕然としていました。)

 そんな苦労と使われてる石の見事な発色を考えると、何度も言いますが、考えられない様な値段。

 流石に銀座だけあって、通りがかりに目に留められたお客様に
『イタリアで買ったらその5倍くらいするわよ!』
と驚かれたそうです。
やはり解る方には解るんですね〜。

今日も数本売れてましたから、在庫僅少。
二つと同じモノが出来無いので、是非お早めに観に行かれる事をお薦めします。

2012年12月4日火曜日

AECA アエカ デザインコレクションのお知らせ

いつもグループ展を一緒に開催している、TNTの仲間でジュエリー界の先輩のT女史が久々の個展を銀座で開催しています。
 写真に在る様に、最高級の色石を使いそれを生かしたシンプルで飽きのこないデザイン。
最近流行の小さなダイヤをぎっしり使ったような、きらびやかな派手さは無いけれど、着ける人をそれとなく引き立てて上品に見せてくれます。
御本人同様控えめでありながら、時代を経ても古くならないデザインは何時見ても新鮮です。
なかなか日本人のジュエリーデザイナーにこのような方はいらっしゃらないと、昔からそんけいしている方です。

T女史御本人もとてもステキな女性なので、ジュエリーを勉強している方には是非会場でお話される事をお薦めします。
会場は
中央区銀座7-8-1丸吉ビル1F
彩波(いろは)画廊
12/4~12/10
12:00~19:00(最終日は16:00までです)

銀座4丁目交差点から新橋方向に進み松阪屋を通り過ぎサッポロビールのある角を右折、最初の四つ角を左折してすぐです。
交旬ビル(BARNEYS NEWYORKが入ってます)を背中にすると、通りを挟んで左前になります。



フォーシーズンズホテル椿山荘でのイベント

先日お話ししたフォーシーズンズホテル椿山荘でのイベントが12/1より始まりました。
会場はホテル正面玄関から入って右側にあるアートギャラリー。
フロントから椿山荘につながる通路を歩いて行くと右側にこんな看板が出ています。
ここを入ってクリスマスツリーが飾ってあるスペースの左右の部屋がギャラリースペースとなっています。
右手の部屋に入ると、こんなクラシックなショーケースに私の作品が展示されていました。
他にもこの様なショーケースがいくつもあって、それぞれにステキな品がディスプレーされています。
 気軽にお買い求めいただけるクリスマスグッズも多数陳列されていますので、是非お立ち寄り下さい。

2012年11月30日金曜日

フォーシーズンズホテル椿山荘でイベントのお知らせ

急な話で恐縮ですが、明日12/1から12/26まで、東京目白にあるフォーシーズンズホテル椿山荘3階アートギャラリーで開催されるクリスマス向けのイベントに、私のチタニウム・ジュエリー作品が10点ほど展示されることになりました。
イベントを主催されるのは、吉祥寺にあるセレクトショップSIGNA

 実は、私の作品をお買い上げいただいたお客様が偶然SIGNA様のお得意様で、お店に行かれた時に身につけていた私の作品がお店の方の目にとまり、今回の展示の機会を与えていただきました。
 個人で開催する作品展や、ジュエリー関係のイベントに来られるお客様とは違うカテゴリーのお客様に見ていただく機会と言うのはなかなか得られるものではないので、売れるかどうかは別にしてどういう反応を得られるか勉強になりそうです。

 私の作品はこれまで発表して来たものばかりでクリスマスに向けた新作では在りませんが、会場にはSIGNA様のセレクトされたクリスマスグッズが多数並ぶ筈です。
お近くにお住まいの方やお越しの方は、椿山荘は日本庭園が有名で紅葉も見事でしょうから、庭園を散策がてら覗いていただきたいと思います。
 
 会期が長いので会場に顔を出すのは土日くらいになりそうです。
とりあえず、明日の初日と明後日のそれぞれ午後には会場にいるつもりでおります。

2012年10月28日日曜日

オイシイ新発見!

 先日、なぜだかどうにも中華そばが食べたくなったのです。
と言っても、いわゆる支那そばではなく、中華料理店で供されるタイプのとろりと餡掛けになった具の乗ったやつ、『五目餡かけソバ』の類いが。

 自宅の近所を検索してみるといくつか出て来ます。
一番簡単なのは駅前の大きなデパート内の中華料理店。

 でも、以前入った時に値段相応の味では無いと言うのを知っていたので、ここは除外。
そのデパート周辺で、妻とも何度か利用している四川風の中華料理店も在るのですが、残念ながらお店の前まで行って休業してるのを発見。
そこで、そのすぐ近所で今までお店の前を通るけど入った事が無かった店にチャレンジ。

デパートの裏通り、246の高架の下という地味なロケーションながら、けばけばしくなく、こざっぱりとシンプルな店構え。
昔から気にはなっていたけれど、なんとなく敷居が高そうで入らなかったのですが・・・・美味しかった!
値段も周辺の価格から比較するとリーズナブル。
しかも手抜き感の無い味を考えると、むしろ良心的な価格設定。

 と言う訳で、裏を返しに今日も行ってしまいました。

今回は『海老ソバ』
スッキリしたスープに細打ちの麺。
大きなキクラゲや、熱々プリプリの海老が沢山入っていて、これが食べていてなかなか冷めません。
スープの塩加減が丁度良く、食べ終わった後もつい後を引く味。

 今回、妻は太麺の『酸辣湯ラーメン』を注文しましたが、酸っぱい味が苦手な私も大丈夫そうなマイルドな辛さ。
あれなら私も行けそうです。

 定食や麺類に半チャーハンの付いたセットも選べるのですが、チャーハンも期待を裏切らない味でした。
総じて、また食べたくなる味・・というのかな。

 と言う訳で、私達庶民が時々利用するにはうってつけの、便利な街の中華料理店でした。
これまで利用しなかったのが悔やまれるなあ。

残念ながら料理の写真は今回も撮り忘れました。
お店の名前は『上海』
探してみて下さい。


2012年10月26日金曜日

基準になる味 2

前の投稿で『基準になる味』について書いたけど、伝統の帝国ホテルには、そんな料理が沢山あるんでしょうね。

カレーを食べた後に
『デザートは如何致しましょう?』
と聞かれて頼んだのがシャーベット。
これもなかなかのお値段です。

レモンとラズベリーの二種類がメニューに載ってます。
で、二種類を一掬いずつ盛りつけてもらう事も出来る様です。
これはなかなか妻に好評でした。

 さすがにカレーではその妥協の無い味に感動したものの、シャーベットには特別期待はしていなかったのです。
ところが一さじ口に含んで、驚きました。

これまで食べてきたシャーベットとは一線を画す舌触り!
いろんな所でデザートに出されますが、冷たすぎてガリガリのものやシャリシャリしたものがあって、まあそういうのがシャーベットだと思っていたのですが、この滑らかな舌触りは何だろう!
といってアイスクリームとは違う。
おそらく氷の粒の形や大きさが絶妙に調整され、その大きさのバラ付きもないのでしょう。
また、食べていて冷たさに舌が麻痺する感覚もありません。
サービスされる時点での温度管理も厳重なんでしょうね。

まさにこれがワタシにとって、シャーベットのスタンダードになりました。



伝統の味はやはり・・・

 しばらく前の話になりますが、母の友人が関西から上京して来られて品川のプリンスホテルに泊まられる、と言うので車で母を連れて行きました。
その帰りに時間が中途半端だったので、白金にお住まいの別のお友達を呼び出して夕食をご一緒することになりました。
まあ、体のいい運転手ですね。

 ちょうど夕暮れ時だったので、皇居のお濠端を走ってリニューアル間近の東京駅や火灯し頃の銀座を廻って、さあ何を食べる?という話に。
車も停めなきゃいけないので、いろいろ考えたあげく、
帝国ホテルのカレーライス
ということになりました。

 日生劇場に面したティールームで昔から有名なメニューです。
ここのパンケーキも同様に有名で、私達夫婦は結婚式の翌日食べに行った思い出のメニュー。
しかし、カレーはまだ若い頃に一度食べたきりでした。

 今となってはその時どんな味だったのか、全く記憶に在りません。
多分そのころ付き合っていたガールフレンドとでも行ったのでしょうが、「ホテルでカレー食べると高いなあ〜!」という記憶しか無い。

閑話休題
件のティールームは今は名前も変わってました。
面倒なので注文はみんなビーフカレー。 
ナント¥2500・・・・!

で、出て来たのがコレ。
正直、見た目ちょっとガッカリ。
だってカレールーの中にお肉が入って無い様に見えるじゃないですか。
「おいおい、これで¥2500?」と思ったのです。
ブルータスよ、お前もか!
ところがスプーンですくってビックリ。

お肉だらけです。

カレールーにお肉が入ってるというより、ビーフのカレー煮込みをよそったらカレールーがまとわりついて来た、という感覚。

まだ歯応えの残る固まり状の肉に、煮くずれてホロホロになった破片がからまります。口の中が肉だらけ!

あ〜、夜中に書いてると唾液が出て困るなあ。

肝心のカレールーもマッタク奇をてらわない、しごくオーソドックスな味。

ああ、カレーってこうだよな、と言う味。

スパイシーさも程々で、これなら老若男女さほど拒否感は抱かないだろうギリギリの辛さ。
食べ終わっても脂っこいギトギト感や口中にスパイスの辛さが残って困る、と言う事も在りません。

食べ終わって一言。
流石、伝統の味!でした。

やはり長い年月ファンが居続けるのが判ります。
たぶん、どの工程にも真剣にカレーに向き合ってる人が居るのでしょうね。
そんな、作ってる人達の伝統を守り続ける気迫を感じます。
なんだか『有り難いなあ〜』とすら思えて来ます。
で、また食べてみたくなるのです。
今後、何処でカレーを食べてもこのカレーを基準に判断する事になるでしょうね。

もちろんアノ価格じゃ、私達庶民はおいそれと食べられませんが。

今日は特別、と言う時に食べたいカレーでした。