ハリウッドとは全く違ったテイストでストーリーは淡々と、しかしフランス人らしい自虐的なユーモア満載で進みます。
富豪と青年が時折交わすきわどいジョークには「おいおい、そこまで言って良いんかい?」とハラハラするのですが、富豪には自分の障碍を笑い飛ばしてやろうという諦めまじりの開き直りともとれる強さを感じます。
またそれを切り返す青年の言葉も、相手を特別扱いしない公平さや障碍と共存して生きて行こうとする富豪への好奇心と同情だけでないある種のエール(応援)を感じるのです。
ハリウッド映画なら、どこかで泣き所を作ろうとかラストを盛り上げようとあざとい演出するんでしょうが、そういうこともなく淡々とエンディングを迎えます。
こういう終わり方って好きだなあ。
気がつくと音楽もなかなか素敵です。
お薦めしたい映画なので、まだご覧になっていない方は是非どうぞ。
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