2010年3月29日月曜日

ラムロック!

近所のデパートで毎年恒例の『春の京都名舗展』が開催されたのでいそいそと行って来ました。
お目当てはイノダ・コーヒ。
京都に行くといつも立ち寄る店で、最近東京駅大丸にも出店してます。
催事場の一角でしたが、懐かしい美味しいコーヒーとケーキをたのしんで来ました。
今回はおなじみのラムロックに加えイチゴとブルーベリーのタルトを頼みました。
この展示会は春と秋に開催されいつも楽しみにしていて、何点か買って来て我が家でささやかな京料理を楽しんでます。
今日は小巻生湯葉、ちりめん山椒、出汁パックを購入。
早速夕食はわさび醤油で生湯葉を戴きました。
残りは小口に切って冷凍します。後日お吸い物に入れていただきます。
そう言えば今回は『ふきのとうの塩漬け』が買えなかったのが残念です。
あのほろ苦い味が春を感じさせてくれたんですが・・・。

青春だ!

 先日、高校生の姪が入っているブラスバンド部の定期演奏会に行って来ました。
私も高校時代には吹奏楽部に所属していて、全国コンクールを目指していたので昔が懐かしいです。


私達の頃とは環境も変わって、駅前の立派なホールを借りてのコンサート。
OBだけでなくPTAまで会場整理等のお手伝いをしてくれてます。私の時など学校の体育館でしたからね。
部員も多く、楽器も揃い、お揃いのユニフォームまであって、今の子は恵まれてるなあなんて羨ましくなりました。


演奏は自分たちの頃と比べると、やはり格段にレベルアップしてるなあと感じます。
高校生らしい演出もあってなかなか楽しかったのですが、意表をついたのがアンコールでした。


一旦退場して拍手で戻って来た指揮者がピアノにすわると、舞台の全員が立ち上がり歌を歌いだしたのです。
恥ずかしながら私は初めて聴いたのですが、KiroroBest Friend』と言う歌でした。





吹奏楽部員によるコーラス?
といぶかしく思っていたのですが、彼らの歌声は何故か胸を打ちました。


 自分を励まし見守ってくれる友を歌ったこの歌は、卒業して退部する三年生を送る彼らの気持ちに等身大にあてはまるのか、歌いながら涙ぐんでいる生徒も何人かいて、見ているこちらも恥ずかしながらこちらもウルウルしてしまいました。


 どんな名曲も演奏者の心が入っていなければ、楽譜通り完璧に演奏出来ただけではきっとそんなに感動しないんでしょうが、発声も音程もバラバラな彼らの歌声でも数十人が同じ気持ちで思いを込めて歌うと聞き手にも伝わったわけです。


イヤ、考えてみると同じ歌を声を合わせて歌うことが心を一つにしてくれる、って事が在るかもしれないな。
そういえばキャンプファイヤーなんかで皆で歌うと連帯感を感じたもんね〜!
歌声喫茶なんてのも昔流行ったし、軍歌もしかり。


ともあれ、歌の歌詞の様な友や仲間が居るってことは本当に幸せな事で、そんな仲間と一つの事に一生懸命になってるキラキラした彼らを見て
青春だなあ〜!
と、羨ましかったです。

2010年3月25日木曜日

赤信号!

三人展に向けての作品制作が追い込みに入ったところで、愛用のリューターのハンドピースから異音が出始めました。
無理して暫く使うとモーターが過熱してかなり高温になり、持ってられません。
どうやら、モーター部分のベアリングが寿命を迎えた様です。


振り返れば、独立して一人で仕事をはじめた時に購入して以来20年来使ってきた相棒です。
アルミのボディにマットブラックのアルマイト処理なんだけど、手で持つ部分は塗装のみならず金属がすり減ってます。


 馴染みの無い方の為に説明すると、リューターと言うのはコントローラー・ユニットと写真のハンドピースからなり、コントローラーにコードで繋がる写真右側の太いグリップ部分にモーターが入っていて、先端のチャック(左端の銀色の部分)にドリルの刃や砥石等の回転させて使用する工具を装着して穴開け、切削、研磨に使用する電動工具です。先端工具の軸の太さは規格で同じになっていて、様々な用途に合わせて先端工具を交換、モーターで回転させて各種の作業するわけです。

 くびれて細くなっている部分には先端工具を固定するチャック機構が入っています。
このリューターはレバーでチャックが開放出来る様になっていて、先端工具の交換がワンタッチで可能です。この20年の間、チャック部分を開放するレバーが摩耗でグラグラになるなどしてオーバーホールに二回出しましたがモーター部分はノートラブルだったのですが・・・。


 このところ硬いチタンの加工や仕上げなどで、直径の大きなシリコンゴムホイールを使ってハイトルクの必要な作業を長時間続けたのが、老体に鞭打つ結果になったのかもしれません。
もともとこのハンドピースはスタンダードタイプと違って、ハイトルク型の大きなモーターを組み合わせた仕様になっているのでそういった作業にも過負荷で止まってしまう事はないのですが・・・。
 今回はモーターの軸受けベアリングが摩耗して破損したのが原因のようなので、これは故障と言うより寿命と言えるでしょう。


まだ作品制作をやめるわけにいかないので、だましだまし使って作品展中に修理に出す事にしたいと思います。


お願いだからそれまでなんとか頑張ってくれ〜!



2010年3月16日火曜日

作品展のおしらせ その2

先日お話したTNT三人展のDMがようやくお見せ出来る様になりました。




私の作品は一番上。幅80mm位のブローチです。
当初三人でテーマを
TNT 春 
と決めていたので、私は春らしいモチーフでデザイン、製作しているつもりです。


 ギャラリーは、青山通りと表参道の交差点から原宿方向に歩き、歩道橋の先左側にある河合楽器の先の角を左折して突き当たりまで行くと左角にあります。


 今回はTNTの三人がジュエリーに関するご相談、オリジナルジュエリーの製作、修理、リフォーム等のご相談にも応じますので、お手持ちの宝石、ジュエリー等お気軽にお持ち下さい。

2010年3月12日金曜日

美味しい顔

普段TVドラマは見ないのですが、最近民放も資金不足で新しい番組を作れないからなのか、昔のドラマを再放送していてたまたま見ていたのですが、ヒロイン役を演じていた若い女優さんのファンになりました。

『ランチの女王』竹内結子さん。


 たまにCMで見かけるものの彼女が演技してるのを他に見た事が無いので、演技力がどうのこうのと言うことは解りませんが、このドラマでの彼女は輝いてましたね。
なにより、食べるシーンの彼女の表情は素晴らしい!
本当に美味しそうに食べるし、美味しいもの食べた幸福感がこちらにも伝わってくるのです。
こんな人とレストランに行ったら楽しいだろうし、こちらまで美味しく幸せに感じるんじゃないかなあ。
もっと美味しいものを食べさせて上げたくなりそうです。


余談ながら私の妻は美味しいスイーツを食べると、文字通り小躍りします(笑)


世の中美味しいものって沢山在るけど、一人で食べてもなんだか寂しいし、独り占めするのが申し訳ない気がして楽しめません。
独身の時は旅先で美味しいもの食べたりすると、両親にも食べさせてあげたくて後ろめたかったでねえ。
一人でこんな美味しいもの食べてたらバチが当たるんじゃないかって・・・。
結婚してからはその対象に妻も加わりましたがやっぱり、皆で食卓を囲んで『美味しいねえ!』と言いながら食べたい。


どんなグルメも一人で食べたんじゃ、美味しいかもしれないけど幸福じゃないですよね。
良く言われてる様に、『何を食べるかより誰と食べるかが大事』なんですよねえ。



ご神木

先日ニュースを聴いていてビックリ!
鎌倉鶴丘八幡宮の大銀杏が、折からの雪まじりの風で根本から倒れてしまったそうです。
2009年の正月にTNTのメンバーや友人と一緒に初詣に行った時にも、雄々しくそびえたっていましたからね。まさかあんな大木が?という想いです。


 鎌倉時代にはもう大木になっていて実朝公暗殺犯がその陰に隠れていた、というから樹齢も千年近い古木。
木の寿命って、そもそもどれくらいのものだか解りませんが、縄文杉なんてのが在るくらいだから、条件さえ良ければ少なくとも二千年くらいは生き続けるんでしょうね。


 八幡宮のみならず各地の社寺にご神木が在ると思いますが、その土地の歴史の目撃者になるわけです。
人々が産まれたときからソコに在り、春は花、秋は紅葉と四季折々様々な表情を見せながら山河や人々を先祖代々見守って来た木。
森羅万象に八百万の神を見た日本人は大木、古木にも神が宿ると感じ信仰の対象に成って来ました。
それがある日突然失われる喪失感というのは、かなりのものでしょうね。


 普段当たり前の様に在る物が失われて初めて、その存在の大きさに気づく・・・良く在る話なんですが、八幡宮の関係者を始め地元の方々のショックはいかばかり、と思うと本当にお気の毒です。
それにしてもイチョウがない八幡宮・・・でも、今産まれた人にはそれが当たり前の風景に成るんですねえ。
きっと地元では『此処にあったんだよ〜!』って親から子に語り継がれて行くんでしょうね。


 話は似てるけど、先週まで在った建物がある日突然更地に成ってる・・・なんて事が良く在りますが、そうなってみるとお気に入りの店ならいざ知らず、以前何が在ったか意外に思い出せない物ですよねえ。
どうやら、人の心にどれだけしみ込んでるかで語り継がれるか忘れられるかの差が出るんですね。


考えてみると人間も同じですね〜。
いつまでも語り継がれる人もいれば、人知れず忘れられて行く人も居る。


願わくば、悪名で語り継がれる様には成りたく無いもんですね。





2010年3月11日木曜日

作品展のお知らせ


来る4/1(木)〜4/4(日)に作品展を開催します。
例に依ってTNTの仲間での三回目の三人展です。
場所は去年と同じ表参道のガレリアM
表参道交差点から原宿方向に歩き、歩道橋のそばの河合楽器ショールームの先の角を左に曲がり、突き当たりまで行くと角の左側です。

毎度の事ながら、三人共作品のテーマがなかなか決まらず写真撮りが遅れ、まだDMが完成してません。
と言う訳でとりあえず基本情報のみお報せします・・・。
毎日12:00~20:00まで開けてますから、お仕事帰りにでも覗いてみて下さい。毎日会場にいる予定です。


私は今回もチタンのみ使用の作品です。

現在格闘中!


GaleriaM ガレリアM
150-0001 東京都渋谷区神宮前5-1-14 CasaM 1F
TEL 03-3409-2622
東京メトロ表参道駅A1出口より徒歩3分/JR原宿駅より徒歩10分



より大きな地図で ガレリアM を表示


2010年3月10日水曜日

スナイパーと言えば・・・

ゴルゴ13が真っ先に思い浮かびます。
十代の頃にゴルゴ13に触れ、一時は単行本も50巻まで集めてました。彼のおかげで国際政治や軍事情報に触れるきっかけが出来て現実社会がどんな力で動いてるのか・・等、けっこう勉強になりました。

 しかし、彼はあくまでフィクションの産物であり、犯罪者で非合法に対象を狙撃して金を稼いでいます。
ところが、現実の社会には合法的に対象を狙撃し殺害している人達がいます。
彼らは時として英雄として国家から勲章まで授与されます。
それが、狙撃兵(スナイパー)です。


彼らは軍隊の中に在りながら団体では行動しません。
個々が特殊な技能を身につけた、いわば職人、プロフェッショナルです。
ランボーとは対局にあるワンマンアーミーですね。
そんな世界が覗いてみたくてスナイパー物の小説を何冊か読んできましたが、近年最も面白かったのがこの本。


『極大射程』原題POINT OF INPACT スティーブン・ハンター著 新潮文庫
先日テレビで放映された『シューター』の原作です。


 ベトナム戦争に従軍した海兵隊の伝説的英雄ボブ・リー・スワガー
退役してアーカンソーで暮らす彼がある陰謀に巻き込まれ、大統領暗殺犯として追われる事に・・・・という話なんですが、実に周到に練られたストーリー展開、しっかりとリアリティーを支えるディテールと言い、主人公のキャラクターのみならず作家の天才にも感嘆します。
文庫で上下二巻ですが全く長さを感じさせません。
スワガーを主人公としたシリーズも何作か刊行されてるので、シリーズで読んでみるのも良いと思いますよ。


実はこの映画は観に行ったのですが、記憶に残らないくらいつまらなかったので、もう一度テレビで見直して原作も読み返してみました。


 結果として・・・あの原作をどうやったらこんなにつまらなく出来るの!と言う出来でした。
舞台を現代に設定したせいか、主人公も若く(ベトナム帰りでは年齢が高くなる)、原作読んでるこちらとしてはイメージが合いません。
全く新しい話としても最後のけりのつけかたが納得いかないなあ。


トム・ベレンジャー主演の『山猫は眠らない』の方が出来は良いと思いますね。
彼を主役にしてオリジナルに忠実に作って欲しかったなあ。



2010年3月1日月曜日

うれし涙、悔し涙!

オリンピックで一番好きなのがフィギュアスケートのエキジビションと閉会式。
世界最高の技術を持つアスリート達のアーティストとしての一面を見られる機会は、本当に楽しみです。

 ここでも、キム・ヨナ選手の素晴らしいスケーティングを見て、残念ながらやはり彼女が金メダルというのは納得出来ます。
どの瞬間も手や足の全ての動きが滑らかで優美!そしてまるで彼女の中から曲が流れ出て来るかの様な”表情力”
今現在の浅田真央選手に足りないと思われるものを、全て高い次元で表現出来ています。
ここまで来るのに浅田選手と競い合いキム選手がどれだけ努力したか悔し涙を流したか・・・フリー演技終了直後の涙で想像出来ます。


おめでとう、本当に素晴らしい演技でした。

 かたや浅田選手はスランプだったジャンプを克服したものの、残念ながら銀メダル。悔し涙が溢れ出ました。
インタビューする方もつらかったでしょうが、それでも涙をこらえてインタビューに応じる彼女を見ていて19歳の時の自分と比べてしまって本当に感心しました。
きっと彼女は是からの四年間で、この悔し涙を嬉し涙につなげて行くんでしょうね。

 今世界中を見渡せば、今日生きて行くのに精一杯でスポーツどころじゃない人はたくさん居るのでしょうが、オリンピックのアスリート達の純粋な涙を見ていると、スポーツに限らず嬉しいにつけ悔しいにつけ

涙を流せる程のものを持っている人生って素晴らしいんじゃないか
と思います。

とにもかくにも、アスリートの皆さん、
感動を有難う!