2011年2月14日月曜日

お散歩 多摩川

昨日はお天気も良かったので、午後から家人とお散歩に行きました。
前夜夜更かししたから起きたのが遅く、加えて家人の準備に時間がかかって日も傾きかけての出発となりました。
女性はお化粧したり服を選んだり、思い立ってすぐ出られないので大変ですね。
以前はそれでイライラして喧嘩もしましたが、五年も一緒に暮らすと諦めるもんですね。


お散歩のコースはお正月に行った川を下ったところにある、見晴らしの良い公園まで。
幸い風もなく空には雲もなく穏やかな日差しでいい気持ちでした。
公園から降りて来ると川には堰があります。
ワタシが20代の頃、ここにはボート乗り場があったと思います。
その頃、川は汚れていて洗剤の泡が舞っていましたねえ。
今ではかなり奇麗になったみたいです。
最近では初夏になると鮎が堰の魚道を上るのが見られるそうです。

 昔は多摩川では鮎が沢山捕れて、二子玉川でも川岸には料亭が並んでいたそうですね。
この近くの和菓子屋さんでは鯛焼きならぬ鮎焼きを売ってます。
川が奇麗に成って、堰には魚道が整備される様になって鮎も帰って来た様です。
それでも上流にあるダムの生せいで水量も減り水温が下がってしまったから、江戸時代や昭和初期の景色には戻れないのが残念です。
せめて想像をたくましくしましょう。

帰りは日が傾いて来てちょっと寒く成って来ました。
でも暮れてゆく空の足元には富士山がシルエットで見えます。
沈む夕日と足を競う様に帰り道を歩きます。
やっぱり富士山って偉大な存在ですねえ!
あんなに小さく見えるだけで景色にアクセントを付けてくれる。
アルプスやヒマラヤの山と違って、周りに高い山が無く独立して聳えたってる姿が凛々しいのでしょうね。
 山岳信仰は世界中にあるけれど、日本人にとっては富士山は他の山と違って単なる信仰対象の山ではなく、宗教を越えて人間の生きる姿勢を示してくれてる様な存在なんですね、きっと。

0 件のコメント: