2012年7月10日火曜日

おしゃぶり。

いきなり『おしゃぶり』ってナニ?と思われるでしょうが、今日は『おしゃぶり』の話です。
そう、赤ちゃんが口にくわえてるアレです。


先日、父の故郷鹿児島から父の妹(私には伯母サンになります)が上京してきました。
同居している末の息子と二人で、東京で働く長男を訪ねて来たそうです。
なんと、鹿児島から九州新幹線に乗り、大阪で東海道新幹線に乗り継いでの7時間の長旅。
もう80歳なのに先日の脳梗塞のせいで少し足が心配ながら元気イッパイ!
町田の実家に兄である私の父を訪ねて来られたので、久しぶりに弟家族も集合して食事会になりました。
六年前に家族で鹿児島に行ったビデオを偶然最近見直したところだったので、その話や昔話に花がさき、楽しいひと時になりました。

 ところが、偶然母の車のキーホルダーの話になって、この歳になって初めてそれが私が赤ん坊のときの『おしゃぶり』だったと知りました。
キーホルダーにつけられたこのウサギ、
元々はこの先に象牙(?)の輪が付いていた様です。
それはどこかに紛失したか破損して、残念ながらありません。
素材はどうやら真鍮に銀メッキ。軽いので中空ですね。
モデルは『不思議の国のアリス』に出て来るウサギですかね。

量産品ですが、なかなか味がある造り。
子供向けの商品なのに、今時の商品と違ってまったく子供っぽいデザインではない!
考えてみると、50年前にこういうものにお金だして買う人は少なかっただろうから、
もしかすると意外と高価で、ギフト用として有名百貨店辺りで売られていたものかもしれませんね。
どなたかに出産祝いとして戴いたのかもしれません。

当然の事ながら、自分ではマッタクこんなものくわえていた記憶がないのですが、50年以上前にもこんな量産品に心をこめた原型師さんが居たんだろうと思うとなかなか感慨深いものです。


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