Pt/K18のマリッジリングです。
新郎のリングはプラチナにK18のモザイクパターン。
新婦のリングはK18にプラチナのモザイクパターン。
リングの内面と側面は鏡面仕上げ、表面は荒めのへアライン仕上げになっています。
リングの形状も新郎は少しふっくらとしていますが、新婦のリングはフラットな平打ちリングと変えてあります。
モザイクパターンを入れるのはお二人の当初からのご希望でした。
様々なパターンを提案させて戴き、正方形、長方形をサイズ違いで散らしたデザインにする事に決定。
あまり接近させるとベタ一面に見えてしまうので、適度に間隔をあけて散らしています。
まだ出来たばかりでヘアラインも新しいので表面が乱反射して、写真の様にフラットな光源でないとパターンが解りにくいのですが、これから毎日指にはめていくことで少しずつ表面が均一に傷つき、ペア・デザインのモザイク・パターンも浮き出て来ると思います。
永く添い遂げた夫婦が似てくる様に、言わばお二人が重ねた年月と共に徐々に『夫婦になって行く』マリッジリング。
ジュエリー製作を仕事にしていると、様々な記念日等でお客様の人生の歓びの節目に立ち会う事が出来ます。
そして、その都度お客様と共に幸せを分かち合う様な歓びを感じる事が出来ます。
そしてその『歓びの記憶』は、お客様の子や孫の世代までジュエリーと共に語り継がれて行くかもしれないのです。
それが気軽に買えて楽しめるアクセサリーと、人生の節目に購入するジュエリーの大きな違いかな、なんて最近思います。
このマリッジ・リングはワタシの人生を遥かに超えて、結婚の歓びの記憶と共にこれからのお二人の長い人生に立ち会い続けるんです。
ウ〜ン、そう考えると、ちょっとゾクゾクしてきますね。
今回は佐倉のイベントがあったせいで、納品までお待たせしてしまったにもかかわらずお二人とも大変喜んで下さいました。
製作に時間と手間はかかりましたが、本当に良かった!
やはり、お客様の笑顔が一番のご褒美ですね。
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