2012年8月12日日曜日

テレパシーと男の沽券

実は山崎製パンの『薄皮粒あんパン』の隠れたファンである。
中年以降、洋菓子より和菓子やアンコが好きになってしまい、あの大きさが絶妙で、ついつい手が出てしまう。値段も安いしね。

 時々妻が買って来てくれるのを美味しく戴くのだが、自分からは『買って来て』とは言えないのである。
今日、出かけた先から帰宅途中の妻が
『スーパーに寄るけど、何か買って来るものある?』
と電話をかけて来た。
さすがに50過ぎの大の男が
『アンパン買って来て』
とは、恥ずかしくて言えないから黙っていたが、帰宅した妻は
『薄皮あんぱん買って来たよ』と言うではないか。
あまりの偶然に、二人して顔を見合わせて
『テレパシーが通じるのか!』と笑い合いました。

『食べたかったら言えば良いのに』と言う妻に
『男の沽券に関わるから言えない』と話すと
『おかしな人』と笑われました。

 そういえば、学校で講師をしていた時お弁当を作ってくれてたのですが、彩りにプチトマトを二、三個入れてあるのが、生徒さんに見られて恥ずかしくって
『プチトマトなぞ大の男が食べるもんじゃない、こんなものは女子供の食べるもんだ』と話した時も笑われました。

 トマトにしてみればいわれのない差別で失礼な話ですが、同年代のオジサンで同感の人は多いのではないでしょうか。

まあ、今時『男の沽券』なんていちいちこだわって口にするのは、器が小さく沽券が備わってないから、と言われたら返す言葉もありませんが。


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