2015年3月5日木曜日

海岸を散歩

 今日は朝から穏やかな良いお天気だったので、どこかに行きたくなってしまいました。

 考えてみると最近長距離歩いてないなあ〜と言う事で自宅周辺の地図を眺めながら、どちらに向かって歩くか考えていたのですが、自宅周辺はあらかたどんな景色か想像がつくので、普段行かない所に行こうと思ったのです。
・・・と言う訳で電車に乗って到着したのが終点の片瀬江ノ島駅。
なんだか竜宮城と言うより金魚鉢の中に入れるミニチュアみたいな駅舎。
 毎朝通勤でこの駅から乗るのは、ちょっと恥ずかしいかな〜。
会社じゃなくてどこか別の所に着きそうです。
 駅を出て一旦江ノ島を見渡せる東浜まで行ってみました。
良いお天気なので、観光客がけっこう橋を歩いて江ノ島に向かっています。
久しぶりに江ノ島でも、と思ったけれど、なんだかカップルだらけなのでオジサン一人ってのは場違いかなあ〜と遠慮しました。
 江ノ島西浜海水浴場。
関西から関東に引っ越して来て、初めて鎌倉の海に来た時には海岸の砂が黒いのにビックリしました。
『白砂青松』どころか、汚れてるんじゃないのかと思ったもんです。
でも考えたら住んでる所の土も黒いし、河原の砂も黒いんだからねえ。
『富士山の火山灰が降り積もった関東平野』と言う事を思い出して再確認しました。
でも砂鉄が多く含まれてて、だから日本刀に相州ものの名刀が産まれる素地に成ってる訳だから、悪い事ばかりじゃないんですね。
 辻堂あたりまで歩くとサーファーが大勢。
 空模様は雲が出たり晴れたりで、なかなか変化に富んだドラマチックな様相でした。
あんまり雲一つない晴天より、多少雲が流れてくれた方が絵に成るなあ。
 さっきまで砂浜だったのに、急に小砂利ばかりの砂浜に成りました。
しかも石粒の大きさが割と奇麗に揃ってる。
波の勢いとか波打ち際を波が引く速度とか物理的な要因で砂浜だったり小石だったりするんでしょうか。
 えぼし岩がだんだん近くなって来ました。
どうやら強風注意報が出てると電光掲示板には表示されてるんだけど、海岸に居るとほとんど風を感じないんだけど、どういうことなんだろう。
でもそう言われてみると歩き始めたときより波は勢いが強い様にも見えるんだけど、それは海底の地形のせいもあるからなあ。
 サーファーの一群から一人離れてポイントを探す青年と歩調が合ってしまいました。


 この後彼は意を決して海中に・・・・。
たしかに海を見つめてるサーファーってのはカッコイイ。
第一、男女問わずみんな均整のとれた体型をしてるよね〜。
モテる訳だ。

 私の様に一人で黙々と砂浜を歩く青年も発見。
ナニを考えながら歩いてんだろうな〜。
大学生くらいの時って、ああして一人でいる時間って大事なんだよね。

 茅ヶ崎も近くなって来て、えぼし岩も目の前。
丁度太陽がその真上に来て輝く水面にシルエットになり、まさしく『春の海』です。
 これは海岸の砂の流出を防ぐ為の人工島でしょうか。
茅ヶ崎漁港近くの海岸も砂をどこかから持って来てましたが、大きな台風が来れば元の木阿弥でしょうに。
 川にダムばかり造って小さな河川もコンクリートで覆ってしまったから、砂の供給が追いつかないんですね。
なんだか『焼け石に水』だと思うけど、そう言う工事で潤う大手ゼネコンには美味しい話しなんでしょうね。
 そろそろ箱根山の方から雲が出てヒンヤリして来ました。
 今日はここまでにして、帰るとしましょう。

0 件のコメント: