2011年4月2日土曜日

春を愛でる心

なかなか原発問題の進展がないまま、不安な朝を迎える日が続いています。
なぜか悪いニュースは深夜に発表されるので、明け方事態が急変したという悪い夢で目覚める事も何回かありました。
しかし、空間放射線量は東京でも少しずつではあるけれど下がって来ているようなので、最近は少し安心しています。
そんな中でも春はやって来ている様で、庭の花も一斉に咲き出しました。
先日のクロッカスも満開です。
薔薇も一気に芽吹いて来て、これからどんどん葉が出て来そうです。
近所の気の早い桜も蕾を膨らませているようです。

地震、津波、原発事故とトリプルパンチで
『国破れて山河在り』
今の日本はそんな感じでしょうか。
でも、春は今年もやってきてくれました。
だから『試練』だけど、
決して『天罰』なんかじゃないと思います。

 これからやってくる春は文字通り冬を乗り越えた再生の春』
美しく輝く花や新緑は、悲しみや苦しみを乗り越えるエネルギーを私達だけでなく被災者の方々の心にも充電させてくれるのではないでしょうか。
悲しみに打ちひしがれたこんなときこそ心にゆとりをとりもどし、これから踏み出す一歩を良く見極めなくてはいけないと思います
これからいろいろ大変だけど、美しい自然と四季のある日本に住む幸せを再確認して、郷土再生の意気を高めようではありませんか。
日本はそれだけの苦労をする価値がある国だと

そのためにもお花見を自粛するなんてとんでもないと思います。
まして、一自治体の首長が自分の私心を権力をもって市民に押し付けるというのはいかがなものかと思います。
今後の復興の為に地域や職場のコミュニティーの団結をより強める為にも、出来る人達はどんどんお花見しても良いと思います。


 世界中が日本人の危機においても冷静な行動に感心しています。
こんな時でも日本人は自然と一体なんだ、春を楽しむ心のゆとりがあるんだ、と思わせようじゃありませんか。

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