2011年10月9日日曜日

ハナミズキの紅い実

今朝駅迄歩くいつもの歩道の街路樹に紅い実を発見。

今年も秋は変わらずやって来ている様です。


 去年迄はその小さな紅い実がとても美しい宝石の様に見えたのに、今年はその実の紅さになにか禍々しいものを感じてしまいました。


 つい先日、東京・神奈川のセシウムによる放射能汚染の実態が、航空機からの計測値として公表されました。
公表値では東京、神奈川の大部分はそれほどの汚染ではない、というものでした。
しかし、これまで『安全です』を繰り返して来た国・文科省が、事故から半年も経った今頃公表した数値を、『ハイそうですか』と全面的に信じて安心する国民がいったいどれだけいるでしょうか。
 まして、航空機からの粗いメッシュによって平均化された数値では、ホットスポットも見逃されてるでしょうし、計測された元データが公表されなければ地上計測された実測値とどれだけずれているかも判りません。つい先日も、出かけた御徒町の街路樹のイチョウの葉に異常があるのを発見したばかり。
枝の先端に近いイチョウの葉の切れ込みが深くなり、数も増えています。
こんな風に身近に現われる植物の変調を見るにつけ、姿の見えない放射能の影響がジワジワと迫っているのを感じるのです。
 今回のハナミズキ、特に異常は無い様でしたが、その葉にはセシウムがこびりつき、実には根から吸い上げられた放射性物質が溜まっているのではと思うと、それをついばむ鳥達の今後の変調が危惧されます。

 これまでは歩道に散り敷いた枯葉を踏んで歩く音に秋や冬を感じていたのに、今年からはそう言った枯葉が吹き溜まった場所は、高濃度に汚染されてる場所として避けなければ成らないのです。
 雨のあとの水たまりさえ避けて歩く方がいいとなると、新しい長靴買ってもらって雨が降ると水たまりを探しては飛び込んで行った子供の頃を思い出し、今の子供が可哀想になります。
『垣根の垣根の曲がり角〜♫』落ち葉の焚き火も、それでお芋を焼くのも今後はありえません。

 こんな風に、
私達の生活も季節感も文化もぶち壊した原発事故が本当に腹立たしい!
 それ以上に、事故の実態を隠蔽し、責任を逃れようとして多数の市民に無用の被曝をさせ、そればかりかいまだに高線量の地区に子供を住ませて被曝させ続けている国。
『安全です』を吹聴して来た御用学者、御用マスコミ
なにより、これだけの被害を出しながら、まったく加害者としての意識も無く責任感も感じられない電力会社。
でも一番腹が立つのは、監督官庁でありながら誰も責任をとらない
経産省、とりわけ保安院。
そして安全委員会
この三つがいまだに存在し、権限を持って
そしらぬ顔して事故対応に当たってる事だ!
さっさと全員辞職、いや罷免して解体しろ!

オジサンは怒っているぞ!





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