2010年3月25日木曜日

赤信号!

三人展に向けての作品制作が追い込みに入ったところで、愛用のリューターのハンドピースから異音が出始めました。
無理して暫く使うとモーターが過熱してかなり高温になり、持ってられません。
どうやら、モーター部分のベアリングが寿命を迎えた様です。


振り返れば、独立して一人で仕事をはじめた時に購入して以来20年来使ってきた相棒です。
アルミのボディにマットブラックのアルマイト処理なんだけど、手で持つ部分は塗装のみならず金属がすり減ってます。


 馴染みの無い方の為に説明すると、リューターと言うのはコントローラー・ユニットと写真のハンドピースからなり、コントローラーにコードで繋がる写真右側の太いグリップ部分にモーターが入っていて、先端のチャック(左端の銀色の部分)にドリルの刃や砥石等の回転させて使用する工具を装着して穴開け、切削、研磨に使用する電動工具です。先端工具の軸の太さは規格で同じになっていて、様々な用途に合わせて先端工具を交換、モーターで回転させて各種の作業するわけです。

 くびれて細くなっている部分には先端工具を固定するチャック機構が入っています。
このリューターはレバーでチャックが開放出来る様になっていて、先端工具の交換がワンタッチで可能です。この20年の間、チャック部分を開放するレバーが摩耗でグラグラになるなどしてオーバーホールに二回出しましたがモーター部分はノートラブルだったのですが・・・。


 このところ硬いチタンの加工や仕上げなどで、直径の大きなシリコンゴムホイールを使ってハイトルクの必要な作業を長時間続けたのが、老体に鞭打つ結果になったのかもしれません。
もともとこのハンドピースはスタンダードタイプと違って、ハイトルク型の大きなモーターを組み合わせた仕様になっているのでそういった作業にも過負荷で止まってしまう事はないのですが・・・。
 今回はモーターの軸受けベアリングが摩耗して破損したのが原因のようなので、これは故障と言うより寿命と言えるでしょう。


まだ作品制作をやめるわけにいかないので、だましだまし使って作品展中に修理に出す事にしたいと思います。


お願いだからそれまでなんとか頑張ってくれ〜!



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