2010年9月3日金曜日

ジャパン・ジュエリーフェア

先日から始まったJJFの初日に行って来ました。
今回は『宝石の四季』よりご招待を戴き、なんとVIP待遇。しかもオープニングレセプション・パーティーの招待状まで戴いたので、妻と二人ででかけました。
会場入り口でTNTN氏と待ち合わせて、まずは『宝石の四季』のブースにご挨拶に伺います。
幸い清水編集長とお目にかかる事が出来たのでご招待のお礼を述べ、いろいろと参考になるお話を伺う事が出来ました。


 その中で耳が痛かったのが、日本人のジュエリー作家は販売するためのプロモーションは世界の中でかなり未熟、というお話。
 例えば『宝石の四季』のようなメディアに対しての働きかけにしても、用意周到に写真や資料をすぐに使える様なフォーマットで送ってくる海外作家に対して、日本人作家はまったく基本が出来ていないそうです。
これには、展覧会期日間際になってなんとかDMが出来上がる我々は本当に顔から火が出る思いでした。
 どうも日本人作家は良いモノを作りさえすれば良いんだ、で終わってしまって、それを売る為の行為にはこれまであまり重点を置かないで来てしまった・・ようです。
確かに学校でも、作った作品を売る為にどのような働きかけをしていけば良いのか・・なんて授業は無かったですから。
どうやら我々より先輩の作家の方々も、大半がそこらへんはおろそかにしてきたので教えられないと言う事になる様です。
 
 これまで数多く海外の見本市を視察されたり、様々な作家からの掲載要請を受けて来られた経験からのお言葉には『愛ある叱咤激励』の意を感じ、N氏と二人頭を垂れるばかり・・・。
 日本の中だけで活動してきた国内の作家も、これからは世界と競合していかなければならなくなる、このままでは日本の作家は生き残れない・・・。
編集長の危惧や苛立ちは、最前線に立つ人の見識として深く受け止めなくてはいけないと思います。


 今後、編集長が主導されて海外作家のプロモーションの現状はどんなモノなのか、彼我の差を知らしめる為のセミナーも開催されるそうなので、機会があれば聴講してみたいところです。





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