2010年9月16日木曜日

詩人!

今日は久々に銀座に出ました。
学校の先生の個展を観に行ったのですが、帰りにもう一軒
に立ち寄りました。 
『島添昭義・詩画展』を見学。
もともと造形作家の氏は立体の作品も多く創られていらっしゃるのですが、今回は絵に短い詩をつけた作品です。
絵の雰囲気も様々な技法、モチーフを使われて多彩なのですが、なんといっても添えられた短い詩、短歌でも俳句でも定型詩でもない、今風にいえば・・ツイット・・かなあ。
それが、時にしみじみと・・時にユーモラスに語りかけて来ます。

 人が創った作品にはその本人の中身が現れる物ですが、文章(特に手描きの)というのは絵や立体造形以上にストレートに作者の人物を現すものでしょうね。
どの作品も説教臭くも、シニカルでもなく、肩の力を抜いて絵を眺めた時にフッと思いついた独り言の様な短文が、決して上手なキレイな字とは言えない字で書かれていて、それなのにその絵にピッタリ合っている。
たとえなにか思いついても、ワタシにはあんな風に語れないだろうなあ・・・と、感じ入ってしまいました。
深い人生経験に裏打ちされた優れた感性と観察力・造形力を持った人にして初めて、ああいった一体感を持つマルチメディアな表現が出来るのでしょうねえ。

本当に羨ましいです・・・・!

と言う訳で、つくづくワタシは作家じゃないなあ〜、と
ちょっと打ちのめされて帰って来ました。
まだ開催中ですので銀座に行かれる方は立ち寄ってみて下さい。


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