2012年3月18日日曜日

ブラスの咆哮!

昨日は冷たい雨が降る中、新宿までJAZZのライブコンサートを聴きに行って来ました。
いつも三人展をいっしょに開催しているグループ、TNTのメンバーの一人T女史のご友人が参加してらっしゃるアマチュアバンド『LSOP』のコンサートです。
場所は名高き新宿PIT INN
昔からJAZZは好きなんだけど、なぜかこれまでライブには行った事が無く、初めて足を踏み入れました。
『LSOP』はアマチュアバンドですが、活動歴はかなり長い様で、メンバーは若い方もいらっしゃいますが、設立当初からの方がもうじき還暦を迎えるというバンドです。
老若男女、様々な職種の方がOFFの時間に集まってのバンド活動。
実に楽しそうで羨ましいなあ、と思いました。
いわゆるビッグバンド系のバンドなので、演奏した曲もその手の曲で、
配置は最前列にSAXが並び、その後ろにはトロンボーン、最後列にトランペット、左サイドにはウッドベース、ギター、ピアノ、ドラムス。

久しぶりに生の楽器の音を聴いたせいかもしれないけど、
いや〜、盛り上がりました!
ブラスセクションがスタンディングで、ここぞとばかりに吹き出すと、皆さんの熱い思いが伝わって来る様です。
一年間オフの時間に練習して来てようやく人前で演奏出来るという歓びと、それまでに溜まっていたストレスを一気に開放するような高揚感がこちらにも伝わって来て、御陰様でワタシの中にここ最近溜まっていたモヤモヤした気持ちも、このひと時ばかりはスカーッと晴れました。

演奏した曲の中に、カウント・ベイシーの曲が何曲か入っていたのですが、イントロでトロンボーンとトランペットがミュートを装着してゆったりと始まるその音色に、思わず頬が緩んでしまいました。

JAZZ GIANTに数えられるベイシーの曲は、なんというか品が良い!
どっしりと構えて、まるで老紳士が『掌中の珠』を慈しみながらその由来を孫娘に語っているように感じるのです。
http://youtu.be/Nb5jDWROk5k

他のアーティストの曲と比較すると、演奏するのをただ楽しんでいるだけでなく、ベイシーの曲はバンドが集ってその曲を演奏出来る『一期一会』の、言い換えれば生きている事の歓びを味わっている様にも聞こえて来るのです。
一言で言うとバンドやその曲への『愛』が伝わって来るのです。

そんな感想を抱いたのも『LSOP』の皆さんが、アノひと時を心から慈しんで楽しんでいらしたからに他ならないと思うと、ワタシもその場にいられて本当に良かったとしみじみ思います。
ワタシも楽器が演奏出来たら、一緒に加わりたいなあ〜!

これまではお誘いいただいても、土曜の昼間は学校で授業があって行けなかったのですが、これからはそれも無いので次回のコンサートにも是非駆けつけたいと思います。

若い頃、さほどベイシーの偉大さが解らなかったワタシ。
こんな感想もこちらが歳をとった証拠なのかもしれません。
これから、ちょっとベイシーにはまりそうな予感がします。

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