2013年8月24日土曜日

真夏のふらり旅 2

 清泉寮で朝食を食べて、その後は何も決まっていないので、とりあえず車を走らせてどこかでお昼寝するか、というわけで八ヶ岳高原道路をベンちゃん号でドライブ。

昔行った事があるレストランを探してる最中に見つけたのがこの場所。
実践大学の農産物直売所らしいのですが、日陰の休憩所もあるし目の前には広い牧草地が広がってます。
直売所の前にも井戸水で冷やした野菜を売ってました。
ここは無人で料金箱が置いてあるのです。
飲み物を飲んで休憩した後、車に積んで来たシートやラグを出して目の前の広場へ。
日陰は無いけど巧い具合に薄曇りなので、ここで昼寝する事にしました。
出発が早かったので、お腹が一杯になったら眠くなって来たのです。
薄曇りとは言え眩しいので、バンダナを目隠しにして横になります。
時折吹いて行く風は涼しいし、地面は適度な硬さの上に柔らかい草が生えて、とても寝心地がいい!
ちょっと、アルプスの少女ハイジかペーターか、という気分でした。
残念ながら、画像は妻が撮ったお見苦しい物ですが。
ここはそんなに有名な観光スポットでは無いせいか、静かで落ち着けました。
妻もすっかり寝てしまった様です。

 雲が晴れて陽が差してきたせいで暑くなって目が覚め、気がつくともうお昼過ぎ。

 何を食べようか、持参したノートブックPCで近所を検索して美味しそうな蕎麦屋をすぐ近くに見つけたのですが、到着した時には『本日は売り切れ』でした。
そうなると、お腹はもう蕎麦のつもりになってるから再度検索して茅野市に一軒見つけ、そこにベンちゃん号で向かいました。

関連ランキング:そば(蕎麦) | 茅野駅



 一見して国道沿いの蕎麦屋さんなので、ちょっと疑わしい気分で入ったのですが、なかなか本格的な蕎麦を出すお店でした。
メニューも品数は多くなく、シンプルな物しか無い様子です。

今回はこの『粗切り蕎麦』を戴きました。
下の二つは作ってなかったみたいです。
 出て来たのがこちら。
グラスに入ってるのは水蕎麦。
小皿の塩で戴きます。
やはり水が良いからか、蕎麦の薫りと甘みがよく解ります。
モチモチした歯応えとしゃっきりした舌触り、喉越し。
蕎麦の薫りも残ってなかなか美味しいお蕎麦でした。
妻が頼んだ普通のザル蕎麦も美味しかったです。

 お腹も丁度いい具合になったし、この先行くあても無いのですが、まだ帰るのは早い。
ここまで来たら諏訪湖も近いし、以前友人と行った諏訪大社も妻に見せたいしという事で、検索してホテルが予約出来たら一泊する事にしました。
その結果諏訪湖畔の岡谷市に宿泊先を確保。

 そこで夕飯まで諏訪湖の周りで時間を潰してどこかで食事してホテルに行く事に決定。
ベンちゃん号を諏訪に向かって走らせました。
酒蔵が多い上諏訪の街を抜け、諏訪湖畔で落ち着ける所をさがしたのですが、花火大会の準備なのか湖岸の公園はどうも落ち着きません。

 車で走りながら落ち着ける所を探していると、住宅街を抜けた所にある湖畔の緑地を発見。
駐車場も直ぐ傍に在ります。
後で気がついたのですが、先年友人達と諏訪湖に来て鰻屋が開くまで時間を潰した所でした。

 車に積んで来たキャンピングチェアとテーブルを並べてノンビリと陽が暮れるのを待つ事にしました。
吹く風は気持ちよいし、時折背後の道路を車が通り過ぎるくらいで静かだし、トイレは近くに在るし、絶好の休憩場所です。

 自宅から魔法瓶に詰めて来た一保堂の熱いほうじ茶をのんびり飲みながら、これまた自宅から持って来たカステラを戴きます。
・・と、妻に言われてフト気がつくと、腕が真っ赤!
 先程の昼寝、薄曇りでしたが高原の紫外線が強いせいか、かなりの日焼け。
そう言えばちょっと触るとヒリヒリします。
この時期日焼け止めは必要ですね。

 日もだいぶ傾いて来たので、夕食を食べに以前友人達と来た鰻屋に行こうと思ったら、あいにくそこは昼まででした。
そこでまたネットで検索。
営業している店を見つけて、行ってみる事にしました。


関連ランキング:うなぎ | 岡谷駅


 ここの鰻は関東風ではなく、蒸さずに炭火で焼いたもの。
外側はぱりっと歯応えがあり、実もしっかりした感触。
関東風と違って箸では簡単に切れません。
だからなのか一切れの大きさも小さめ。
コレは二切れの鰻丼。
関東風なら一切れの大きさです。
メニューには鰻が何切れ載ってるか表示されてるので、注文する時はそれを参考にすると良いですね。

 ちょっと普段食べてる鰻丼より鰻が少ないので足りないかな、と思いましたが、私にはちょうど良かったです。
 タレの甘みもちょうど良く、シンプルな川魚料理という感じでした。
今の様な鰻の調理法に成る前は、こういうタレを漬けて炭火で焼いただけの物だったんだろうなあと思います。
 それに、諏訪近辺で食べるウナギはやはり東京で食べるより安い様です。店内にも近所の家族連れが多かった様です。
鰻が『贅沢な日本料理』に成る前の懐かしい味を味わえました。

 お腹も満たした所で、岡谷駅から程近いホテルへ。
付近で最安値の宿なので心配してましたが、値段相応とは言え浴室もベッドも清潔な部屋でした。
窓からは諏訪湖の夜景が見えます。
朝食は最上階のレストランだそうです。

明日は朝から諏訪大社に参詣する事にして就寝。

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