2011年7月10日日曜日

映画『男と女』

クロード・ルルーシュ監督といえば誰もが知る名作
『男と女』
映画を観てなくても、♫〜ダバダバダ〜♫で有名な主題曲を聴いた事が無い人は居ないでしょう。
この映画も車がかなり重要なアイテムとして登場しますね。


 主人公は妻を亡くしたレーシングドライバー。
フォードムスタングで、かのモンテカルロ・ラリーにドライバーとして出場するのです。
そのモンテカルロ・ラリーの優勝祝賀パーティーに届いた、女(夫を映画撮影中の事故で亡くした)からの電報(時代を感じます!)を一瞥するや会場を抜け出し、さっき迄レースで乗って居たレース用の車でパリへ舞い戻ります。


毎回見る度に、このチームの車の管理はこんなにいい加減で良いのかと心配になります。


 それはさておき夜通し車を走らせてパリに戻り、女の家に行くのですがなんと留守!
管理人をダマして行き先を聞き出すと、どうやらドーヴィルにある寄宿学校(ここには彼の子供も寄宿しています)に預けた子供に会いに行ってるのです。
ここであきらめるかと思いきや、更に今度はドーヴィルまで車を走らせる。
学校に行くと海岸にいってるらしい。
又車に飛び乗って海岸まで。
もう車は泥だらけ!
で、大好きなこのシーンです。
音楽以外の音が無いのも良いですよね。
 初めて観た時にはまだ子供だったので、なんとも思わず見てましたが、ちょっと大人になって見直すと、彼の移動距離が半端ではない!お手近のフランスの地図を見て下さい。

『愛の力』
と言うより、動物としての男が女を求める
『本能的な衝動』
が如何に強いか、という見本ですねえ。

 もちろん、女を演じたアヌーク・エイメの知的な美しさがそのエネルギーを産んでるのでしょうが、何時の時代も男は女の魅力には勝てず、手のひらの上で転がされる石の様なものなんだなあ〜なんて感じます。

この後にも好きなシーンがあります。
ホテル・ノルマンディーのレストランでのシーン。
動画には字幕が無いので気になる方は是非レンタルでもしてご覧下さい。
ウェイターのちょっと困った顔が良いですよね。
これは男なら一度は真似してみたいなあ、と思うんじゃないでしょうか。

それなりの格式あるホテルのウェイターなら、絶対この映画は知ってるでしょうし、
この映画以降真似した男は数知れず居るでしょうから
きっと動じる事無くさばいてくれるのでしょうね。

バブル全盛の頃なんか、絶対真似した人居ると思うなあ〜。

でも映画みたいに決めるには、スマートに決めるには美男美女でないとなあ〜!

ためらいながらも引き寄せられて行く男と女。
洋の東西問わず、幾つになっても恋のドキドキは変わらない、
だから恋する事って、生きている事って素晴らしい!
と言う事を教えてくれる映画です。
まぎれも無い恋愛映画の原点。

まだご覧になってない方は是非お薦めです。


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