このところ雑事に追われていて、頭が混乱ぎみなので、あまり理屈をこねずに見られるアクション映画がスッキリ爽快にしてくれるかなと思って借りて来た中の一本です。
昨夜はおなじみの名作『ボーン・アイデンティティー』をもう一度見直して、
『やっぱり何度見ても面白い!』と思いましたねえ!
今回借りたDVDには特典映像が入っていたのですが、それは劇場公開版以外の導入部分とエンディングでした。
でも、やっぱり公開版が正解だとワタシは思ったな〜。
映画でも何でも、説明的な部分を付け足すとあまり結果は良くならなくて、逆にギリギリに削ぎ落とした方が結果は良い様です。
もちろん、削ぎ落とし過ぎてストーリーが解らなくなってる作品も多いので、その辺が監督や脚本家の腕にかかってくるのでしょうね。
そんな眼で今回初めて観た『ソルト』ですが、ロシアに鍛え上げられアメリカに潜入している工作員、いわゆる「スリーパー・エージェント」(日本の忍者にも『草』というのがありましたねえ)の潜在的脅威は多くの人が感じただろうし、どんでん返しの妙は十分楽しめたしA・ジョリーも好演してましたが、どうにもワタシの回転の悪い頭ではラストがうまく飲み込めない。
『エッ、これで終わり?!』って感じです。
要するに、つまるところ何を表現したいのかよく判らん映画になってしまってるわけですね。ボーンシリーズには工作員にさせられた挙げ句に任務中に記憶を失い、愛する者も奪われ、世界中を隠れ回らなければならなくなった男の哀しみと静かな怒りといった『深み』を感じるんだけど、『ソルト』の主人公も哀しい過去の持ち主らしいけど、そういう部分があまり描かれていないのですね。
まるで、この作品もジェイソン・ボーン・シリーズ同様シリーズ化するかの様なエンディングなんですが・・・・ハテさて?
A・ジョリーのファンにはお薦めしますが、まあワタシは一度見たらもう良いな〜。
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