2010年8月31日火曜日

老舗の凄さ!

 昨日は、毎度おなじみTNTT女史に誘われて六本木・ホテルアイビスの上に在る『サバティーニ』というイタリアンレストランでランチをいただきました。
女史によるとデザートのパンナコッタが美味しい・・・ということで、それを聞いたスイーツ好きの妻の期待も膨らみます。
流石にお昼時は混むそうで、ちょっと時間をずらして13時にお店に。

月曜・火曜限定¥1000.パスタランチと+¥100.のデザートを注文。
コーヒー、紅茶、エスプレッソ等選べる様です。


最初に来たサラダを見て、これは期待出来る!と思いました。
ドレッシングがまんべんなく野菜にからみ、ベチャベチャしてない!
サラダボウルの中で十分にトスされて、余分なドレッシングが付いていないのですね。
だから食べ終わっても皿にドレッシングが残りません。

得てして葉もののサラダはドレッシング漬けでびしょびしょになって、食べるとドレッシングが周りに垂れたり、飛び散りがちですが、このサラダはそれがありません。
モチロンドレッシング自体酸味と塩味の加減も程よく、オリーブオイル本来の香り、野菜の味と香りを損なっていないのです。
そして、多分作りたてなのでしょう、シャキッとした歯触りも残ります。
作り置きで水分が出てしんなりしたサラダは、美味しく無いですからね。
付け合わされた焼き茄子、青唐辛子等もオリーブオイルやヴィネガーに漬けてあるものでした。

続いてパスタ。三種類から選べます。
今回は三人でそれぞれ違うのを注文しました。
牛肉とキノコのソースがからんだペンネの様な中空のパスタ。
ひき肉ではなく細切れの肉を使ってるので肉の歯触りが楽しめます。
加えられたトマトやチーズ等との味のバランスも絶妙!
自分で作ると、トマトソースかチーズかどちらか入れすぎてしまいそうです。
最初ちょっと薄味か?と思わせて、食べ進む内に丁度よくなる感じ。
食べ終わって口の中に味が残らない『はかない味』です。
おそらく自家製のパンにつけて、ソースを残らず食べたいと思わせてくれました。

妻はサーモンとズッキーニのクリームソース。
こちらも、サーモンとクリームの塩加減が最適!
生クリームの香りも消えずに残ってます。
女史はツナとトマトのパスタ。
オリーブオイルの香り、ガーリックの香り、トマトの酸味や塩味等が
渾然一体となって美味しい!

どれも食べ終わると口の中に何かの味が残ってる、なんて事が無いのです。
美味しいものを食べた記憶は残るんだけど・・・。
我が家ではこれを『はかない味』と評してます。
こういうの古風にいうと『あえかな味』とでも言うのでしょうね。

(蛇足ながら・・・パスタだけだと男性にはちょっと物足りない量かもしれませんが、+¥300で大盛りも頼める様です。)

パスタの後はコーヒーとデザート。
多分赤ワインにでも漬けてあった梨や黄桃などの下に滑らかなパンナコッタが隠れていました。
女史によると普段はカラメルシロップらしいのですが、それも美味しそう!

妻は紅茶、ワタシは普通のコーヒーを注文しましたが、
女史が頼んだカプチーノにはこんなデコレーション。
隣の席の若い女性達は歓声を上げてました。
『カワイ〜イ!!』


コーヒーも淹れてから時間が経って香りがとんだモノではなく、
マイルドで飲みやすい美味しいコーヒーでした。
妻の紅茶も出しすぎて渋いことがありがちですが、美味しかったそうです。
インテリアに始まりお店のスタッフの落ち着いた応対も含めて、
最後迄期待を裏切らない所はさすが老舗


今時六本木のど真ん中で¥1000.でこのコースを出すのも至難の業でしょうが、
品数は減らしても品質は決して落とさない所が老舗のプライドなんでしょう。
これなら夜のコースも味に関しては安心して食べに来られるし、
お財布次第で来てみたくなりますね。
窓からは六本木ミッドタウンや桧町公園、東京タワーも見えて、夜来ると奇麗そうです。


値段以上の歓びを得られる、安心して人に勧められる良いお店でした。





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