2010年10月10日日曜日

三国同盟

最近、中国関連のニュースから目が離せません。
尖閣諸島でのトラブル以来、中国の大国らしからぬ振る舞いに世界が注目しだしたせいか、いろんなニュースが入って来ます。

ヨーロッパへの進出の足がかりとして、経済破綻したギリシャに手を伸ばしていると言うのをはじめ、ノーベル賞委員会との応酬。
どれも、金にモノを言わせての振る舞いが国際社会から反感をもたれていることをにおわせます。
国際社会の空気が読めない虚構の大国の浅ましく恥ずかしい姿は、かつて我々も体験して来た訳ですが『裸の王様』を見ている様で笑えます。


 そんななか、イタリアから『ローマのコロッセオが真っ赤にライトアップ』なんてニュース。
マルコ・ポーロ以来の所縁ある中国の首相の訪問を歓迎しての事らしいけど・・・。
どうやら、イタリアも経済的に厳しいようで中国マネーを期待してるようですね。
あの、ベルルスコーニ首相と会談する様です。


 なんだか第二次大戦時の三国同盟を思い出してしまいました。
当時の日本も、今の中国同様『何をやるか解らない危険な国』として欧米諸国から注視されていました。
膨大な軍事費で軍備を増強、韓国を併合、満州に傀儡政権樹立と覇権を拡大していた日本と、ムッソリーニのイタリア、ヒットラーのナチス・ドイツ。
アノ時は飛ぶ鳥を落とす勢いのナチス・ドイツ側について、漁夫の利を得ようと日本の方からドイツ・イタリアにすりよっていったのですが、いずれも独裁政権で自由主義陣営から見れば嫌われ者同士が手を組んだ訳ですが、結果はご存知の通り。
ジョークで、戦後経済発展を遂げた日独が『今度はイタリア抜きで組もう』なんて言うのが在りますが、なんだかムッソリーニを彷彿とされるベルルスコーニ氏のイタリアは今回も組む相手を間違えてる様な気がしますねえ。
 
 杞憂で終わって欲しいけど、美しいイタリアの街並に中国語の看板が林立する光景は、あんまり見たく無いですねえ。
今回思い出した言葉は


『軒を貸して母屋を盗られる』


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