2010年10月16日土曜日

ダイヤモンド・・・!

 ワタシの元生徒で、今オリジナル・ダイヤモンドジュエリーのブランドを立ち上げて頑張ってる青年がいます。
イマドキらしく、ブログやツイッター等様々な活動をしているようです。
羨ましいくらい健全な熱い心を持ったナイスガイで、彼はいずれ大人物になるんじゃないかなあ、なんて思う好男子。


 彼はダイヤに魅せられて、それについてもツイッターで熱く語ってるので、それを読んでると、ワタシも学校で始めてダイヤを顕微鏡で見た時の感動を思い出すのです。
 地球と言う自然が産んだ究極の物質が備える『究極の美』は、人智の上に存在する神の存在を予感させ、人の心を動かす力を持っているようですね。
それまでダイヤについてそこまで良い印象が無く、変わった色石の方が好きだったワタシの気持ちを180度ひっくり返し、ダイヤが一番好きに成りました。


 でも、考えてみれば太古からダイヤは今の様に輝いていた訳ではないのです。
ダイヤの持つ究極性に魅せられて、その輝きを最大限に引き出したいと思う人間が居たからこそ、今の様に美しく輝く訳で、むしろそれに関わって来た人間の歴史に興味と感慨を憶えるのです。


 考えてみればこの地球上の生物の中で、人間は唯一
『美を求める生物』


 他の動物は美しいからと言うだけでそれを求めて行動したり、集めたりしないものですし、ましてそのために争ったりもしません。
そもそも、進化の過程で人間だけがそんな性格を備えたのは、一体何故なのか?


 やはり人間以上の存在がこの宇宙を設計してるのか・・・?なんてね。


 ダイヤという物質は人間が存在しなくても天然に存在しうるけれども、人間と出会わなければ、そして人類文明が発達しなければ今のダイヤの輝きは無かった・・・。
ダイヤと人間がこの地球で出会った偶然を考えると、それこそ天文学的な確率です。
 
 ダイヤは地球環境で最高の硬度を持つ物質ですが、理論上はダイヤ以上の硬度を持つ物質が存在するようでロンズデーライトと言うそうです。
地球上でも隕石の衝突痕などで微量に生成され発見されてるそうですが、まだ純粋な結晶では見つかってない様です。
実験室内でも、炭素原子が網の目状に組み合ったフラーレンの仲間で、超ダイヤ物質の存在が見つかったりもしているようです。


 広大な宇宙にはそんな物質が普通に存在する場所が在るだろうし、ダイヤが産まれるような環境も沢山あって、砂漠の砂が全部ダイヤの原石なんて惑星もあるかもしれません。


 そんな惑星に生物が進化したとして彼らはダイヤをどう扱うんだろう・・・なんて考えてしまいます。

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