2010年10月29日金曜日

ETCのバーは要らない!

 首都高速の料金所のETC装置のバーの開閉速度が、また遅く成るというニュースが出てました。
なんでも、バーに衝突する車、それに追突する事故が多いから・・なのだそうです。
だから、バーを開閉するタイミングを遅らせて、20km/hでないと衝突するようにするそうです。

 まったく呆れ返った話でこういうのを本末転倒と言うのではないでしょうか。
停止せずに料金を徴収出来、料金所渋滞を無くし渋滞故の事故も減らす、というのがETCの目的だった筈ですよね。
技術的には速度を落とさずに料金を徴収する事も出来る筈なのに、それを停止寸前迄速度を落とさせる・・・。

料金所での事故の防止を考えるなら、バーなんか無くすのが根本的な解決というものでしょう。
ETC装着車でバーが開かないのはカードが入ってない挿し忘れ、期限切れ、挿入ミスが考えられますが、料金所ではETC装置の有無を確認して通過する車のナンバーを撮影してるんだから、車の所有者に後日請求する方法は在るはずです。スピード違反だって忘れた頃に通知が来るそうだから。
ETC未装着での不正通行なども駐車違反同様、罰則金付きで車の所有者に請求すれば済む事。
 いくら進入速度を引き下げても前の車が上記の理由で急停車すれば、後続車と事故を起こすのはゼロにはならないでしょう。
下手をすれば渋滞が発生したり、それが原因でもっと大きな事故に繋がりそうです。
 それにそこまでバーにこだわるにしては、バーの強度も構造も中途半端で不正通行車を確実に止められる訳でも無いですよね。

 報道ではETCブースと有人ブースを通過した車の速度差が大きく成ると危険だから、というのが速度を下げさせる理由として上げられてるけど、それも疑問です。

 速度差があっても進行方向がクロスしなければ問題にはならないでしょう。
 入り口や本戦上にある料金所で複数のブースが並んだ場合、ETCブースは必ず追い越し車線側にまとめるという事にすれば良いのでは?複数並んだ真ん中にETCブース、両サイドに有人ブースと言う状況が危険です。又、料金所を通過後すぐに出口があると言う場合も走行ラインがクロスして危険なんだから早めの案内表示で出口へ向かう車両を誘導すれば良いですよね。
速度差が事故原因と言うなら、首都高の入り口から車が入って来る合流地点ではもっと速度差があって、危険で短い合流路の構造をそのままにしている首都高側の安全管理の怠慢を問われるでしょう。

一般道も高速も、通行する車両を円滑に流す・・・それこそが安全やエコに繋がる、という考えをどうして未だに持てないのか理解に苦しみます。


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