2010年7月10日土曜日

映画『耳をすませば』

このところジブリ作品がテレビで放映されるので、この際と思って見ているのですが、この作品は初めてみました。
進路や恋愛に一喜一憂する女子中学生を主人公にした作品。

一言で言って・・・恥ずかしい!


 子供から大人に変わってゆく頃の微妙な年齢の、純粋で傷つきやすく一途な思いって、大人に成ってしまうともう別世界の事の様で・・・。
自分も当時の大人から見ると、多分あんなだったかと思うと・・・・恥ずかしい!
もちろん、身近にアノ年代の子がいたら微笑ましく思うんでしょうが・・・。


でも、図書館のカードって懐かしいなあ。


ワタシも中学の頃、学校の図書館ではずいぶん借りて読んだので、自分の借りた本に偶々知ってる子の痕跡があったりすると、特にそれが女の子だったりした日には、訳も無くドキドキしたものです。


 今ではネットに接続して本が読める時代だから、図書館で書架から沢山本を抱えて来て、さて、どれを借りて帰ろうか・・・なんてワクワクする時間を味わう若者もだんだん減ってくるのでしょうが、静寂の中にあちこちからページをめくる音だけが響く空間というのも、なかなか捨てがたい魅力があるものです。
書架を巡り歩きながら、たまたま背表紙の佇まいに惹かれて手に取った本と運命の出会いをするなんて事も無くなるのでしょうかねえ。


 何人もに借り出された手ズレの跡が残る、歴戦の強者みたいな本もあったなあ。
もっとも、ワタシはそんなベストセラーには興味がなく、誰も読んでなさそうな本を探してたっけ。
 人が読まないような本を読んでるという優越感も在るけど、貸し出しカードの一番目に名前を残したくて・・・馬鹿だねえ!。
今にして思えば、アノ頃にもっと古今の名作と言われる本を読んでおけば良かったのに。そうすれば、今よりもうちょっと教養在る大人に成れていたかもしれないなあ。


 それはさておき、やはり声の吹き替えにはちょっと違和感が残りました。
でも、ジャーナリストの立花隆が吹き替えってのも笑えました。
しかし、良く引き受けたなあ!頼む方も頼む方だけど。

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