2010年7月14日水曜日

キチンとして下さい!

『服装の乱れは心の乱れ』
・・・・なんて台詞を大人達から散々聞かされて育ったワタシの世代。
ずいぶんそれに反発してきたものです。


 既成の価値観の代表の様なグレーのスーツにネクタイ、というスタイルに同化したくなくて、サラリーマン以外の職業を目指した結果が今のワタシです。


 御陰様でいわゆるスーツにネクタイという格好で通勤したのは、新入社員の三ヶ月のみ。以後はずっとジーンズで過ごして来ました。
いまだに冠婚葬祭用の礼服以外、ネクタイを締めた事がありません。
つまり、恥ずかしながらスーツも持ってない訳です。


でも若い時と違って、ネクタイ締めるとなんだか姿勢も良くしなければイケナイ気になるのが判ります。
『アア、大人達が言ってたのはこの事なんだなあ〜』
と言うのが解る歳になった訳です。
だから制服を着崩す事のみっともなさも気になるのですね。


 先日もスポーツ選手のだらしない着崩しに眉をしかめたワタシが、最近の選挙報道を見ていて政治家のノーネクタイが非常に気になる。


 クールビズなるものを率先して普及しようということなのかもしれませんが、カメラの前での公式の記者会見の時くらい、キチンとしてはどうですか?
どうせ会場は冷房入ってるんでしょ?
仮に冷房とめてクールビズというなら、スーツの上着も脱げば良いじゃないですか。
上着は着てるのにネクタイ外して襟のボタンを大きく開け放した姿は、サラリーマンでもオフの姿ですよね。
会社帰りの新橋駅前スタイル。
国民の付託を背負った国会議員たるもの、オンとオフくらいわきまえて欲しいんですよ。
それに、政治家にはオフが無い、という覚悟を持って欲しいものです。


 常に国民からその発言だけでなく一挙手一投足が注視され、規範となる行動を求められる職業だという自覚を持っていただきたい。
エアコンなんて無かった時代の政治家は”政治家”という顔していたうえに、今の政治家より言葉に重みが在りました。
今の政治家は見た目も言葉の重みも軽くなってしまったのだから、せめて”制服”のスーツくらいキチンと着こなしたらどうなんですかね。


 この不況で、企業各社の営業マンですらスーツにネクタイで汗拭きながら頑張ってるのに、涼しいところに居る議員は人前に出る時くらいビシッと決めてもらわないとその発言も重みがないし、第一これまで『服装の乱れは心の乱れ!』と諭して来た若い者にしめしがつかないでしょ!


只でさえ公約もマニフェストも口からでまかせ、と思われてるんだから。

キチンとして下さい!

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