2010年7月18日日曜日

日本も広い!

日本テレビの番組で放映している『秘密のケンミンショー』なる番組をたまに見るのですが、とても面白くて勉強になります。
 この狭い日本のその中の、一つの県の中でも食習慣に大きな違いがある、なんて事が判明して目らウロコ!の楽しい番組です。

 普段何も考えず当たり前に食べている食材の、自分とは違う食べ方に驚き、拒否反応を示す他府県の出身者も、実際食べてみると
『美味しいじゃない!』
となるから面白いですよね。


やっぱりどこかで日本人の舌は共通項があるのでしょうか。


先日はオニギリに巻く海苔は・・?』
と言うテーマでしたが、関西は味付け海苔、関東は焼き海苔と別れている事が判明。

『焼き海苔なんて味が無いじゃない!』
VS
『あのベトベトがイヤ!』
と騒然となってました。


 まあ、どちらでも本人が美味しいと思えば良いんですが、今迄当然と思っていた事が同じ日本人、同じ県民の中でも違うと解ってショックを受ける人もいるようです。
ワタシも、そんなに海苔にこだわって食べてないから、黙って出されたらどちらでもそんなものかと食べてしまいそうな気がしますが、ちょっとビックリしました。


 ちなみにワタシは母が大阪生まれ(実家は岡山県の津山)、ワタシも関西育ちですが、子供の頃から味付け海苔のオニギリの記憶がありません。不思議に思って母に電話して確かめましたが、やはり我が家では普通の焼き海苔を巻いてました。
母の話では、オニギリに塩味ついてるし具も入ってるから味付け海苔の必要無し、それに巻くときベト付きそう、と言う事でした。同感です。
それに、戦後暫くは貧しかったからか海苔なんて巻けなかったそうです。
味付け海苔が各家庭に普及しだしたのは結構最近なんでしょうかね。


それにワタシの経験では、贈答品で戴く様な高級な味付け海苔はそんな事無いのですが、田舎の民宿みたいなところで朝食に出て来るパック入りの味付け海苔は、なんだか蛍光グリーンみたいなギラギラした色に見える事も在り、きっと食品添加物やら防腐剤やらいっぱい入ってそうで、オカズが無いから仕方なく食べますが、あんまり印象が良く在りません。
まあこれは焼き海苔でも同様でしょうね。高級なモノは味も香りもあるけど、安いモノはなんだか着色料が入ってそうですものね。
でも、ご飯だけの小振りな俵型のオニギリになら味付け海苔というのもそれなりに美味しいかもしれませんね。

 土曜の授業でもこの話題でチョット盛り上がりました。
けっこう関西出身、東京在住の方が生徒さんでいらっしゃるので、それぞれの好みを話す事でそれが簡単な自己紹介になって、周りの方と打ち解けるきっかけに成った様です。
 最後は、有明海沿岸にご実家がある生徒さん曰く、
『焼き海苔にしろ味付け海苔にしろアレは工場で作ったモノで買って来るモノ。』
そんなのは食べた事無く、
『海苔は炙りたてが一番美味い!』
とおっしゃる生徒さんがいらして、それまで
『味付けデショ〜!』『エ〜っ焼き海苔だヨ〜!』
と騒いでいた我々は、
さもありなん!
と一同納得でした。


 採れたての海苔でつくったモノを炭火で炙って食べる、と言うのが色も味も香りも最高なんでしょうね、きっと。


 ついでながら、ワタシは昨今コンビニで普及してきた巻き立てパリパリが食べられるオニギリより、温かいご飯で作ったオニギリに巻いた焼き海苔が、時間が経ってシットリした方が好きです。 





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