2011年5月20日金曜日

『路上の宝石』

 先日、土曜クラスに来てらっしゃるMaryさんが、通ってらした写真教室のお仲間と渋谷で写真展を開かれました。
皆さんそれぞれのテーマで撮ってらっしゃるのでいろんなタイプの写真が見られて面白かったです。
Maryさんはご旅行でよく行かれる北欧の街で目にした街角の風景を撮ってらしたのですが、まさに
『旅の徒然に・・
という雰囲気でとても良かったのです。


 それで思い出したのが、ワタシの写真のバイブルとも言える写真集『路上の宝石』・松山猛。

久々に本棚から引っ張りだして来ました。

 三十代の始めに写真にはまったのですが、その時に出逢ったこの写真集には本当に感動しました。
ヨーロッパの街角で通りすがりに出逢い、琴線に触れた何気ないシーン。
それに添えられた短い文章が、写真の背景を拡げてくれます。
なかなかこんな風にサラッと撮れないなあ、と思ったもんです。
かなり影響を受けたせいで、独りで奈良に撮影旅行に行った写真に短い文章を付けて、この本の様に構成してみた事があります。
今引っ張りだしてみるのもハズカシイ出来でした・・・。

 当然ながら写真を撮る感性に加えて、添える文章にもさりげない深みがないとダメなんですね。

今巻末を見ると83年の刊行です
あれから20年近く経ち、当時の作者と同じ様な年齢になっては居ると思うけれど、
まだまだ・・だなあ〜!

まだAmazonあたりで探せる様ですよ。


0 件のコメント: