100億円!
で落札されたそうです。
作品はニュースの写真でしか見た事がありませんが、見る限りなかなか素晴らしい物の様です。
この絵が100億円!と言われても、あまりに桁が大きすぎてピンと来ないのが持たざる者の哀しさですが、これを買った人にとっては、100万円も100億円もあまり変わらないのかもしれませんね。
確かに優れた芸術品(女性にとってはジュエリーもそうかな)には、正常な判断力を麻痺させてしまう魔力の様な物が在る様ですし、だからこそキャンバスと絵の具の固まりに付加価値が付くのでしょう。
需要と供給のバランスで値段が決まり、素晴らしい作品なら値が上がるのは当然と言う物ですが・・・・。
ここまで行くと絵の芸術的価値を正当に評価した値段というより、落札者の妄執の度合いを現す価格ですね
只々欲しい!
その一念!
そこ迄の価値がある絵を独占的に所有したい!イヤ、仮に美術館に飾り一般に公開するにしても自分の名前を所有者欄に書き込みたい、というのはなんだかちょっと下品な行為に思えてなりません。
匿名で買い取って国家に寄贈するならまだしも・・・・。
100億円で何が出来るか、どれだけの困っている人を救えるかを考えた時、一枚の絵にその値段というのは罪深さすら感じます。
自分で苦労して作った作品ですら、値段を付けるのに後ろめたい気持ちが多少は残る私には、自分の死後そこそこに評価されて値段が上がってくれたら嬉しいでしょうが、100億円なんて値段が付いてたら、ビックリして『ソレはあんまりだ!』と、化けて出そうです。
ピカソやモデルに成った女性が生きていたら、どう感じたでしょうか・・・聞いてみたい所です。
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