2010年5月16日日曜日

ジョゼフ・コーネル展

 川村記念美術館では、特別展としてジョゼフ・コーネル展(click here)が開催中でした。


コーネルは手製の木箱に様々なものをコラージュして、一つの小宇宙を作っている作家でした。
 展示室は照明が落とされ、作品のみにスポットが当たるという展示だったせいか、これらの作品を地下室で一人コツコツ作っていたのかと思うとなんだか鬼気迫るものを感じたのですが、作品解説カタログにはきちんと照明の当たった写真が載っています。ソレを見ると奇麗な色彩もよくわかり、抱いていた感覚も変わりました。
 例えて言えば、子供が他愛も無いものを宝物としてしまっている小箱を開けてみたような感じですかね。


 彼もこれを作品として作っていたつもりはないんでしょうね。趣味で一人楽しんでいたのだとおもいます。
彼なりの美意識はこめられているものの、リラックスした在る意味『いい加減さ』があります。


これなら私にも作れる、と思う人も実際作り始める人も多いでしょうね。


川村記念美術館は自然散策路もあって、私達も昼食後藤棚や蓮池、菖蒲田等を散策しました。これからの季節、ちゃんとしたレストランもあるし、食後の散策も楽しめてなかなか充実したひと時が過ごせると思います。


車なら都心から一時間程。
皆さんも出かけてみては如何でしょうか?

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