2011年6月3日金曜日

『NYのため息』ヘレン・メリル

何のCMだったか忘れてしまったけれど、ささやく様なハスキーボイスがTVから流れて来た瞬間に、もう大人になってソコソコ色気づいていたワタシは、背中がムズムズっとしたのを憶えています。
それがNYのため息』ヘレン・メリルとの出会いでした。
すぐにレコード屋さんに行ってこのアルバムを買いました。
http://www.youtube.com/watch?v=YM0PhsP7ulk
おかげでトランペットのクリフォード・ブラウンとも出逢いました。
このソロパートも本当にしびれますねえ!
このアルバムは本当に名曲ばかりで、
クリフォードの冴えた演奏も相まって名盤といえますね。

残念ながらヘレンの他のアルバムは持っていないのですが、
まだ現役で活動してるのでしょうか?
何年か前に来日してコンサートもやっていたみたいですね。

 さてクリフォードですが、
残念ながら交通事故により25歳で亡くなってしまった様です。
ヘレンとのアルバムはその二年前ですから、
いかに彼が天才的なトランぺッターだったかが判ります。
http://www.youtube.com/watch?v=v4KTFtytyR4&feature=related


名ドラマー、マックス・ローチのバンドとの録音が有名ですね。
 この曲以外にも数多くの名演奏を残していますが、
アノ若さで大御所のマックス他の面々と互角以上に渡り合ってることを思うと、
突然の彼の死に多くのミュージシャンがショックを受けたのも当然でしょう。

彼の死を悼んで一つの曲が創られました。
それが名曲『I Remember Cliford』
http://www.youtube.com/watch?v=pRaKTDz4eDI

 たった25歳の若者の死に捧げる曲が作られて、
その曲を数多くのミュージシャンが彼を想って演奏し、
いつか名曲となって行く・・・。
そんなアーティストが今の世の中居るだろうか・・・・。
それを思うと改めて彼の偉大さが解ります。


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