2010年1月4日月曜日

ガードレールって・・・

NHK-TVの番組に『世界ふれあい待ち歩き』というのがあってよく見るんですが、普通の観光番組では行かない様な普通の路地とかにも入って行くのが面白いですね。


 その番組やグーグルアースのストリート・ビューを見ていて気がついたのですが・・・。
パリでもロンドンでもそうですがヨーロッパの街には車道と歩道に殆ど段差が無いだけでなく、それどころか車道と歩道を区切るものが無い所が多いんです。


 片側2車線で日本なら、というか東京なら車道と歩道にはかなりの段差が在り、ガードレールかパイプ製の柵で仕切られて植え込みなんかがありそうなところですが、等間隔に腰の高さ位の石か鋳鉄らしきポールが在ればまだ良い方で、殆どフラットなんです。
歩車道分離だけでなく、アムステルダムの運河沿いの道にも柵は在りません。


車は落ちないんでしょうか?


 雨が日本みたいに沢山降らないから側溝との段差が低くて済むのかもしれませんが、それにしても歩車道の分離と歩行者の安全確保はどうなってるんでしょうか。
もしかしたら、あえて区切らない事で車側が用心する・・・と言う思想なんでしょうか。


 東京と違って、都市を囲む環状道路が整備されていて幹線道路が都市の内側に無く、大型トラック等の交通量も平均速度も低いと言う事も一因かもしれませんね。


 確かにガードレールもガードパイプも無い方が街の景観はスッキリ広々するし、在る事で違法駐輪を誘発したり落書きやビラを貼られたり、植え込みにはゴミを捨てられたり・・・と、景観の観点からはネガティブな存在ですよね。


 歩行者の安全と言う面では、路肩に駐車している車が防壁になってるみたいな街も在ります。
もし柵が無い事で歩行者が危険、と言う事なら彼の地でも付けてるでしょうし、実際の所どうなんでしょう。
そう思って東京の都心部を見直すと、ガードレールやガードパイプが無くポールになってるところが結構ありますね。
これは景観を重視した、と言う事なんでしょうけど・・・・。


深く突き詰めて行くと


『人間の自由と権利』


なんてとこまで行きそうです。


 何故彼の地の街の構造が斯くも違うのか、それはどんな思想故なのか誰か教えて下さいませんかね。



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