2010年1月28日木曜日

品格

モンゴル出身の力士の行状が、最近また話題になってます。


曰く、酒に酔って深夜の街で暴れ警官まで出動、挙げ句にマネージャーに暴行・・・だったのが今日に成って身内の人間でなく一般人が殴られたと判明、協会への虚偽申告まで明らかに・・・。


事ここに至っては、私は引退しかないと思いますが。
それにしても、今までにも散々問題を起こしていただけに、もっと早く厳しく処断していれば”横綱の”不祥事では無かったものを・・・。


そもそもの発祥が神事であり、国技の相撲。


その最高位の横綱は、実力人格ともに人から尊敬される物でなければならないと言うのは理解出来るし、今までの横綱もそうあろうと苦労して来たわけです。


圧倒的な強さ、しかし勝っておごらず謙虚さと敗者への配慮を併せ持つ、<強者のみが持ち得る優しさ>というのが求められる品格だと思います。
それは日本人のメンタリティーに深くしみ込む”求道”の姿勢でもあり、究極の目標だと思います。
長く厳しい修行の果てにその境地に達したからこそ、周囲から尊敬されるのです。


それなのに、強けりゃ何やってもお咎めなしと言うのは論外。
 横綱の歴史を汚した訳ですから、それをしめる資格は無いと思います。


彼だけでなく、ここまで甘やかして来た協会に責任はあるのだから、事件が事実ならさっさと横綱資格を剥奪するのみならず、解雇すべしだと思いますがいかがなものでしょう。

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