2010年1月8日金曜日

生者必滅、会者定離

とはいうものの、なかなか受け入れるのが難しいのが俗人の常ですね。


正月も松が明けたので書く事にしますが、今年の正月はこれまでになく悲しい正月になってしまいました。
家族同様のペットの犬が二匹も相次いで死んでしまったのです。


今回妻の仕事のシフトもあり元日に実家には戻らなかったのは前にも書きましたが、弟家族はペットの犬エルとジェイの二匹を連れて大晦日から帰省していました。


二日の深夜にそのうちの一匹ジェイ君が急死したのです。


皆が驚き、悲嘆にくれて火葬の手続きを決めた5日朝、今度は実家で飼っていたパールが冷たくなっているのを起きて来た父が見つけました。


パールは以前このブログでもご紹介しましたが、もう14歳でした。



母犬ルビーが産んだパールとエメラの姉妹として家族皆に可愛がられたのですが、秋頃から咳が続き年末には食欲も無くなって痩せてしまったので、両親もこの冬乗り切れるか心配していたくらいなので、『寿命が尽きた』と諦めが付くのですが・・・・。
ジェイが亡くなって急に食欲が戻った様に食べだしたそうで、落ち込んでる両親を元気づけようと思ってるのかなと話していた矢先の事でした。


ジェイはまだ4歳でした。





 もともとペットショップにエルを買いに行ったとき目が合ってしまい、身体が弱いのを承知でおまけに付けてもらったような犬だったので、長生きは出来ないだろうと弟達も解っていた様ですが、亡くなる寸前まで元気に跳ね回っていたのが実家の父の膝の上から滑り落ちた時にはもう意識が無かったそうです。


 動物病院の医師の話では脳梗塞だった様で、一瞬で意識がなくなり痛みも何も感じなかったろうというのがせめてもの慰めです。


二人の姪のうち妹は、元日夜には用事があって自宅に母親と戻っていたので臨終には立ち会えませんでした。
エルとジェイはそのまま姪達そっくりで、自分の分身の様に思って可愛がっていたジェイの突然の死を、彼女はなかなか受け入れる事が出来ない様でした。
火葬して真っ白い骨になったパールとジェイを見て、ようやく諦めが付いた様でした。


ペットを飼えばいずれその死に立ち会わねば成らないのは解っていたし、可愛ければ可愛い程別れがつらいのは、今まで何匹も飼って来た犬の死に立ち会っているので体験済みだけど、フトした拍子にパールが居ない事に気づかされて、悲しいというより寂しい。


英語で『I MISS YOU!』と言うのはこんな感じかな。


でも、二匹とも天国で先に逝ったルビーやエメラと仲良く駆け回っている事でしょう。
今まで私達家族に笑顔を呉れた二匹に


合掌


 そんなこんなでこの正月は悲しい事の連続でしたが、まだ若い姪達には傷ついた心を修復する時間も体力気力もあるし、他に関心を注ぐ事も沢山あるから心配は無いのですが、両親は急に二人だけに成ってしまったのでペットロス症候群が心配です。


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