2010年4月13日火曜日

宇宙の神秘!

NHKでハッブル宇宙望遠鏡の特集をやっていました。



宇宙がビッグバンで誕生したあとどんな風に宇宙が進化してきたのか・・・高性能コンピューターを使った数学的推理に依るモデルを、去年大々的な修理が終わって性能を一新したハッブル宇宙望遠鏡による観測が裏付けた、という内容でした。


 今更此処で素人のワタシが解説するのもナンですが、望遠鏡で遠くの宇宙を観測することは、はるか昔に遠くの星が放った光を観測している訳で、逆に宇宙が誕生したと言われる137億年前に近い過去を見ようと思えば、137億光年に近い遠くの宇宙を観測すればいい訳です。
今回の修理で新たに131億光年離れた天体の観測に成功したそうです。
こう書くと簡単ですが、遠くに在る星の光程弱くなる訳ですし、地球上では大気の揺らぎが光を曲げたりと精密な観測は出来ないので空気の無い宇宙に望遠鏡を置く訳です。


 それにしても距離と時間が比例するって、日常ではあまり考えられないですよね。
衛星中継で声が遅れて届くってのも同じ理屈で、距離の遠さは感じるけど、よく考えると届いた声は過去の声なんですよね。


 宇宙の誕生からしばらくは暗黒なのですが、しばらくすると最初の星が青白い光を放つだろう、という数学的予測を観測によるデータが裏付けた訳ですが、青白く冷たい光を放つのはエネルギーの高い超高温の星。
そんな青い星しか無い宇宙・・・見てみたいですねえ。


そんな星々が生成崩壊を繰り返して出来た宇宙の塵が集まって我々も産まれて来たのだと思うと、感慨深いですねえ。
それにしても聖書の創世記天地創造の一節を想起します。
『神が光あれと言われた・・・・』の一節です。


 ハッブルが撮った画像は本当に美しくて、且つ世界中で宇宙誕生の神秘にせまる研究を支えています。
アメリカが打ち上げたこの望遠鏡はもはや宇宙に向けられた『人類の眼』とも言える共通財産になりつつありますね。
去年の修理で寿命が延びたそうですが、願わくばこの計画はいつまでも続けていって欲しい物です。
その為にも戦争なんかにお金つぎ込んでばかりいないで貰いたいですね、アメリカは。
そしてこの手の研究は、今後国際協力で運営していく方法も考えないとねえ。

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