二郎さんと言えばワタシの世代はコント55号!
テレビで育ったワタシ達に、それまでの伝統的なお笑いとは革命的に違う『コント』という形体を提示してくれたのです。
ステージを右に左に走り回るいわゆるドタバタ喜劇の流れ。
関西育ちのワタシには吉本新喜劇でおなじみのスタイルでしたが、当時の東京の人にはイロイロ揶揄されたと思います。
でも、当時の私達子供はそんな事お構い無しに笑ったなあ〜!
まるで猿回しの猿の様に欽ちゃんに舞台を走り回らされて、ヒーヒー言ってる二郎さん。疲れて来るとすがる様な目で欽ちゃんのつっこみを待っていましたねえ。
痛々しいくらい『一生懸命』の一言でした。
でもそんな自分を楽しんでるのか、次は欽ちゃんがどう自分をいじってくれるのか楽しみにしてる様で顔は笑ってました。
欽ちゃんもどこまで二郎さんがついて来れるか、見極めながら楽しそうにやってましたねえ。
本当にいいコンビでした。
訃報に接した欽ちゃんのコメントが『二郎さんのバカ!』だったのも短い一言に万感の思いを感じて、流石言葉に敏感なコメディアン、あの二人の関係ならそうだろうなあ、と思わされました。
ここ数年は脳梗塞のリハビリで大変だったご様子。
もう不自由な身体から解き放たれて、思う存分舞台を跳ね回れるでしょう。
合掌!
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