今日の夕方、買い物帰りにいつものカフェに寄り道しました。
先日食べ損ねた焼きリンゴを早速注文。
出て来たのは、こちらの予想と違っていました。
コレが去年秋の焼きリンゴ。
リンゴ丸ごと一個をルクルーゼで蒸し焼きにしたものです。
そしてこちらが今年の焼きリンゴ。
スポンジケーキの上にオーブンで焼いたリンゴ半個を乗せ、クリームと青リンゴのソルベにミントの葉が添えられています。
なんだか田舎から出て来た娘が一年の都会暮らしでオシャレに変身した、という感じです。
味も去年は口の中いっぱいに甘酸っぱいリンゴの香りが広がって、リンゴそのものがその味を主張していたのに対して今回のリンゴは控えめです。
でもリンゴの果汁と香りはしっかりと口の中にひろがり、秋風の中クリームやソルベとアンサンブルを奏で、楽の音は静かに消えてゆく・・・。
見かけに寄らずアッサリしているので、もう一つを今度はゆっくり確かめながら食べたくなります。
美味しい!記憶だけが残って、舌の上に味が残らない”儚い味”。
どうやら本当に美味しいものにはそういう共通項があるようです。
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