2009年12月22日火曜日

マニフェスト

ガソリンに掛けられている所謂『暫定税率』維持が発表されて、世間は騒々しくなってきました。
首相も抱える諸問題について、様々な声を聞かなくてならないから決断するのも大変でしょうね。


どっちに決めても誰かから批判される、あんな立場には成りたく無いものです。


 それにしても高速無料化とガソリン税に関しては、人やも物の移動にかかるコストが大幅に低下して社会構造がガラッと変わり、景気の下支えと地方経済の活性化による内需拡大の可能性が在るのではないかと思って期待していたので、これが後退するのは残念です。
かつて、石炭から石油へエネルギーシフトしたとき以来の大改革になると思ったんですけど・・・。
今の日本で、今後持続的に景気を浮揚させる可能性がある名案が他に今の政府に在るのでしょうか。


 加えて、政府は休日の取り方を平準化して休日や盆正月に集中するのを防ぐ方策を考えるそうですが、今の様に高速料金が土日祝日しか安くならなかったら、効果も薄いでしょうし不公平感まで生んでしまいます。


 いつ乗っても降りても高速道路が無料(もしくは千円)だったら、土日祝日に行かなくても平日休みを取って行こうと思う人も増えるでしょうが。


 先の選挙で民主党に投票した人は、自民党に嫌気がさした事もあるでしょうが、民主党のマニフェストに自民党には出来そうに無い、なにかドラマティックな社会変革を期待していたのでは無いでしょうか。
斯く言う私もその一人でした。


もっとも、私は民主党には投票しませんでしたが。


 どうも二大政党制がそんなに良いとは思えないんですよね。


物事AB、白か黒だけでは決まらないし、少数意見が全く反映されなくなるのも不安です。
最低三党があって、議案ごとに是々非々で合議して戴きたいと思います。


そう言う意味で、今の連立政権にはちょっと不満です。
国民の指示を得ていない政党の党首が裏でどんなやりとりが在ったかしれませんが、内閣で重要な役職に就いてるのは解せない。
野党として、正々堂々国会の場で政府を批判したり協力するなりして欲しいですね。


 それにしても暫定税率の”暫定”を取り払い、これを固定化して税額を維持するというなら、せめて税金に消費税をかける税の二重取りは是非とも是正してもらいたいものです。
どうして、マスコミもこれを問題にしないのか本当に不思議です。



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