2009年11月19日木曜日

ガソリン税と道路

ガソリン税の暫定税率を廃止、環境税に変えて自動車関連以外にも使える一般税化の話が出ていますが・・・。


どうもスッキリしないなあ〜。


 そもそもガソリン税は道路の整備に使われるから、という事でみんな不承不承払って来たわけです。
ここで一般税化というのはドライバーの一人として納得出来ないから、それなら高額の暫定税率を廃止というのは当然です。そのかわり、環境負荷に対して環境税として徴収するというのも時代の趨勢としてやむを得ないでしょう。


でも、それで道路整備に廻される分が減ってしまうとなると、不安です。


あれだけの高額な税金を払っていてさえ、日本の道路事情はとても十分とは言えないと思うからです。


 特に人工密集地である都市の近郊なんか、無計画に宅地開発してきたツケが回って来て、交通量に応じた道路構造になってない所ばかり。


ガードレールすら無いのは当たり前、白線一本だけで歩車道分離も満足に出来てない上にゴミは吹きだまり電柱が林立。
おまけに夜は照明すら無い、なんて道路をバスもトラックも歩行者をかすめるように走る。


 市街地にしても事故の大半は交差点で起きているにも拘らず、夜間照明が不十分で信号待ちしている歩行者が見えにくい。
肝心の信号機やら標識の柱が林立して歩道が狭く、歩行者や自転車、車椅子が車道に出ないと通れなかったり死角になって車から見えなかったり。


 今後高齢化が進みますが、その老人たちのほとんどが免許を持ち車の運転が出来る事を考えると、病院や公共施設の駐車場整備を含めて、市街地や住宅地の生活道路を安全に整備する事に重点をおかねばならないと思います。


 それにいつも思うのですが、やたらと信号機ばかり付けるのは官僚が天下る先の会社を潤わせるだけで、建設費も電気代も保守管理の維持費もかさむのだから、信号機が無くても良い都市構造を考える所から始めて欲しいですね。


 イギリスもフランスも車で走ると判りますが信号機が少なく、交差点は都市部だけでなく郊外になるとラウンドアバウトとかロータリーになってる所が多いです。


 信号機はいらないし自然に速度を落とすし、何故日本の郊外にも作らないのか不思議です。


 今後は税金がどのように使われてるのか出来る限りオープンにして、既得権益団体だけが潤うような構造は撤廃してもらいたいですね。
そしてドライバーも、自転車や歩行者そして車椅子も安心して走れる、又歩ける道路を整備していって戴きたい。


ですから、納税する側としては新政権には高速道路も含めた道路環境整備に関して、これからの新たなヴィジョンを提示して欲しいと思います。


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