土曜の授業では、腕時計も話題になりました。
生徒さんのT君が新しい腕時計を買ったのです。
T君は東京近郊の市役所に勤めていますが、学校に来る時はいつもオシャレに気を使ってるようで、私の様に上から下まで無印良品、ユニクロで十分な人間にとっては、イマドキの若者のファッションはこうなのか〜と、勉強になる人です。
彼が帰り際大きな紙袋を持っていて、周りの生徒さん達に聞かれ初めて腕時計を買った事を話したのです。
シャイなT君は『時計の事詳しく無いんで・・・』と、なかなか恥ずかしがって見せてくれないのですが、同じクラスのN君も私も腕時計には興味があるので、半ば無理矢理箱を開けてみせてもらいました。
クリスチャン・ディオール・オム・シフレルージュという時計で文字盤は黒。
恥ずかしがるT君が着けると、実に良く似合ってカッコイイ!
その後N君と腕時計の話でちょっと盛り上がりました。
彼はゼニスのクラスエリートという時計を持っているそうです。これも彼に良く似合いそうです。
私は普段TRASER H3 TYPE3を使っています。
時計に求めるのはまず第一に正確さと視認性だと思うので、どうしても軍用時計を選んでしまいます。
こいつの前はストッカー&イェール。
手巻きで軽くてとても気に入ってたのに、ゼンマイを巻き切ってしまい今のに買い替えました。
両方ともトリチウムという自己発光物質を使っていて真っ暗闇でも時間が判ります。
その前はベトナム戦争時兵士に支給されたというプラスティック製、手巻きの使い捨て前提のモノ。
これもゼンマイを巻き切ってしまいました。
たまにスーツでワイシャツなんて時は、黒ダイヤルはちょっと合わないので妻が買ってくれた白ダイヤルに革ベルトのミューレ・グラスヒュッテをはめます。
これもデザインは軍用っぽいのですが、針のデザインが繊細でどことなく上品なので気に入ってます。
ただ、光の具合に老眼が重なってたまに読み取りにくい事があるんです
お揃いのデザインで黒ダイヤルが欲しいところです。
上品と言えば、高校に入った頃祖母がくれたのがこの時計。
スイスはインターナショナル製の自動巻。
もう亡くなってしまいましたが、祖母は私が物心ついた頃からずっと病院の付き添いさんをしてました。
この時計は麻薬Gメンをしてらした患者さんのご家族から、お世話になったお礼にと戴いたものだと聞きました。
言わば祖母の汗の結晶ですね。
祖母はしばらく自分で使っては見たものの男物で大きいので呉れた様で、ベルトは祖母が取り替えたらしいバンビ時計バンドが付いてます。
高校の頃は値打ちが判らないので年中はめていて、汗でリューズが錆びてしまい何度かオーバーホールに出しました。傷つきやすい風防ガラスはアクリルなんですが、オリジナルとは違うものに変わってます。
普段防湿庫にしまって在りますが、引っ張りだして来ました。
本当は動かしておいた方が良いのですが、ベルトのバックルが少し緩くなっていて落としそうなので最近しなくなりました。
でも改めて見るとなかなか良いから、この際ベルトを交換して使おうかな。
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