こちらがその完成品
一見平打ちリングですがU字にゆるやかにカーブしてます。
リングの厚みになる側面は鏡面仕上げ、表面は荒らしてあります。
お客様の指にすると・・・
完成したリング単体で見るより厚みが気にならないと思います。
表面の荒らし処理はお客様の肌色に合わせて荒らしの程度を調整しました。
一度鏡面に仕上げてから荒らして行く訳ですが、荒らしすぎてもプラチナ特有の暗い感じになってしまうし、足りないとテカテカしてリングだけ浮いてしまうし、微妙な所です。
普通プラチナのリングはスリ傷の防止と、メレーダイアを彫り留めしたものはタガネの彫り跡が黒く見えてしまうので地金を白く、ダイヤを明るく見せるためにプラチナより光を反射するロジウムのメッキをかけるのですが、今回はしていません。
お客様が毎日着ける事が前提なので、時間が経ちスリ傷がついた時にメッキしてある部分との白さが違いすぎて、あまり綺麗に見えないからです。
ですから写真ではフラッシュで光ってしまってますが、実際はプラチナ本来のもっと落ち着いた質感です。
お客様にも喜んで戴けた様で、『主人にも誉められました!』と先程メールを戴きました。
まずはメデタシ、メデタシ!
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