2010年12月27日月曜日

How to make Titanium Jewelry 2

さて、表側の板が用意出来たら今度はそれに合わせて腰になる板を作ります。
今回は厚み1.0mmの板を使用します。
全く同じ大きさに作ると、重ねた時に表の板よりはみ出て見えておかしいので、少し小さめに作ります。
切り抜いて外側の輪郭が定まったら、下の写真の様にある程度の幅を残して内側を切り抜きます。
切り抜いたら内側の断面を、下の写真の様にきれいに磨いておきます。
さて、ここでいよいよ表面の板と腰の板を接合して行く訳ですが、
下の写真を見ていただくと解る様に、花びらの先端部分にスペーサーをはさんであります。
表と腰の間にブローチ金具を納める為の空間を作る為でもありますが、ブローチ全体の立体としてのボリュームを持たせる為でもあります。どれくらい持ち上げるかは、全体の大きさを考えて決めます。
高めにしておいて接合前に仮付けして様子を見、調整する事もあります。
今回も花びらの反りが均一でないため、まず平らな腰板の方にスペーサーを溶接。それぞれの花びらに対応する高さを調節して本体と接合します。
腰板の花の中心に近い部分、ここにはスペーサーとして丸線を使用してます。
まず接合前に腰板に1.0mmの穴を開けておき、花びら先端部分の接合が終わったら、ボール盤でその穴を通して表板に1.0mmの穴を少し彫ります。そこに丸線を差し込んで両方を溶接して固定、というやり方です。
このままでは中心部と先端と二カ所しか接合されてないので、花びらの中間部分にもう一カ所スペーサーをはさんで強度を確保します。
本体部分の接合が全て終わったら上から見てはみ出て見える腰板部分をヤスリで削って修正します。
この作業があるので、最初に腰板の中を抜くときに残りの幅に余裕を残しておかないと、最終的に幅が細く成りすぎます。
花びらの先端部分に近い程幅が狭く成ると見た目も良いですね。

さて、次回は花の中心の石座部分の加工です。


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