2010年6月25日金曜日

消費税を還付?

首相が言うには低所得者層の不公平感を取り除くためには、全額還付も視野に・・・だそうです。
あきれかえりましたね、まったく。
私は税に関しては素人ですが、それでもこれが馬鹿げた事だと判る。
第一、還付の根拠はどうする?
レシート領収書のたぐいは、小額なモノも全部保管して申告しないとダメでしょ!?
加えてそれらが本物か偽物かどうやって判別するのか?
今迄申告しなかったサラリーマンまで申告に押し掛けたら、税務署なんかパンクでしょ!
それにそもそも、住所が無くて申告出来ない本当の困窮者には還付されないじゃないですか。
例の自民党時代の定額給付金の際に、さんざんその給付のコストが問題になったのにモウ忘れたの?!
徴収や査定や還付にコストがかからず、かつ不公平感がないのが良い税制なんじゃないですか?
お金がないからと増税しておいて、還付のために経費をつかってどうする!


 だったら消費税増税なんかしないで、かつての物品税と同様、生活必需品は非課税として贅沢品の税額を累進的に上げたらどうなの?


 それに所得税の累進課税を見直す、儲かってる企業(トップが9億円も貰ってる会社をはじめとして)の法人税を上げるとか。
ただ所得税にしても法人税にしてもお金持ちには節税という手があるから、補足率から考えると物品税等の間接税の方が取りやすいかもしれませんね。


もう一つ、今財界が主張している『法人税を下げないと日本企業の国際競争力がなくなる』という論調にも疑問があります。
かりに今法人税を下げて経済を建て直しても、その結果日本の信用が上がって今より円高になったら、法人税が低くても単なる製造業はやはりやっていけないでしょう?
そしてその単なる製造業のノウハウや熟練工の質の高さこそが、これまで日本の武器だったわけです。
国際競争力のあるオンリーワンの会社は、法人税が高くても世界を相手に今立派にやってるわけだから、競争力と税率は話が別なんじゃないですか?
法人税が安くなれば、日本に乗り込んだ外資(中国企業あたり)が国内企業を買収するだけじゃないですか?


 税金は沢山稼いでいて払っても困らない、払える人が払う、というのが公平なんじゃないですか?
消費税は税率が低く生活必需品が非課税ならまだしも、今の状態で増税したら格差が増すだけだと思います。
それに、私を含めた零細小売店などは消費税を国庫に納付しなくても良いというのも、おかしいですよね。
 もう一つ、例のガソリン税の時も書きましたが、二重課税は解消するつもりは有るのでしょうか?


だいたい、先の衆院選には四年は消費税上げませんと言ってたのに、首相がこんなトンチンカンな事を選挙戦開始早々言い出すんじゃ、高速道路無料化に始まって、ガソリン税撤廃、普天間問題等、民主党って本当にその場しのぎの口先だけのド素人集団なんだとみんな考えるんじゃないかな。


かといって、それを攻撃してる野党もじゃあ政権取ったらちゃんと言った通りやるのか・・・・?
疑問ですよねえ〜!



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